イートアンドホールディングスJP:2882

時価総額
¥228.2億
PER
中華惣菜を中心とする冷凍食品の製造・販売と、日常食を中心とする外食事業のチェーン展開を手がける。

沿革

1977年8月

大阪王将食品株式会社設立 資本金200万円

1991年11月

商事部を設立し、食料品の販売を開始

1993年9月

商事部にて生協向けの冷凍食品販売を開始

1996年2月

本社社屋兼工場竣工(現 関西工場)

1996年8月

株式会社大阪王将に社名変更

1997年4月

「よってこや」ラーメン事業部を設立、ラーメン業態の加盟展開を開始

2000年4月

東京営業所開設

2001年4月

商事部にて量販店向けの冷凍食品販売を開始

2002年10月

大阪市中央区南久宝寺町へ本社移転

2002年10月

イートアンド株式会社に社名変更

2003年1月

新業態「パン屋カフェ コートロザリアン」南久宝寺店開店

2003年11月

「大阪王将」関東進出 「大阪王将」新宿店開店

2004年7月

「大阪王将」の関東地区での加盟展開を開始

2006年5月

東京都港区芝浦へ東京営業所移転

2007年10月

ISO9001認証取得

2009年8月

関西工場 冷凍食品製造ライン 設置

2011年6月

大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場

2011年10月

ISO22000認証取得

2011年12月

「大阪王将」300店舗達成(「大阪王将」とれび天下茶屋店)

2012年6月

株式会社ナインブロック(現連結子会社)の株式取得による子会社化

2012年9月

関東工場(群馬県邑楽郡板倉町・現 関東第一工場)竣工

2012年10月

東京都港区虎ノ門へ東京オフィス移転

2012年11月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2013年3月

大阪証券取引所JASDAQ市場における株式の上場を廃止

2013年8月

東京オフィスを東京ヘッドオフィス、大阪本社を大阪オフィスへ変更

2013年12月

東京証券取引所市場第一部に指定

2017年4月

現所在地(東京都品川区東品川)へ東京ヘッドオフィス移転

2018年2月

「大阪王将 羽根つき餃子」水無し・油無しで羽根つきの餃子ができる冷凍食品(餃子羽根形成剤)に関する特許を取得

2018年8月

一特安餐飲股份有限公司(台湾・現連結子会社)設立

2019年11月

関東第二工場(群馬県邑楽郡板倉町)竣工

2020年10月

会社分割による持株会社体制へ移行

株式会社イートアンドホールディングスに社名変更

2020年12月

現所在地(大阪市淀川区宮原)へ大阪オフィス移転

2021年1月

株式会社一品香(現連結子会社)の株式取得による子会社化

伊特安樂餐飲管理(上海)有限公司(中国・現連結子会社)設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行

2022年6月

FSSC22000認証取得

2022年9月

関東第三工場(群馬県邑楽郡板倉町)竣工

事業内容

イートアンドホールディングスグループは、9社から構成される企業グループで、主に冷凍食品の製造・販売と外食事業のチェーン展開を行っています。同社の食品事業では、「大阪王将」ブランドの冷凍食品を全国の生活協同組合や一般量販店に卸売りし、インターネットを通じた直販も行っています。外食事業では、大衆中華料理の「大阪王将」、ラーメンの「よってこや」や「太陽のトマト麺」、ベーカリー・カフェの「R Baker」や「コシニール」、中華料理の「一品香」など、複数の自社ブランド店舗を直営・フランチャイズ形式で運営しています。

同社グループの主要商品である餃子に関しては、群馬県邑楽郡板倉町および大阪府枚方市の工場で製造された冷凍餃子を販売。また、トレーサビリティと検査体制を確立した提携生産者に製造委託しています。外食事業では、具と皮を自社工場で製造し、直営店およびフランチャイズ店に配送。各店舗で成形・販売を行っています。

店舗数に関しては、2023年2月28日時点で、直営店113店、加盟店350店、合計463店を展開。地域別内訳では、関東が最も多く、次いで近畿、中国・四国、九州・沖縄と続きます。海外では、直営店5店、加盟店14店を運営しています。

経営方針

イートアンドホールディングスは、持続可能な社会の実現に貢献することを企業理念として掲げ、食を通じて全てのステークホルダーの幸せを創造し続けることを目指しています。この理念の下、同社は「パーパス」と「サステナビリティ」の推進、事業ポートフォリオの強化、新規事業の積極的な探索を中心に成長戦略を展開しています。

中期経営計画「Sustainable Growth 2024」では、2024年度までに売上高500億円、営業利益25億円、売上高営業利益率5%、ROE8%、EPS100円を目標としています。これらの目標達成に向け、同社は組織基盤の強化と持続的な成長を目指しています。

具体的な戦略として、外食事業と食品事業の両輪を深化させることに加え、海外アジアへの出店拡大、外食ECへの着手、M&Aとアライアンスによる事業補完を通じて、新規事業の探索を進めています。これにより、グローバル売上高1,000億円を目指す長期ビジョン「Eat&チャレンジ2030」を実現するための基盤を築いています。

また、食品事業では関東第三工場の安定稼働とライン増設、AIやIoTの積極導入による省人化・効率化を進め、生産性の向上と供給能力の拡大を図っています。外食事業では、「大阪王将」ブランドの新関東限定FCモデルを軸にFC出店を積極的に進め、海外展開では中国・台湾を中心に店舗展開を進めています。

イートアンドホールディングスは、これらの戦略を通じて、食を通じた新しい価値の創造と持続可能な成長を目指しています。