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セイヒョーJP:2872
沿革
1916年3月 |
製氷業を目的に新潟市において新潟製氷株式会社(資本金50千円)を設立 |
1917年4月 |
清涼飲料水の製造販売を開始 |
1924年7月 |
冷蔵倉庫業開始 |
1925年5月 |
日本製氷冷蔵株式会社を吸収合併 |
1946年9月 |
越佐製氷冷凍株式会社に商号変更 |
1948年6月 |
新潟県両津市(現、佐渡市)に佐渡工場を建設、製氷及び冷蔵倉庫業を開始 |
1948年6月 |
新潟工場で冷氷菓製造販売を開始 |
1949年7月 |
新潟証券取引所に株式を上場 |
1950年9月 |
新潟製氷冷凍株式会社に商号変更 |
1952年9月 |
冷凍魚、冷凍食品の販売を開始 |
1957年3月 |
アイスクリームの販売業を開始 |
1961年2月 |
新潟工場でアイスクリームの製造を開始 |
1969年12月 |
新潟県南蒲原郡栄町(現、三条市)に三条工場を建設、冷凍倉庫業を開始 |
1971年7月 |
東京都中央区に東京営業所を開設 |
1975年10月 |
新潟県豊栄市(現、新潟市)に豊栄工場を建設、冷凍倉庫業を開始 |
1978年6月 |
新潟県両津市(現、佐渡市)の旧工場を取壊し、新たに冷凍倉庫、貯氷庫、冷菓製造室を建設 |
1981年3月 |
豊栄工場にアイスクリーム配送用冷凍庫を建設 |
1982年9月 |
三条工場で和菓子の製造を開始、和菓子部門に進出 |
1986年5月 |
豊栄工場に第二冷凍倉庫を建設 |
1995年2月 |
豊栄工場に第三冷凍倉庫を建設 |
1995年9月 |
株式会社セイヒョーに商号変更 |
2000年2月 |
新工場への移転に伴い新潟工場閉鎖 |
2000年3月 |
東京証券取引所市場第二部へ移行 |
2000年3月 |
新潟市北区島見町に新潟新工場建設操業開始 |
2007年3月 |
三条工場に和菓子製造専門工場増設 |
2009年12月 |
新潟工場においてISO22000:2005認証取得 |
2011年12月 |
三条工場においてISO22000:2005認証取得 |
2015年4月 |
豊栄工場敷地内にアンテナショップ「もも太郎ハウス」オープン |
2016年3月 |
創業100周年を迎える |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行 |
2022年4月 |
株式会社Wealth Brothersと資本提携契約を締結し、第三者割当増資を実施 |
事業内容
セイヒョーは、単独事業体として、アイスクリーム類や和菓子の製造販売、冷凍食品の仕入れ販売、寄託品の保管業務を主な事業としています。同社は冷凍食品製造を中心とした単一セグメントで運営されており、具体的な製品には氷菓、アイスクリーム類、冷凍和菓子(笹だんごや大福など)、冷凍果実が含まれます。
生産は新潟工場と三条工場の2箇所で行われており、これらの工場では冷凍倉庫も設備されています。特に、三条工場では冷凍保管業務も手掛けています。新潟工場では、氷菓やアイスクリーム類の製造が主で、その約半数は他社からの受託加工品です。一方、三条工場は冷凍和菓子を中心に製造しています。
営業部門では、新潟、佐渡、東京の各地域に拠点を置き、自社製品及び他社製品の販売を行っています。物流保管部門は、製造を行わない豊栄工場の冷凍倉庫を利用して冷凍保管業務を提供しています。
このように、セイヒョーは製造から販売、物流保管に至るまで、冷凍食品関連の幅広い事業を展開しており、特にアイスクリーム類や和菓子の製造に強みを持っています。
経営方針
セイヒョーは、中期経営計画「Creative2024」を策定し、安定的な収益基盤の確立と事業拡大を目指しています。同社は、売上高、営業利益、営業利益率を重要な経営指標と位置づけ、最終年度の目標を「売上高4,200百万円、営業利益50百万円、営業利益率1.1%」に設定しています。この目標達成に向け、製品開発力の強化、自社製品の販売強化、生産工場の生産性向上、品質管理体制の強化、物流体制の強化、新規事業の開拓といった重点施策を実行しています。
製品開発力の強化では、製品開発室の活性化と新製品に対する販売目標の設定・進捗管理を行っています。自社製品の販売強化には、組織運営の見直し、営業体制の強化、営業活動管理の徹底、ブランド力の向上を図っています。生産工場の生産性向上では、生産管理業務の構築・改善、機械の更新・メンテナンス、製品トラブルの撲滅とロス削減に努めています。
品質管理体制の強化には、クレームや製品トラブルの撲滅、品質管理のマネジメント強化、ISO22000システムの有効活用を進めています。物流体制の強化では、在庫管理の徹底、物流ネットワークの構築、安全衛生の向上と環境整備に注力しています。新規事業の開拓では、三条工場の有効活用、秋冬事業の拡大、アンテナショップのリニューアル及び販売強化、WEB販売事業の強化を目指しています。
これらの施策を通じて、セイヒョーは全社員が成長を実感できる職場環境の構築、地元新潟からの価値発信、顧客満足度の向上、安定的な利益の確保、企業価値の向上を目指しています。