エバラ食品工業JP:2819

時価総額
¥308.6億
PER
17.3倍
食品事業では家庭用、業務用調味料の製造販売、物流事業では倉庫業、貨物運送取扱、その他事業では広告宣伝、人材派遣を展開。

沿革

事業内容

エバラ食品工業グループは、食品事業、物流事業、およびその他事業の三つの主要セグメントで構成されています。食品事業では、家庭用商品として肉まわり調味料(黄金の味、焼肉のたれなど)、鍋物調味料(すき焼のたれ、キムチ鍋の素など)、野菜まわり調味料(浅漬けの素など)、その他(横濱舶来亭カレーフレーク、プチッとうどんなど)を製造販売しています。業務用商品としては、肉まわり調味料、スープ群、その他(浅漬けの素、丼のたれなど)を提供しており、海外の子会社を通じてもこれらの製品が販売されています。

物流事業は、株式会社エバラ物流が倉庫業と貨物運送取扱業を担当しています。これにより、エバラ食品工業グループの製品が効率的に流通する基盤を支えています。

その他事業としては、株式会社横浜エージェンシー&コミュニケーションズが広告宣伝事業と人材派遣事業を展開しており、グループの多角的な事業展開を支える役割を果たしています。

エバラ食品工業グループは、これらの事業を通じて、国内外で幅広い製品とサービスを提供し、消費者のニーズに応える多様な事業活動を展開しています。

経営方針

エバラ食品工業は、中期経営計画「Unique 2023 ~エバラらしさの追究~」を推進しています。この計画は、国内外の事業環境の変化に対応し、新価値創造による企業成長を目指すものです。基本戦略として、コア事業による収益強化と戦略事業の基盤確立、ブランド成長を掲げています。エバラ食品工業は、独自性と面白さを追求し、コア事業の収益強化とともに、将来の成長ドライバーとなる戦略事業を推進しています。これにより、新たな需要と市場を開拓し、事業規模の拡大とエバラブランドの育成を図っています。

「Unique 2023」の最終フェーズでは、新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格の高騰などの環境変化に対応するため、コア事業の収益力強化、生活に寄り添う商品の開発、収益モデルの構築、事業基盤の確立などに取り組んでいます。また、エバラブランドの成長を目指し、人事制度改革、商品開発体制の強化、ステークホルダーとの共創関係構築、SNSを活用したコミュニケーション強化などに努めています。

同社は、食品事業を中心に物流事業や広告宣伝事業など、多角的な事業展開を通じて、国内外で幅広い製品とサービスを提供しています。中期経営計画「Unique 2023」を軸に、エバラ食品工業は、独自性と革新を追求し、持続可能な成長を目指しています。