ピエトロJP:2818

時価総額
¥126.8億
PER
食品製造販売(ピエトロドレッシング和風しょうゆなどのドレッシング・ソース類)、パスタ専門店経営(直営・FC店)、直販店展開。

沿革

1980年12月

パスタ専門店洋麺屋ピエトロ(旧洋麺屋ピエトロ天神本店)を福岡市中央区に創業

1981年6月

法人成りにより㈱ムラタ(資本金300万円)を福岡市中央区に設立

1985年7月

㈱ムラタからドレッシング事業部を分離独立して㈱ピエトロ(資本金500万円)を福岡市中央区に設立し、ピエトロドレッシングの製造販売を開始

1985年10月

FC店の運営・管理のため、㈱ピーアンドピーコーポレーション(資本金300万円)を福岡市中央区に設立

1986年2月

FC第1号店洋麺屋ピエトロ久留米店を福岡県久留米市にオープン

1986年6月

東京営業所(現・東京オフィス)を東京都港区に開設、東京地区でのドレッシング販売を開始

1986年7月

札幌支店を札幌市豊平区に開設、北海道地区でのドレッシング販売を開始

1987年3月

製造業務の外注加工を事業目的とし、㈲忠実屋を設立

(同社は、1995年3月に組織・商号を変更し、㈱ピエトロインターナショナルとなる)

1988年1月

直営レストラン運営・管理のため、㈱ムラタから分離独立し㈲洋麺屋ピエトロ(資本金400万円、1995年1月に株式会社に組織変更)を福岡市南区に設立

1988年4月

大阪営業所(現・大阪支店)を大阪市東区に開設、関西地区でのドレッシング販売を本格化

1988年9月

PROJECT PIETRO CORPORATIONを米国カリフォルニア州サンフランシスコ市に設立

1990年3月

PIETRO HAWAII,INC.を米国ハワイ州ホノルル市に設立

1990年5月

ドレッシング製造工場(現・古賀第一工場)を福岡県粕屋郡古賀町(現 福岡県古賀市)の福岡食品加工団地に竣工

1992年4月

PIETRO HAWAII,INC.の第1号店アンジェロピエトロホノルル店を米国ハワイ州ホノルル市にオープン

1993年7月

㈱ピエトロズパスタ(資本金3,000万円)を東京都港区に設立

1995年2月

PIETRO SEOUL Co., Ltd.を韓国ソウル市に設立

1995年4月

㈱洋麺屋ピエトロを吸収合併し、レストラン事業を継承

1995年5月

PIETRO SEOUL Co., Ltd.の第1号店ピエトロズパスタソウル店を韓国ソウル市にオープン

1996年7月

古賀第二工場を福岡県粕屋郡古賀町(現 福岡県古賀市)の福岡食品加工団地に竣工

1997年7月

PIETRO SEOUL Co., Ltd.がピエトロズパスタソウル店の営業を韓国のOXY社に譲渡(OXY社は、2001年3月12日付営業譲渡契約に基づき、BULLSONE社に営業を譲渡)

1998年10月

㈱ピエトロズパスタ、㈱ピーアンドピーコーポレーション及び㈱ピエトロインターナショナルを吸収合併

1998年12月

ピエトロ・バルコーネ長尾店を福岡市城南区にオープンし、バルコーネスタイルによる多店舗展開を開始

1999年8月

PIETRO USA,INC.を米国テキサス州ダラス市に設立

2000年1月

首都圏でのFC店展開のため、伊藤忠商事㈱他3社との共同出資により、ピエトロバルコーネ東京㈱(東京都港区、資本金1億円)の設立に参画(ピエトロバルコーネ東京㈱は、2007年10月1日に㈱OIイタリアンシステムズに事業を譲渡)

2000年10月

ドレッシング類の製造と品質管理に関するISO9002の認証を取得

2001年12月

本社屋を福岡市中央区に竣工し、本社を移転

ピエトロセントラーレ店を福岡市中央区にオープン

2002年4月

東京証券取引所市場第二部上場

2002年7月

㈱ピエトログルトを福岡市中央区に設立

2003年8月

上海ピエトロ餐飲有限公司を中国上海市に設立、同年9月、第1号店をオープン

2003年10月

保育士常駐のキッズルームを設けた、ピエトロ次郎丸店を福岡市早良区にオープン

2005年4月

㈱ピエトロソリューションズを福岡市中央区に設立

2006年1月

㈱ピエトログルトを清算

PIETRO SEOUL Co., Ltd.を清算

2007年9月

日清オイリオグループ㈱と資本業務提携契約を締結

2007年11月

PROJECT PIETRO CORPORATIONを清算

2007年12月

PIETRO USA, INC.を清算

2008年3月

上海ピエトロ餐飲有限公司を清算

2009年5月

㈱OIイタリアンシステムズを株式取得により子会社化

(2009年5月に商号を変更し、㈱ピエトロズパスタとなる)

2010年8月

ANGELO PIETRO,INC.(現・連結子会社)を米国ハワイ州ホノルル市に設立

2011年3月

㈱ピエトロズパスタを吸収合併

2011年3月

PIETRO HAWAII, INC.を清算

2012年4月

アンテナショップ「ピエトロドレッシング」を東京都千代田区にオープン

2012年5月

㈱大八屋を株式取得により子会社化

(2012年8月に商号を変更し、㈱ピエトロフレッシュサプライとなる)

2013年2月

食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000の認証を取得

2013年7月

PIETRO SINGAPORE PTE.LTD.をシンガポールに設立

2015年12月

東京証券取引所市場第一部上場

2016年6月

一般募集による増資により、資本金が512,010千円増加し、986,410千円となる。

2016年7月

第三者割当による増資により、資本金が55,979千円増加し、1,042,389千円となる。

2017年2月

PIETRO SINGAPORE PTE.LTD.を清算

2018年7月

㈱ピエトロソリューションズを吸収合併

2019年10月

イタリアのプレミアムブランド「AGNESI(アネージ)」のパスタ麺を販売開始

2020年4月

㈱ピエトロフレッシュサプライを吸収合併

2020年5月

古賀第三工場を福岡県古賀市の福岡食品加工団地に竣工

2021年7月

PIETRO NORTH AMERICA,INC.(現・連結子会社)を米国フロリダ州マウント・ドラ市に設立し、

ANGELO PIETRO,INC.のドレッシング事業を継承

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2023年3月31日現在41店舗(直営店23店舗、FC店12店舗、直販店6店舗)

事業内容

ピエトロは、食品製造販売とレストラン経営を主要な事業セグメントとしています。同社とその子会社(PIETRO NORTH AMERICA, INC.を含む)は、ドレッシングやソース類の製造販売を行っており、ピエトロドレッシング和風しょうゆをはじめとする製品は、非加熱処理による生タイプのドレッシングで、独特の風味と手作りの高級感が特徴です。また、顧客の多様なニーズに応えるため、様々なドレッシングやパスタソース、スープなどのレトルト商品も提供しています。販売は主に問屋を通じて全国の量販店やスーパーマーケット、百貨店、高級食料品店などで行われています。

店舗事業では、パスタ専門店を中心に、直営店やフランチャイズ(FC)店を九州を中心に国内に展開しています。また、PIETRO A DAYブランドの直販店も国内に展開し、ANGELO PIETRO, INC.(子会社:米国ハワイ州)を通じて、米国ハワイ州にもパスタ料理の直営店を展開しています。同社のレストランでは、和風素材を取り入れたオリジナリティあふれるメニューを提供し、テイクアウトやお持ち帰り用パスタなど、多様なニーズに応えるメニューを提供しています。

以上のように、ピエトロは食品製造販売とレストラン経営の二つのセグメントを軸に、顧客の健康志向や多様化する食生活に対応した製品とサービスを提供しています。

経営方針

ピエトロは、食品製造販売とレストラン経営を核とする事業展開を行っており、その成長戦略においては、おいしさと健康を追求し、新しい食文化の提案、顧客満足度の向上、そして社員の豊かな暮らしの実現を目指しています。同社は、商品事業と店舗事業のシナジーを活かし、継続的な増益を目指す「年輪経営」を掲げています。具体的には、ドレッシングを収益基盤とし、パスタ、冷凍食品、スープカテゴリーのマーケティングと拡販を強化。店舗事業では、顧客満足度のさらなる向上と収益構造改革を進めています。

また、ピエトロは、レストランや直販店での体験型ブランドマーケティング、イベントマーケティング、未出店地域へのエリアマーケティングを強化し、ブランド価値の向上を図っています。環境負荷低減にも注力し、2025年までに自社製品の容器を100%環境配慮型に切り替え、2030年には更に効果の高い環境配慮型容器への転換、再生可能エネルギーへの転換を目指しています。

人的資本への投資も重視し、社員一人ひとりが成長を実感し、イキイキと働ける環境づくりを進めています。これらの取り組みを通じて、ピエトロは中長期的な企業価値の向上と持続的な成長を目指しています。