ヱスビー食品JP:2805

時価総額
¥617.1億
PER
12.1倍
スパイスや即席カレー、レトルトカレーの製造・販売、調理麺の提供、原材料調達、海外での加工食品販売を展開。

沿革

1930年

「ヒドリ印」カレーを発売する。

1935年11月

東京都板橋区に工場(のちの東京工場)を建設する。

1940年4月

株式会社日賀志屋に改組し、本店所在地を東京都板橋区志村清水町347番地とする。

1949年7月

本店を東京都中央区日本橋兜町三丁目32番地(現在の東京都中央区日本橋兜町18番6号)に移

転する。

1949年12月

商号をヱスビー食品株式会社に変更する。

1951年6月

東京店頭売買銘柄の承認を受け、株式を公開する。

1960年3月

ヱスビーガーリック工業株式会社を設立する。

1961年4月

ヱスビースパイス工業株式会社を設立する。(現・連結子会社)

1961年10月

東京証券取引所市場第二部に株式上場する。

1973年5月

上田工場を新築竣工する。

1973年10月

株式会社ヱスビーカレーの王様を設立する。(2014年2月清算結了)

1974年4月

有限会社大伸を設立する。(1993年6月株式会社に組織変更。現・連結子会社)

1977年11月

東松山工場を新築竣工する。

1979年4月

株式会社ヱスビー興産を設立する。(現・連結子会社)

1981年3月

東京工場の生産設備を東松山工場へ移転する。

1981年6月

ヱスビー資料開発センターを設置する。

1983年11月

開発部研究室を拡充し、中央研究所に改称する。

1984年5月

ヱスビー資料開発センター内にスパイス展示館並びにヱスビーミーティングホールを設置し、

中央研究所と併せ、ヱスビースパイスセンターと改称する。

1989年7月

株式会社ヱスビーサンキョーフーズを設立する。(現・連結子会社)

1990年3月

株式会社ヒガシヤデリカを設立する。(現・連結子会社)

1991年10月

ヱスビースパイスセンター内に、中央研究所棟を新築竣工する。

1992年4月

S&B INTERNATIONAL CORPORATIONを設立する。(現・連結子会社)

1992年12月

ヱスビースパイスセンター内に、事務所棟を新築竣工する。

1993年6月

宮城工場を新築竣工する。

1994年11月

ヱスビーガーリック工業株式会社とヒドリ食品株式会社が合併し、エスビーガーリック食品株

式会社に商号変更する。(現・連結子会社)

1995年12月

埼玉県入間郡三芳町に、首都圏物流センターを設置する。

2000年1月

兵庫県西宮市に、関西物流センターを設置する。(現・関西ロジスティクスセンター)

2003年6月

執行役員制度を導入する。

2005年1月

茨城県結城郡石下町(現在の茨城県常総市)に、エスビーハーブセンターつくばを設置する。

2006年4月

埼玉県入間郡三芳町に、首都圏第2物流センターを設置する。

2007年4月

沖縄県豊見城市に、JAおきなわエスビーハーブセンターを設置する。

2008年7月

本社屋を新築竣工(建替え)する。

2008年9月

ヱスビースパイスセンターを板橋スパイスセンターに改称する。

2008年11月

東京都中央区に、八丁堀ハーブテラスを新築竣工(建替え)する。

2010年11月

首都圏物流センターを埼玉県川越市に移転し、首都圏第2物流センターを首都圏物流センター

に統合(2011年1月)する。

2015年5月

岩手県北上市において、株式会社ヒガシヤデリカ岩手工場が稼働する。

2017年12月

S&B FOODS SINGAPORE PTE.LTD.を設立する。(現・連結子会社)

2019年9月

株式会社ヒガシヤデリカ岩手工場を事業譲渡する。

2019年11月

静岡県焼津市に、株式会社ヱスビーサンキョーフーズの工場を新設・移転し、稼働する。

2020年5月

株式会社泰秀の全株式を取得する。(現・連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場へ移行する。

事業内容

ヱスビー食品及びその関係会社は、スパイスを中心とした食料品の製造・加工、原材料・商品の供給及び販売を行っています。主な事業セグメントは、食料品事業と調理済食品です。

食料品事業では、各種香辛料、即席カレー、チューブ製品、レトルトカレーの製造・販売を手掛けています。このセグメントでは、エスビーガーリック食品株式会社、ヱスビースパイス工業株式会社、株式会社ヱスビーサンキョーフーズ、株式会社大伸が商品の製造を担当し、ヱスビー食品に納入しています。また、原材料の調達には、株式会社ヱスビー興産、株式会社泰秀、峯栄興業株式会社が関与しています。販売面では、S&B INTERNATIONAL CORPORATIONが米州で、S&B FOODS SINGAPORE PTE.LTD.がアジア、オセアニア地域で加工食品の販売を行い、ヱスビー食品から商品を供給しています。

調理済食品セグメントでは、株式会社ヒガシヤデリカが調理麺等の製造・販売を行っています。これらの事業を通じて、ヱスビー食品グループは幅広い食品市場に対応し、多様なニーズに応える製品を提供しています。

経営方針

ヱスビー食品は、スパイスとハーブを中心とした食品の製造・販売を行う企業であり、その成長戦略は、社会環境の変化に対応しつつ、持続可能な社会の実現に貢献することに重点を置いています。同社は、創業理念「美味求真」に基づき、本物のおいしさを追求し、企業理念「食卓に、自然としあわせを。」を掲げ、高品質な製品と新たな価値の創出に努めています。ビジョンとしては、「地の恵み スパイス&ハーブ」の可能性を追求し、おいしく、健やかで、明るい未来を形にすることを目指しています。

中期経営計画では、グローバル化とデジタル化の進展、個人の嗜好や価値観の多様化に対応するため、スパイス&ハーブの研究開発や製品開発、マーケティング活動の強化を進めています。また、環境負荷の低減や社会・環境・人権に配慮した原材料調達及び製品供給を通じて、社会課題の解決にも取り組んでいます。さらに、海外市場への販売強化を図り、2043年には海外売上高構成比40%超を目指しています。健康に寄与する食品への関心の高まりに応えるため、スパイスやハーブの研究を加速させ、栽培技術の獲得や産地開発にも力を入れています。

これらの取り組みを支えるため、グローバル人財・デジタル人財・研究者等の育成に向けた教育を進め、業務や事業構造の改革を進めています。第3次中期経営計画では、スパイスとハーブに関する事業を通じて、世界のお客様の豊かで健やかな暮らしに貢献し、社会課題の解決に取り組むことを目標としています。