カルラJP:2789

時価総額
¥29.7億
PER
9.8倍
和風ファミリーレストラン「まるまつ」を中心に、かに料理「かに政宗」、とんかつ「かつグルメ」、日本そば「丸松」、和食の「寿松庵」、低価格の丼・定食「らら亭」などの店舗経営。

事業内容

カルラは、「安全・安心で、健康的な美味しい食事」を「より価値のある価格で提供する」ことを理念に掲げています。主に和風ファミリーレストラン「まるまつ」を中心に、すし、天ぷら、そばなどを提供しています。

「まるまつ」以外にも、カルラは多様な業態を展開しています。かに料理の「かに政宗」、とんかつの「かつグルメ」、日本そばの「丸松」、和食の「寿松庵」、低価格の丼・定食を提供する「らら亭」などがあります。

カルラは、店舗で提供する食材の品質を標準化し、作業の効率化を図るため、自社工場でそばつゆや野菜、魚介類などを製造加工しています。その他の食材は本社で一括購入し、物流センターを経由して各店舗に配送しています。

カルラのメニューは和食を中心に構成されており、自家製豆腐などのヘルシーで高品質な料理を提供しています。四季折々の素材を取り入れ、家庭の日常食を基本とすることで、幅広い世代に利用しやすい工夫がされています。

また、関連会社の株式会社亘理ファームでは、ビニールハウス内での水耕栽培により、主にレタスや水菜などの農産物を生産しています。これにより、新鮮な食材の供給を支えています。

経営方針

カルラは、飲食業界において「生産から販売までの一貫体制」を実現することを使命とし、全国展開を目指しています。特に東北・北関東地区での店舗網の構築を重視し、労働生産性の向上や人材の確保・育成、新フォーマットの開発を重要な経営戦略としています。

同社は、既存店の収益力向上を図るため、「おもてなしの心」を重視し、品質・サービス・清潔さの向上を目指しています。また、キャッシュレス決済の導入を進め、顧客の利便性を高めることで来店頻度の向上を狙っています。

さらに、カルラはHACCPによる衛生管理体制を強化し、安全性の高い食材の確保に注力しています。食材の仕入れ価格の高騰に対応し、原価率の安定を図ることで、持続可能な経営を目指しています。

生産性の向上と経費削減も重要な課題です。適切な労働時間の投下と作業の単純化を通じて生産性を向上させ、エネルギー費の高止まりに対応することで、利益を確保できる体質を構築しています。

財務基盤の強化もカルラの成長戦略の一環です。インバウンド消費の拡大やイベント開催に伴う経済活動の正常化を背景に、必要な設備投資資金を安定的に確保し、金融機関との連携を深めることで資金繰りの安定化を図っています。