アルフレッサホールディングスJP:2784

時価総額
¥4428.6億
PER
11.7倍
医療用医薬品や検査試薬の卸販売、一般用医薬品の卸販売、医薬品製造販売、調剤薬局経営などを手がける企業。

事業内容

アルフレッサホールディングスは、持株会社としてグループ全体の経営方針の策定や経営計画の立案を行い、経営資源を有効に活用して企業価値の向上を図っています。同社は、医療用医薬品、医療用検査試薬、医療機器・材料の卸販売を主な事業としています。

アルフレッサ株式会社を中心に、医療用医薬品や医療用検査試薬、医療機器・材料の卸売を行っています。また、アルフレッサ ヘルスケア株式会社は、一般用医薬品や健康食品、ヘルスケア関連商品の卸売を担当しています。

アルフレッサ ファーマ株式会社は、医薬品や医療用検査試薬、医療機器・用具、医薬品原薬の製造販売を行っています。さらに、アポクリート株式会社は調剤薬局の経営を手がけています。

その他の事業として、アルフレッサ システム株式会社が情報システムの運用・保守および開発を行い、セルリソーシズ株式会社が細胞原料や再生医療等製品を提供しています。ArkMS株式会社はCRO・PMS事業を展開しています。

アルフレッサホールディングスは、これらの多様な事業セグメントを通じて、医療関連の幅広いニーズに応えています。各事業は、専門性を活かしながら、医療の質の向上と効率化を目指しています。

経営方針

アルフレッサホールディングスは、2028年3月期を最終年度とする「25-27中期経営計画 Vision2032 Stage2」を策定し、総合力で未来を切り拓くことを目指しています。この計画では、医薬品の導入から製造、物流、販売、市販後調査までをシームレスに提供することを重視しています。

同社は、限定流通品の獲得やCDMO事業の拡大、安定的なサプライチェーン運営を目指しています。また、成長が期待されるモダリティに対応するため、グループ全体での機能充実を図っています。これにより、医薬品のスペシャリティ化や新興バイオベンチャーの台頭に対応する戦略的パートナーとしての地位を強化しています。

アルフレッサホールディングスは、持続的成長に向けた新たな収益モデルの構築を目指し、各事業セグメントや再生医療関連事業、医療周辺事業、海外事業に積極的に投資しています。これにより、基盤事業の収益力向上とグループ価値の向上を図っています。

同社は、物流費や人件費の上昇、薬価改定の環境下でのコストコントロールを徹底し、効率的な経営を推進しています。また、サステナビリティ基本方針に基づき、持続可能な社会と企業価値向上を目指し、サステナビリティ重要課題を特定しています。

アルフレッサホールディングスは、2028年3月期に売上高3兆3,000億円、営業利益435億円、ROE7%水準を目標としています。また、1,200億円の投資計画を掲げ、株主還元としてDOE2.5%以上かつ累進配当を目指しています。