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パレモ・ホールディングスJP:2778
沿革
1984年11月 |
株式会社パレモを設立(資本金1億円) |
1985年2月 |
ユニー株式会社より「ギャルフィット事業部」の営業を譲受け、株式会社パレモとして名古屋市中村区名駅三丁目25番9号にて営業開始 |
1985年7月 |
路面店1号店「ギャルフィット原宿店」開店 |
1987年3月 |
東京営業本部開設 |
1996年2月 |
額面株式を5万円から50円に変更のため株式会社パレモ(形式上の存続会社)と合併 |
1998年2月 |
株式会社シーベレットより生活雑貨専門店を営業譲受 |
2000年8月 |
本社を愛知県稲沢市天池五反田町1番地(現在地)へ移転 |
2001年8月 |
大阪本部開設 |
2003年8月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
2004年9月 |
全国47都道府県すべてに出店 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005年8月 |
株式会社東京インセンスよりバッグ・アクセサリー専門店を営業譲受 |
2008年1月 |
中国に独資による現地法人「巴麓梦(上海)服飾貿易有限公司」を設立 |
2008年6月 |
中国1号店上海久光百貨店にオープン |
2009年6月 |
「巴麓梦(上海)服飾貿易有限公司」の全出資を譲渡 |
2010年4月 |
大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場 |
2010年10月 |
大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2012年2月 |
株式会社鈴丹を吸収合併 |
2013年7月 |
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2016年10月 |
ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社が保有する当社株式全てをエンデバー・ユナイテッド・パートナーズ・スリー投資事業組合及びエンデバー・ユナイテッド・パートナーズ・ツー株式会社に譲渡し、エンデバー・ユナイテッド・パートナーズ・スリー投資事業組合及びエンデバー・ユナイテッド・パートナーズ・ツー株式会社が当社の主要株主となる |
2017年8月 |
持株会社体制への移行に伴い、株式会社パレモを「パレモ・ホールディングス株式会社」へ商号変更 |
2019年3月 |
東京証券取引所市場第二部に上場市場を変更及び名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2019年7月 |
本社を愛知県名古屋市へ移転 |
2021年8月 |
エンデバー・ユナイテッド・パートナーズ・スリー投資事業組合が保有する当社株式全てを株式会社西松屋チェーンに譲渡し、株式会社西松屋チェーンが当社の主要株主となる |
2022年4月 |
市場区分見直しに伴い東京証券取引所市場第二部をスタンダード市場へ移行 名古屋証券取引所市場第二部をメイン市場へ移行 |
事業内容
パレモ・ホールディングス株式会社とそのグループ企業は、衣料品及び雑貨の専門店チェーンを展開していることが主要な業務です。同社は純粋持株会社として、グループ戦略の立案、経営管理、リスク管理、店舗不動産・店舗設備等の賃貸を行っています。また、連結子会社である株式会社パレモは、店舗小売事業とフランチャイズ(FC)事業を手掛け、株式会社ビックスは商品の納品代行業務を行っています。
店舗小売事業では、レディースアパレル商品や雑貨を販売するために、複数のブランドを設け、全国のショッピングセンターでチェーン展開しています。ブランドには、「NOEMIE」や「Ludic Park」、「Lilou de chouchou」、「DAISY MERRY」などがあり、10代後半から40代の女性をメイン顧客層としています。これらのブランドは、量産型・地雷系ファッションからエレガンス、カジュアル、フェミニン&クールなスタイルまで、幅広いニーズに応える商品を提供しています。
FC事業では、「AZUL by moussy」ブランドの商品販売に関してフランチャイズ契約を結び、店舗展開しています。その他事業としては、インターネットでの商品販売を行い、「パレモバ」という自社ECサイトを展開しています。また、子会社の株式会社ビックスを通じて、商品の納品代行業務も行っています。
このように、パレモ・ホールディングス株式会社グループは、多様なブランドと事業を展開し、衣料品及び雑貨の販売を通じて、幅広い顧客層にサービスを提供しています。
経営方針
パレモ・ホールディングスは、顧客の多様なニーズに応えるため、専門店企業としての存在感と価値を高めることを目指しています。同社は、「パレモ信条」に基づき、お客様の声を大切にし、魅力あるブランド提案、目標達成への挑戦、そして仲間との感動を通じて輝かしい未来を創造することを経営の基本方針としています。具体的な成長戦略として、お客様一人ひとりの個性や嗜好に応えること、常に「旬」のお店作りを目指し、時代の変化に対応した新たな業態の開発に積極的に取り組むことが挙げられます。
また、同社は売上高既設店前年比を重要な経営指標としており、店舗営業力の向上を目標としています。事業構造改革の推進にも力を入れており、アパレル事業依存型からの脱却と、300円均一雑貨ショップ「illusie300」の拡大、MD改革を通じた収益の二本柱体制の確立を進めています。
ガバナンス体制の強化とオペレーション改革も同社の重要な取り組みです。物価高騰や人手不足といった経営環境の変化に対応し、仕入れ及び在庫コントロールの強化、デジタルツールの導入による店舗運営の効率化を目指しています。
さらに、成長事業への投資と人財育成にも注力しています。消費者ニーズの多様化に応える新業態やブランドの開発、EC事業の販路拡大、人材の確保と育成により、永続的な安定成長を目指しています。資金繰りの安定化も重要な課題であり、事業再構築計画の推進を通じて、継続的な支援を得られるよう努めています。