ひらまつJP:2764

時価総額
¥89.7億
PER
40.1倍
レストラン事業ではリストランテASOやブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼを運営し、ホテル事業では6店舗の運営を受託する企業。

事業内容

ひらまつは、主にレストランとホテルの運営を手がけています。具体的には、国内で20店舗のレストランと6店舗のホテルを展開しています。これにより、食事と宿泊の両方で高品質なサービスを提供しています。

また、ひらまつの海外子会社であるHIRAMATSU EUROPE EXPORT SARLは、パリを拠点に活動しています。この子会社は、主にひらまつグループ向けに飲食材の輸出を行っており、国際的な事業展開を支えています。

さらに、ひらまつは特定のレストランにおいて、カフェやサロンを併設しています。例えば、リストランテASOにはカフェ・ミケランジェロが、ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼにはサロン・ド・テ ロンドなどが併設されています。

2024年7月1日付で、ひらまつはホテル資産を譲渡し、6つのホテルの運営を受託する形で事業を継続しています。これにより、資産の効率的な運用とサービスの質の向上を図っています。

なお、ひらまつは報告セグメントの区分を変更しました。詳細については、連結財務諸表等の注記事項に記載されています。これにより、より明確な事業の把握が可能となっています。

経営方針

ひらまつは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、6つの経営課題に取り組んでいます。まず、戦略的事業拡大を推進し、ブランド戦略に基づいた新規出店と既存事業の強化を図ります。これにより、トップラインの拡大を目指しています。

次に、ブランドポートフォリオの再構築を進めています。特に首都圏でのフラッグシップ店舗の開発を通じて、ブランド価値を強化し、市場での存在感を高めることを目指しています。これにより、ブランド間のヒエラルキーを明確化します。

また、既存店舗の収益性と人員効率の改善にも注力しています。人件費や原材料費の高騰に対応し、業務プロセスの見直しや効率的なシステム導入を通じて、生産性の向上を図ります。これにより、コスト構造の改善を目指しています。

ウエディング事業では、新たな価値創出を目指しています。地域性を反映した提案やホテル・レストランのクロスユースを通じて、他社にはない競争力のある商品・サービスを提供する体制を構築します。

さらに、外部環境変化へのレジリエンス強化を図っています。調達・物流・衛生管理を含むリスク管理体制を強化し、突発的事象に対する対応力を高めます。これにより、事業の安定性を確保します。

最後に、サステナビリティ経営を推進しています。環境負荷の軽減や地域社会との共生、多様性や人権への配慮を重視し、ESGを意識した経営を実践します。これにより、中長期的な企業価値の向上を目指しています。

ひらまつは、2025年に発表した「中期経営計画2030」で、3つの重点施策を掲げています。人財戦略の強化、事業戦略の推進、投資計画の実行を通じて、持続可能な成長を追求します。これにより、企業価値の最大化を図ります。