大戸屋ホールディングスJP:2705

時価総額
¥366.2億
PER
30.9倍
国内外で定食、弁当の直営・フランチャイズ事業、海外でのプライベートブランド商品輸入・販売を展開。

沿革

1983年5月

三森久実が「和洋食の大戸屋」の店舗展開を目的として、東京都豊島区東池袋に資本金3百万円で株式会社大戸屋(現・株式会社大戸屋ホールディングス)を設立

1993年9月

本部を東京都田無市(現西東京市)に移転

2001年4月

株式の額面金額の変更を目的に形式上の存続会社である株式会社ジュオ・ハタノと合併し、1株の額面金額を50,000円から50円に変更

2001年8月

日本証券業協会に株式を店頭登録

2001年11月

元社員に対して「大戸屋ごはん処」田無店に係る営業権を譲渡し、当社第1号のフランチャイズ店舗として営業を開始

2002年4月

本部を東京都新宿区岩戸町に移転

2004年3月

タイ王国で飲食事業の展開を図る目的で、当社46%出資の OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.を設立

2005年1月

OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.が海外第1号店となる「OOTOYA GOHANDOKORO」トンロー店(タイ王国バンコク都内)を出店

2005年8月

タイ王国で飲食事業の展開を図る目的で、当社40%出資の BETAGRO OOTOYA CO., LTD.(現M OOTOYA(THAILAND)CO., LTD. 現・連結子会社)を設立

2006年3月

台湾で飲食事業の展開を図る目的で、当社100%出資の 台灣大戸屋股份有限公司を設立

2006年5月

台灣大戸屋股份有限公司が台湾第1号店となる「大戸屋ごはん処」衣蝶店(台湾台北市内)を出店

2007年1月

OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.がBETAGRO OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.に商号変更

2007年8月

香港で飲食事業の展開を図る目的で、当社100%出資の 香港大戸屋有限公司(現・連結子会社)を設立

2007年10月

シンガポール共和国及びインドネシア共和国で飲食事業のフランチャイズ展開を図る目的で、OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.(現・連結子会社)に30%出資

2008年6月

OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.の子会社であるPT. OOTOYA INDONESIAがインドネシア共和国におけるフランチャイズ第1号店となる「大戸屋ごはん処」スナヤンシティ店(インドネシア共和国ジャカルタ)を出店

2008年7月

香港大戸屋有限公司が香港第1号店となる「大戸屋ごはん処」太古店(香港クオリーベイ)を出店

2009年6月

OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.がシンガポール共和国におけるフランチャイズ第1号店となる「大戸屋ごはん処」オーチャードセントラル店(シンガポール共和国オーチャードセントラル)を出店

2010年3月

公募による60万株の新株式発行及びオーバーアロットメントによる当社株式の売出しに関する第三者割当による10万株の新株式発行により、総額513百万円の資金調達を実施

2010年3月

本部を東京都武蔵野市中町に移転

2011年3月

アメリカ合衆国で飲食事業の展開を図る目的で、AMERICA OOTOYA INC.(現・連結子会社)を設立・出資

2011年7月

持株会社体制への移行に伴い、当社商号を「株式会社大戸屋」から「株式会社大戸屋ホールディングス」に変更

2011年8月

BETAGRO OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.の全株式をCENTRAL RESTAURANTS GROUP CO., LTD.に売却し、同社とエリア・フランチャイズ契約を締結

2011年12月

上海で飲食事業のフランチャイズ展開を図る目的で大戸屋(上海)餐飲管理有限公司に49%出資

2012年4月

AMERICA OOTOYA INC.がアメリカ合衆国第1号店となる「大戸屋JAPANESE RESTAURANT」チェルシー店(米国ニューヨーク州)を出店

2012年6月

大戸屋(上海)餐飲管理有限公司が中国第1号店となる「大戸屋ごはん処」協秦中心店(上海長寧区)を出店

2012年9月

台灣大戸屋股份有限公司の全株式を全家便利商店股份有限公司に売却し、同社とエリア・フランチャイズ契約を締結

2013年7月

大阪証券取引所の現物市場の東京証券取引所への統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2013年12月

大戸屋(上海)餐飲管理有限公司を完全子会社化

2014年3月

全家便利商店股份有限公司と中国全土におけるエリア・フランチャイズ契約を締結

2014年10月

関西地区の店舗開発を強化する目的で大阪事務所を設置

2015年7月

OOTOYA MESAがベトナム第1号店となるOOTAYA MESAプラザ店を出店

2019年2月

日本健康会議より「健康経営優良法人2019~ホワイト500~」の認定を受ける

2019年7月

アメリカ合衆国ニュージャージー州にOOTOYA NJ L.L.C.(現・連結子会社)を設立

2020年11月

11月4日開催の臨時株主総会において当社普通株式の46.7%を所有する株式会社コロワイドの株主提案による役員選任議案の承認可決により、同社が当社を子会社化

2021年2月

本部を神奈川県横浜市西区北幸に移転

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行

事業内容

大戸屋ホールディングスとそのグループ会社は、国内外での飲食事業を展開しています。具体的には、国内外の消費者に対して、定食や弁当の販売を行う直営事業及びフランチャイズ事業を主軸に事業を行っています。国内では、株式会社大戸屋が中心となり、イートイン型定食店「大戸屋ごはん処」を運営。メニューは、グランドメニュー約32品目、テイクアウト用のお弁当等約24品目で構成され、全て店内で調理された出来立ての食事を提供しています。

海外では、香港大戸屋有限公司、OOTOYA ASIA PACIFIC PTE. LTD.(シンガポール)、AMERICA OOTOYA INC.(アメリカ)、OOTOYA NJ L.L.C.(アメリカ)、M OOTOYA (THAILAND) CO., LTD.(タイ)、VIETNAM OOTOYA CO., LTD.(ベトナム)、THREE FOREST (THAILAND) CO., LTD.(タイ)が、それぞれの地域で直営店を展開しています。これらの海外子会社は、それぞれの国や地域において「大戸屋ごはん処」ブランドの店舗を直営で運営し、日本国内のメニュー構成と同様の商品を提供しています。

また、THREE FOREST (THAILAND) CO., LTD.は、プライベートブランド商品の輸入・販売業務も手掛けており、大戸屋ホールディングスグループの事業範囲を飲食事業にとどまらず、商品販売にも広げています。

2023年3月31日現在の店舗数は、国内外合わせて423店舗にのぼり、国内では首都圏以外の地域にも積極的に展開しており、首都圏の店舗数の割合は41.1%となっています。これにより、同社グループは、地域密着型の飲食事業を通じて、幅広い顧客層に対応していることがわかります。

経営方針

大戸屋ホールディングスは、飲食業界における厳しい経営環境の中で、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復と、持続的な成長を目指しています。同社は、「新中期経営計画(2022年3月期-2024年3月期)」を策定し、健康をキーワードに据えた成長戦略を推進しています。この計画では、既存店売上の早期回復、コスト管理の徹底、海外事業の再整備を主要な柱としています。

具体的な施策として、ブランドの再定義、グランドメニューの変更、提供時間の短縮、出店モデルの再構築、新規チャネルの開拓、労働時間の適正化、余剰コストの削減などが挙げられます。これらの施策を通じて、大戸屋ホールディングスは、顧客体験の向上と効率的な運営を目指しています。

また、同社は、価値ある商品をお値打ち価格で提供することを継続し、メニューの改定やブラッシュアップを行い、多様化する顧客ニーズに応えることで、ブランドの強化を図っています。次世代パッケージの開発にも積極的に取り組み、大戸屋ブランドのさらなる強化を目指しています。

さらに、ESG(環境、社会、ガバナンス)への取り組みにも注力しており、環境への配慮、ダイバーシティの推進、ガバナンスの強化を通じて、持続可能な成長を目指しています。これらの取り組みにより、大戸屋ホールディングスは、業績向上とともに、企業価値の中長期的な向上を目指しています。