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木徳神糧JP:2700
沿革
1882年 |
(明治15年) |
1月 |
東京都日本橋兜町に、米穀商木村徳兵衛商店として開業 |
1950年 |
(昭和25年) |
3月 |
神奈川県横須賀市大滝町に、米穀及び飼料の販売を目的として株式会社木村徳兵衛商店を設立 |
1950年 |
(昭和25年) |
4月 |
本社(本店所在地)を東京都中央区に移転 |
1951年 |
(昭和26年) |
3月 |
米穀卸売販売業者の資格を取得、米穀の販売開始 |
1964年 |
(昭和39年) |
1月 |
商号を木徳株式会社に変更 |
1991年 |
(平成3年) |
8月 |
ベトナム産米の取扱いを目的として、アンジメックス・キトク合弁会社(ベトナム・ホーチミン市、後にアンジメックス・キトク有限会社に社名変更、ロンスエン市に移転)を設立 |
1994年 |
(平成6年) |
6月 |
桶川精米工場(埼玉県桶川市)を設置、品質管理体制を充実させ、精米能力の拡大を図る |
1995年 |
(平成7年) |
4月 |
輸入米穀の特別売買契約申込資格を取得、売買同時契約方式による米穀輸入業務を開始 |
1995年 |
(平成7年) |
10月 |
九州地方へ進出 |
1996年 |
(平成8年) |
12月 |
米国産米の輸出販売を目的として、キトク・アメリカ会社(米国・サウスサンフランシスコ市、後にバーリンゲーム市に移転)を設立 |
1997年 |
(平成9年) |
6月 |
関西地方へ進出 |
1998年 |
(平成10年) |
4月 |
輸入米穀の買入委託契約一般競争(指名競争)参加資格を取得、ミニマム・アクセスによる政府米の輸入業務を開始 |
1999年 |
(平成11年) |
1月 |
アンジメックス・キトク合弁会社(ベトナム・ロンスエン市、後にアンジメックス・キトク有限会社に社名変更)に精米工場を設置 |
1999年 |
(平成11年) |
6月 |
中国地方へ進出 |
2000年 |
(平成12年) |
10月 |
神糧物産株式会社(横浜市西区)と合併し、商号を木徳神糧株式会社に変更 |
2001年 |
(平成13年) |
4月 |
東北地方へ進出 |
2001年 |
(平成13年) |
7月 |
日本証券業協会の店頭売買有価証券市場(JASDAQ市場)へ銘柄登録 |
2003年 |
(平成15年) |
10月 |
当社食品事業部門を、キトクフーズ株式会社を承継会社とする吸収分割を実施 |
2004年 |
(平成16年) |
12月 |
日本証券業協会への登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式上場 |
2008年 |
(平成20年) |
2月 |
タイ国産米の輸出販売を目的として、キトク・タイランド会社(タイ・バンコク市)を設立 |
2010年 |
(平成22年) |
8月 |
東海地方へ進出 |
2011年 |
(平成23年) |
2月 |
中国産米の取扱いを目的として、木徳(大連)貿易有限公司(遼寧省大連市)を設立 |
2013年 |
(平成25年) |
7月 |
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2016年 |
(平成28年) |
9月 |
本社機能を東京都千代田区に移転 |
2021年 |
(令和3年) |
1月 |
木徳(大連)貿易有限公司を連結子会社化 |
2022年 |
(令和4年) |
4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 |
事業内容
木徳神糧株式会社(以下、同社)とその関係会社10社は、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、米穀事業、飼料事業、鶏卵事業、食品事業があります。
米穀事業では、業務用精米、家庭用精米、玄米、ミニマム・アクセス米、加工米飯用米などの製造販売を行っています。特に、家庭用精米には「純づくり」「とがずに炊ける無洗米」「e-come(イーコメ)」「木徳神糧セレクション」「長鮮度米」など、自社ブランド製品があります。また、同社は1998年から輸入米穀の政府買入委託契約に関わる一般競争の参加資格を持ち、ミニマム・アクセス米の販売も手掛けています。
飼料事業では、配合飼料原料(糟糠類等)や単体飼料(牧草等)の販売を行っており、配合飼料メーカーや飼料販売店、企業畜産向けにサービスを提供しています。
鶏卵事業においては、家庭用卵、業務用卵、鶏卵加工品の販売を行っています。さらに、カロチン、ビタミン、DHAなどの栄養素を多く含む「ブランド卵」を「カロチンE卵α」などのブランド名で市場に提供しています。
食品事業では、製菓や加工食品用の米粉の製造販売、たんぱく質調整米「真粒米」の製造販売、小麦粉などの製造販売を手掛けています。これらの事業を通じて、同社は食品産業の多様なニーズに応えています。
以上、同社グループは、米穀から飼料、鶏卵、さらには加工食品に至るまで、食品産業の幅広い分野で事業を展開しており、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。
経営方針
木徳神糧株式会社(以下、同社)は、米穀事業を中心に飼料、鶏卵、食品事業など幅広い分野で事業を展開しています。同社は、お客様のニーズに応え、信頼関係を大切にし、社会に貢献することを企業価値として掲げています。企業理念には、誠意と感謝、高いクオリティの追求、新しい価値の創造を挙げており、これらを基に事業を推進しています。
経営戦略として、同社は中期3カ年計画を2023年よりスタートさせ、持続的な成長を目指しています。この計画では、事業規模の拡大と企業成長のための体制再構築を軸に据えています。特に、米穀事業では消費減少と流通コスト増加の厳しい環境下で、原料の安定確保、効率的な生産・保管・輸送、社内業務の合理化を進め、収益基盤の強化を図ります。また、環境問題への取り組みとして、長鮮度米の拡販や環境配慮型包装の推進、無洗米の販売促進などを行います。
海外ビジネスの拡大も重要な戦略であり、ベトナム、中国、タイの現地法人を強化し、新たな市場開拓と日本産米の輸出拡大を進めます。新規事業の推進においては、異業種企業との提携を進め、新商品や新事業の開発を目指します。
人材の確保と育成も同社の成長基盤です。従業員エンゲージメントの向上や能力発揮できる環境整備に注力し、企業と従業員が共に成長できる体制を目指します。さらに、コーポレート・ガバナンスの強化と経営効率化を図り、サスティナビリティを重視する企業成長に取り組んでいます。
以上のように、同社は顧客ニーズへの対応、環境問題への貢献、海外市場の開拓、新規事業の創出、人材育成といった多角的な戦略を通じて、持続可能な成長を目指しています。