伊藤忠食品JP:2692

時価総額
¥1286億
PER
15.5倍
酒類・食品の卸売を中心に、商品の保管、運送、情報提供、マーチャンダイジングを手がける食料品卸売業。

事業内容

伊藤忠食品は、食料品卸売業を中心に事業を展開しています。同社は、親会社である伊藤忠商事株式会社、4つの子会社、1つの関連会社、そして4つのその他関係会社と共に事業を行っています。主な事業内容は、酒類や食品の卸売、商品の保管、運送、情報提供、商品流通に関するマーチャンダイジングです。

伊藤忠食品の食料品卸売業では、メーカーや親会社から酒類や食品を仕入れ、それを卸売しています。このプロセスを通じて、同社は市場における重要な流通の役割を果たしています。卸売業は同社の主要な事業セグメントであり、収益の大部分を占めています。

その他の事業としては、物流管理や運送業、小売業、サービス業、食品製造業などがあります。しかし、これらの事業は伊藤忠食品の全体的な事業においては重要度が低く、主に補完的な役割を果たしています。これにより、同社は多角的な事業展開を行っています。

経営方針

伊藤忠食品は、食を中心とした価値創造を目指し、新中期経営計画「Transform 2025~創造と循環~」を推進しています。この計画は、消費者と社会に貢献することを企業理念とし、サプライチェーン全体での共有価値の創造を目指しています。特に、情報、商品開発、物流の3つの重点分野に注力し、ビジネスの拡大を図っています。

情報分野では、全国のスーパーにデジタルサイネージを展開し、消費者の購買意欲を喚起する情報提供を行っています。商品開発では、冷凍食品や有名ブランド監修の冷凍ケーキの採用を拡大し、消費者の食生活を豊かにする商品を提供しています。物流分野では、デジタル技術を活用し、効率的なサプライチェーンの構築を進めています。

また、伊藤忠食品は人的資本経営の高度化にも取り組んでおり、女性活躍や健康経営の推進に力を入れています。これにより、「えるぼし認定」の最高位である3つ星を取得し、「健康経営優良法人 ホワイト500」にも認定されました。これらの取り組みを通じて、持続的な企業価値の向上を目指しています。