オルバヘルスケアホールディングスJP:2689

時価総額
¥127.3億
PER
9.1倍
持株会社の有力企業。9社体制で医療機器販売、SPD事業、在宅介護用ベッドの販売・レンタルを展開。当連結会計年度に1社を設立、外国子会社を連結化、連結範囲から1社除外。病院向け販売が中心。日本・タイ中心の展開。

事業内容

オルバヘルスケアホールディングスは、医療機器の販売や病院向けの資材管理サービス、在宅介護用品の販売・レンタルを中心に事業を展開する持株会社です。

同社はグループ各社を統括し、医療機関や介護現場に必要な機器やサービスを一貫して供給している。

主な顧客は病院・診療所や介護施設の調達部門、在宅介護の利用者やそのケア事業者で、医療機器の販売が収益の中核を占めています。

加えて、物品管理や購買管理を行うSPDサービスの契約収入や、介護用品のレンタル収入が安定的な売上基盤になっています。

事業は大きく医療器材事業、SPD事業、介護用品事業の三本柱で構成されています。

医療器材事業は病院向けの機器や関連機器の販売、SPD事業は物品・情報の管理と購買管理を担い、介護用品事業は在宅向けベッドなどの販売・レンタルを行っています。

近年は海外子会社を連結に加えたり新会社を設立したりして、グループ体制の強化を進めています。

経営方針

同社は中期経営計画の目標として、2028年6月期に連結売上高1,420億円、連結営業利益27億円を目指しています。さらに「VISION2030」として国内での医療機器商社としてのトップ化、2030年に営業利益の20%を海外で稼ぐこと、30以上の新製品・サービスを上市することを掲げており、過去5年のROEの単純平均14.2%を踏まえつつ自己資本の充実を図る方針です。直近では物価上昇や顧客の設備投資慎重化で利益率が低下したため、収益構造の改善を重要課題と位置づけています。

重点投資分野としては手術関連、整形外科、循環器など専門領域の強化を進めています。同社は医療機器販売を中核に、物品管理(SPD)や在宅介護用品の販売・レンタルといった収益の柱を持ち、ここにグループ内連携による一貫供給と独自製品の拡販で差別化を図っています。具体的には自社開発の自動精算機などオリジナル製品の販売拡大、仕入交渉力の強化やロジスティクス基盤の整備で安定供給を確保し、消耗品の利益率改善や顧客満足度向上を狙います。

新市場開拓では海外展開と新事業育成を掲げています。タイ王国での事業基盤確立や、カワニシバークメドを通じたクリニック向けビジネスの拡大、新会社「オルシード」による次世代ごみ処理機の開発・販売などを進め、海外比率を高めて2030年に営業利益の20%を海外から確保する計画です。加えてグループ再編や子会社の連結化を通じて成長余地のある分野へ投資を行い、30以上の新製品・サービスの上市を通じて新たな収益源を作っていきます。

技術革新への取り組みとしてはデジタル化(DX)を推進し、非生産業務の効率化や営業活動の質向上を図っています。具体的には業務プロセスの自動化、ICTツール導入による顧客対応時間の最大化、社員のITスキル向上研修、さらにロジスティクスのデジタル化で安定供給を支える体制構築を進めます。また、外部の新技術やノウハウを持つ企業との連携・提携を拡大し、研究・開発と事業化を速めることで、医療現場のニーズに即した製品・サービスの投入を強化しています。