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ジーフットJP:2686
沿革
1971年10月 |
株式会社ツルヤ靴店を設立 |
1972年2月 |
合資会社ツルヤ靴店の事業及び店舗を包括承継し、本格的に事業展開 |
1992年10月 |
本社新社屋(6階建)を竣工(コンピュータによる管理体制の充実を図る) |
1993年10月 |
東京都世田谷区に下北沢店を開店(関東進出の拠点) |
1994年9月 |
ASBee'sブランドで商品開発を行い、各店においてPB商品の販売を開始 |
1996年1月 |
POSレジ化によって管理体制を強化 |
2000年5月 |
有限会社ツルヤ商事と合併 |
2000年12月 |
名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2002年10月 |
兵庫県伊丹市に伊丹店を開店(関西地区最初の出店) |
2003年2月 |
東京都渋谷区に渋谷センター街店を開店 |
2003年5月 |
北海道函館市に函館店を開店(3大都市圏以外での最初の出店) |
2004年6月 |
愛知県一宮市(旧葉栗郡木曽川町)に新業態のTSURUYA FORUM木曽川店を開店 |
2005年12月 |
イオン株式会社と業務・資本提携 |
2009年2月 |
株式会社ニューステップを吸収合併し商号を株式会社ジーフットに変更 |
2009年6月 |
イオン株式会社による新株予約権の権利行使により同社の子会社となる |
2012年4月 |
本社機能を東京都中央区に移転 |
2012年11月 |
神奈川県相模原市にアスビーファム下九沢店を開店(アスビーファム業態の最初の出店) |
2015年11月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場 名古屋証券取引所市場第二部から同第一部銘柄に指定 |
2016年9月 |
本店を東京都中央区新川一丁目23番5号に移転 |
2017年2月 |
株式会社プレステージシューズ(現在連結子会社)を設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行 |
事業内容
ジーフットは、靴を中心とした商品の販売を行う企業であり、その事業は主に以下の業態に分けられます。
まず、「アスビー」は、人気ブランドの最新モデルを取り揃えるファッションとライフスタイルを提案するフットウェアのスペシャリティショップです。オリジナルブランドの充実やショップ限定アイテムの提供、さらにはアスビーキッズやスケッチャーズなどの専門店複合による集客力向上を図っています。
次に、「アスビーファム」は、ポピュラープライスのファッション&コモディティアイテムを3世代のファミリーに提案するフルラインシューズストアです。流行に敏感なヤングやニューファミリーを中心に、ホットアイテムのコーディネートも行っています。
「フェミニンカフェ」は、女性が心惹かれるカフェをイメージした雑貨テイストのレディースシューズショップです。「スイート&キュート」をテーマにしたオリジナルシューズを提供し、雰囲気のある店内でのショッピングを楽しめます。
最後に、「グリーンボックス」は、デイリーユースを意識した低価格商品から高品質なシューズまでを豊富にラインナップする地域密着型のフットウェアショップです。ヘルス&ウェルネス志向やアクティブシニアのライフスタイルに対応した商品展開を行っており、イオングループのGMSの靴売場も運営しています。
これらの業態を通じて、ジーフットは多様な顧客ニーズに応える商品とサービスを提供し、靴販売市場における地位を確立しています。
経営方針
ジーフットは、顧客第一主義をモットーに「足元からのスタイル提案業」として事業を展開しています。同社は、フットウェアの国内リーディングカンパニーを目指し、継続的な成長と資本・資産効率の向上を重視した経営を推進しています。特に、自己資本比率と1株当たり当期純利益の向上に注力しています。
新型コロナウイルス感染症の拡大は、経済活動に大きな影響を与え、特に靴小売業界においては、外出自粛の長期化や在宅勤務の普及により、需要の変化が見られました。これに対応するため、ジーフットは2024年2月期を「成長戦略に向けた基礎固め」と位置づけ、事業再生計画を加速度的に推進しています。
重点取り組みとして、MD構造改革に着手し、お客さま・売場起点の統一品揃えへの変更、PB商品の開発・展開、商品在庫の適正化、デジタルを活用した情報発信の強化を進めています。また、事業構造改革では、アスビーブランドの統一展開を本格化し、地域1番店の構築を目指しています。組織・コスト構造改革では、現場起点の組織体制構築や本社・店舗のデジタルシフトを推進しています。さらに、EC事業の成長と拡大にも力を入れ、オムニチャネル化を進めてお客さまの利便性向上と新規顧客獲得を図っています。
これらの施策を通じて、ジーフットはキャッシュフロー経営の徹底と生産性の向上を目指し、業績回復に向けた事業構造改革に取り組んでいます。