- 日本企業
- タビオ
タビオJP:2668
沿革
1977年3月 |
靴下の企画・販売を目的に、大阪市平野区平野本町に資本金600万円で株式会社ダンを設立。 |
1981年9月 |
東京営業所を東京都多摩市に開設。 |
1982年9月 |
直営第1号店を神戸市中央区三宮町に開設。 |
1984年11月 |
フランチャイズチェーン第1号店として、『靴下屋』久留米店を開設。 |
1986年7月 |
本社を大阪市平野区長吉長原西に移転。 |
1987年6月 |
商品の研究開発を目的として、「中央研究所」を奈良県北葛城郡広陵町に新設。 |
1988年3月 |
『靴下屋』全店にPOSシステムを導入。 |
1990年3月 |
新業態として百貨店・直営店を中心とした「ショセッティア事業部」を新設。同時に「代官山事務所」を東京都渋谷区代官山町に開設。 |
1992年4月 |
靴下の試験研究と物流業務を目的に、仕入先5社と共同出資で、「協同組合靴下屋共栄会」(現 連結子会社)を奈良県北葛城郡広陵町に設立。 |
1994年1月 |
「協同組合靴下屋共栄会」に商品保管及び出庫業務を委託。 |
1994年8月 |
低価格・高品質の商品仕入を目的として、中国上海市に丸紅繊維洋品株式会社(現 丸紅インテックス株式会社)、丸紅株式会社と共同出資で、「上海通暖紅針織有限公司」を設立。 |
1995年1月 |
東京営業所を東京都渋谷区桜丘町に移転。 |
1999年2月 |
「代官山事務所」を東京営業所に統合。 |
2000年10月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
2001年3月 |
靴下製造関連機械の研究・開発を目的として、「S.V.R.技術開発センター」を奈良県北葛城郡広陵町に開設。 |
2001年7月 |
イギリス ロンドンに子会社、「DANSOX UK Co.,Ltd」を設立。 |
2002年3月 |
海外での直営第1号店として、靴下専門店『タビオ』をイギリス ロンドンに開設。 |
2006年9月 |
企業イメージの向上と世界的なプレミアムブランドの確立を目的として、商号を「株式会社ダン」から「タビオ株式会社」、「DANSOX UK Co.,Ltd」から「Tabio Europe Limited」に変更。 |
2006年9月 |
「協同組合靴下屋共栄会」において、靴下の品質管理の強化を目的に「検査・研究棟」を奈良県北葛城郡広陵町に建設。 |
2007年6月 |
「協同組合靴下屋共栄会」を「タビオ奈良株式会社」に組織及び商号変更。 |
2008年6月 |
フランス パリに「Tabio France S.A.R.L.」(現 連結子会社 以下「タビオ・フランス」という)を設立。 |
2010年3月 |
東京営業所を東京支店に改称。 |
2010年3月 |
本社を大阪市浪速区難波中に移転。 |
2010年11月 |
新基幹システムを導入。 |
2012年2月 |
東京支店を東京都渋谷区渋谷に移転。 |
2012年4月 |
「タビオ・フランス」の会社形態を「Tabio France S.A.S.」に変更。 |
2012年4月 |
「上海通暖紅針織有限公司」を清算結了。 |
2012年6月 |
フランス パリに「Tabio Retail S.A.S.」(現 連結子会社)を設立。 |
2016年9月 |
イギリス ロンドンにイギリス支店を開設し、「Tabio Europe Limited」より営業譲受。 |
2017年5月 |
「Tabio Europe Limited」を清算結了。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行。 |
2023年1月 |
中国上海市に「踏比鴎商貿(上海)有限公司」(現 連結子会社)を設立。 |
2023年2月 |
直営店159店舗、フランチャイズチェーン店114店舗、合計273店舗となる。 |
事業内容
タビオは、靴下やパンスト・タイツの企画販売を主軸に展開する企業であり、タビオ奈良株式会社やTabio France S.A.S.を含む数社の連結子会社と共に、幅広い事業を手がけています。同社の事業は大きく分けて「国内専門店事業」「国内EC事業」「海外・スポーツ卸事業」の3つのセグメントに区分されます。
国内専門店事業では、「靴下屋」「Tabio」「TabioMEN」といったブランド店舗を通じて、地域戦略やSNSを活用したトレンド対応商品の展開、および顧客一人ひとりに合わせた高付加価値サービスを提供しています。これにより、顧客に「専門店としてあるべき所に店舗がある」と認識してもらうことを目指しています。
国内EC事業では、自社ECサイトを中心に、ユーザビリティの向上と収益の柱としてのECサイト運営に力を入れています。これにより、世界中の顧客に対して商品を効果的にアピールしています。
海外・スポーツ卸事業では、欧州ヨーロッパでのブランド価値向上やアジア圏での事業拡大を目指しています。また、スポーツ卸事業においては、機能性に特化したスポーツソックスやフットボールソックスの展開により、市場における強固なポジショニングの確立を図っています。
タビオ奈良株式会社は、商品の保管や出庫業務、物流業務全般、商品の研究・検査、品質管理を担っており、タビオの事業運営において重要な役割を果たしています。これらの事業展開を通じて、タビオは靴下業界における独自の地位を築いています。
経営方針
タビオは、靴下やパンスト・タイツの企画販売を軸に、国内外で多角的な事業展開を行っている企業です。同社は、「世界一の靴下総合企業を実現する」というビジョンのもと、Made in Japanの品質と技術にこだわり、革新的な商品開発とサービスの提供に努めています。経営環境の変化に対応し、顧客満足度の向上と消費者ニーズへの迅速な対応を目指しています。
成長戦略として、タビオはOMO戦略を推進し、WEB・SNSの活用を通じて国内EC売上の増加とリアル店舗への送客を図っています。また、メンズ商品の認知度拡大に向け、俳優・窪塚洋介氏をブランドアンバサダーに起用し、品質と職人技術にこだわった商品の魅力を伝えています。スポーツ商品の売上拡大も重要な施策であり、専門性の高い商品展開を通じて市場での存在感を高めています。
海外戦略においては、中国大陸事業を成長の柱と位置付け、現地生産体制の整備と越境ECの強化に注力しています。これらの取り組みを通じて、タビオは国内外でのブランド価値向上と事業拡大を目指しています。同社の戦略は、靴下業界における独自の地位の確立と、長期的な成長の実現に向けたものです。