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キーコーヒーJP:2594
沿革
1952年10月 |
東京都港区芝田村町4丁目8番地に株式会社木村コーヒー店を設立。 |
1954年11月 |
本店を東京都港区芝田村町19番地(現東京都港区西新橋2丁目34番4号)に移転。 |
1961年12月 |
日本インスタントコーヒー工業株式会社(現ニック食品株式会社)を設立。 |
1964年9月 |
神奈川県横浜市港北区に綱島工場完成。 |
1970年8月 |
愛知県名古屋市西区に名古屋工場完成。 |
1971年8月 |
職域向けコーヒーの市場開拓を図るため、キーコーヒーサービス株式会社を設立。 |
9月 |
青森県八戸市に株式会社青森木村コーヒーを設立。 |
10月 |
沖縄県那覇市に株式会社沖縄木村コーヒー(現株式会社アイラ沖縄)を設立。 |
1974年9月 |
トラジャコーヒー開発事業の日本側投資会社として、スラウェシ興産株式会社を設立。 |
1975年5月 |
缶コーヒー原料用のレギュラーコーヒーの製造販売開始。 |
1976年4月 |
インドネシア共和国にトラジャコーヒー開発事業の現地法人PT.TOARCO JAYAを設立。 |
11月 |
福岡県福岡市東区に九州工場完成。 |
1978年3月 |
トアルコトラジャコーヒー製造販売開始。 |
6月 |
千葉県船橋市に関東工場完成。 |
10月 |
損害保険の取扱いを目的として、株式会社キー商会を設立。 |
1982年10月 |
佐賀県鳥栖市に九州工場完成。 |
1983年4月 |
ライブパック包装システムを導入し、キーライブパックシリーズとして製造販売開始。 |
1985年12月 |
関東工場敷地内に研究所を設置。 |
1986年11月 |
宮城県泉市(現仙台市泉区)に東北工場完成。 |
1988年10月 |
株式会社大阪木村コーヒー店を吸収合併。 |
1989年2月 |
キーコーヒー株式会社に商号変更。 |
1993年11月 |
愛知県春日井市に中部工場完成。 |
1994年1月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
1996年1月 |
東京証券取引所市場第二部へ株式を上場。 |
2月 |
台湾の現地企業CRESCO INC.との共同出資により台湾キーコーヒー株式会社を設立。 |
1997年9月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定される。 |
9月 |
簡易抽出型レギュラーコーヒー「ドリップオン」の製造販売開始。 |
10月 |
通信販売事業推進のため、「通販倶楽部」を新設、また、インターネットでも受注を開始。 |
1997年10月 |
東北工場、優良施設工場としてコーヒー業界初の厚生大臣表彰を受賞。 |
1999年3月 |
中部工場、ISO14001(環境管理システム)の認証取得。 |
9月 |
東北工場、関東工場、九州工場、ISO14001(環境管理システム)の認証取得。 |
2000年3月 |
新情報処理システム本格稼動。 |
9月 |
コーヒーの共同展開ブランドRoots(ルーツ)の発売開始。 |
2001年3月 |
ISO14001(環境管理システム)の認証取得。 |
11月 |
生産本部、全工場、ISO9002(品質マネジメントシステム)の認証取得。 |
2002年3月 |
新本社屋完成。 |
12月 |
生産本部、全工場、マーケティング本部、ISO9001(品質マネジメントシステム)の認証取得。 |
2003年3月 |
新ロジスティクスシステム稼動。 |
7月 |
環境活動の一環で、省エネを目的とした「夏季ノーネクタイ、ノー上着」を全社で実施。 |
10月 |
関東工場の増改築が完了し、生産設備と衛生管理体制強化。 |
2004年4月 |
青森キーコーヒー株式会社(旧株式会社青森木村コーヒー)を吸収合併。 |
10月 |
株式会社キョーエイコーポレーションの全株式を取得し、完全子会社化。 |
2005年1月 |
九州工場の増改築が完了し、生産設備と衛生管理体制強化。 |
4月 |
キーコーヒーサービス株式会社の資本増強を行うとともに、社名をキーコーヒーコミュニケーションズ株式会社に変更。 |
4月 |
株式会社キー商会を資本増強し、キーアソシエイツ株式会社に社名変更。 |
4月 |
株式会社イタリアントマトの株式を取得し、連結子会社化。 |
4月 |
ニック食品工業株式会社(現ニック食品株式会社)の株式を取得し、連結子会社化。 |
2007年5月 |
東北工場の増改築が完了し、生産設備と衛生管理体制強化。 |
12月 |
トアルコ トラジャ コーヒー農園(パダマラン農園)が「グッドインサイド」の認証を取得。 |
2008年5月 |
自家焙煎システム「SRS(ショップ・ロースティング・システム)」の1号店を出店。 |
2009年11月 2010年12月 |
トアルコ トラジャ コーヒー農園(パダマラン農園)が「レインフォレスト・アライアンス」の認証を取得。 カフェ開業支援事業「KEY'S CAFE」の1号店出店。 |
12月 |
クリスタルコーヒー株式会社の業務市場向け事業を譲受。 |
2011年1月 |
スラウェシ興産株式会社の株式を追加取得し、連結子会社化。 |
5月 |
イタリアのillycaffe社とカプセル式エスプレッソシステムの独占販売契約を締結。 |
2012年2月 |
全4工場でFSSC22000(食品安全マネジメントシステム)の認証を取得。 |
3月 |
株式会社アマンドが会社分割により新設した飲食・物販事業会社(「アマンド」の商号は新会社が承継)の全株式を取得し、連結子会社化。 |
10月 |
スラウェシ興産株式会社の全株式を取得し、完全子会社化。 |
2013年1月 |
グループの業容や提案活動を総合的に紹介する「KEYCOFFEE SHOW」を東京で開催。 |
1月 |
株式会社銀座ルノアールを持分法適用関連会社化。 |
2014年2月 |
honu加藤珈琲店株式会社の全株式を取得し、連結子会社化。 |
2015年1月 |
イタリアのillycaffe社とillyブランド製品の独占販売契約を締結し発売開始。 |
6月 |
監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行。 |
2016年5月 |
未来に向けたコーヒー産業の発展を支援する世界的な非営利の研究機関「World Coffee Research」の日本初のゴールドメンバーとして、同団体が取り組む「国際品種栽培試験」活動への協力を開始。 |
2017年3月 |
「リプトン」ブランドの家庭用紅茶製品に関して、ユニリーバ・ジャパンと日本国内における販売総代理店契約を締結し、販売を開始。 |
2017年5月 |
台湾キーコーヒー株式会社の株式を追加取得し、連結子会社化。 |
2020年8月 |
創業100周年 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
事業内容
キーコーヒー株式会社とそのグループ企業は、幅広い事業セグメントを展開しています。主にコーヒー関連事業、飲食関連事業、その他の事業を手がけており、これらは消費者や飲食店、食品問屋、飲料メーカーなどに向けた製品やサービスを提供しています。
コーヒー関連事業では、キーコーヒー自身がコーヒー製品を販売するほか、スラウェシ興産株式会社がインドネシア共和国からコーヒー生豆を輸入し、キーコーヒーに販売しています。また、PT.TOARCO JAYAはインドネシアでコーヒー農園を経営し、コーヒー生豆の集買・精選を行っています。
飲食関連事業では、株式会社イタリアントマトや株式会社アマンドが、飲食店事業および洋菓子等の販売を国内外で展開しています。これらの企業は、キーコーヒーグループの中で飲食と小売のセグメントを担っています。
その他の事業としては、ニック食品株式会社が飲料を中心とした食品の製造及び受託加工を行い、キーコーヒーコミュニケーションズ株式会社がオフィスサービス事業と通販事業を、株式会社キョーエイコーポレーションが運送物流事業を、キーアソシエイツ株式会社が保険代理店事業をそれぞれ展開しています。さらに、honu加藤珈琲店株式会社はコーヒー製品の通販事業を、台湾キーコーヒー株式会社はコーヒー製品の販売及び直営店舗の運営を行っています。
これらの事業展開を通じて、キーコーヒーグループはコーヒーを中心とした飲料市場での地位を確立し、多角的なビジネスモデルを構築しています。
経営方針
キーコーヒー株式会社は、品質第一主義を掲げ、コーヒーの栽培から加工、そしてお客様への提供までのバリューチェーン全体を担う企業グループです。同社は、「コーヒーを究める」、「お客様を見つめる」、「心に豊かさをもたらすコーヒー文化を築く」という企業理念のもと、信頼度No.1の会社であること、コーヒーの可能性を追求し価値を提供する会社であること、そしてお客様から最初に選ばれるコーヒー会社であることを目指しています。
中期経営戦略として、キーコーヒーは事業構造改革を成し遂げ、新たな生活様式に適応し、2世紀企業としての飛躍の基盤を確立することを目標に掲げています。これには、変革へのチャレンジ、収益力強化、グループ総合力の強化が含まれます。具体的には、業務の標準化や在庫の適正化によるコスト低減、業務用市場と家庭用市場でのサービス水準の維持と効率化、新商品やサービスの開発、EC市場への経営資源投入、D2Cビジネスや海外ビジネスへの注力などが挙げられます。
さらに、飲食関連事業では、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、新しい環境に適応した店舗開発やSNSの活用、デリバリーへの取り組み強化、新メニュー開発などを通じて業績回復を目指しています。また、基幹系システムや生産管理システムの刷新、デジタル化の促進による業務の効率化と高度化も進めています。
キーコーヒーは、商品やサービスの提供だけでなく、企業としての社会的責任を果たすことを重視し、持続可能な企業成長と発展を目指しています。これらの戦略を通じて、同社はコーヒーに関して信頼度No.1の会社であること、コーヒーの可能性を追求し価値を提供できる会社であること、そしてお客様に最初に選ばれるコーヒー会社であることを実現するために全社一丸となって取り組んでいます。