- 日本企業
- 伊藤園
伊藤園JP:2593
沿革
年月 |
概要 |
1966年8月 |
日本ファミリーサービス株式会社と合資会社ビーエー商会との共同出資により、当社の前身である フロンティア製茶株式会社を静岡県静岡市に設立。 緑茶のルートセールス(小売店等への直接販売)を開始。 |
1968年2月 |
神奈川県横浜市港北区(現・青葉区)に支店第1号として神奈川支店(現・横浜緑支店)を開設。 |
1969年5月 |
フロンティア製茶株式会社から「株式会社伊藤園」に商号変更。 |
1969年6月 |
株式会社本庄商事(旧・日本ファミリーサービス株式会社)及び合資会社ビーエー商会より緑茶事業に関する営業譲渡を受け、生産部門を確保。 |
1969年7月 |
本店を東京都練馬区へ移転。 |
1973年4月 |
本社事務所を東京都新宿区へ移転。 |
1974年5月 |
静岡県榛原郡相良町(現・牧之原市)に静岡相良工場を建設。 |
1976年4月 |
茶産地育成事業の展開を開始。 |
1977年6月 |
神奈川県横浜市港北区(現・青葉区)に直営小売店第1号として「茶十徳・日吉店」を開設。 |
1979年8月 |
中国土産畜産進出口総公司と日本初のウーロン茶輸入代理店契約を締結。 |
1981年3月 |
無糖茶飲料「缶入りウーロン茶」の全国販売開始。缶飲料業界に本格的に進出。 |
1981年8月 |
沖縄県浦添市に「株式会社沖縄伊藤園」(現・連結子会社)(2005年7月沖縄県糸満市に移転)を 設立。 |
1981年9月 |
スリランカ民主社会主義共和国より紅茶を直輸入、販売開始。 |
1981年11月 |
伊藤園包装株式会社(1981年5月設立)の商号を伊藤園紅茶株式会社に変更。 |
1984年5月 |
伊藤園紅茶株式会社の商号をロイヤルスペンサー株式会社に変更。 |
1985年2月 |
緑茶飲料「缶入り煎茶」を全国販売開始。 |
1986年9月 |
静岡相良工場敷地内に中央研究所を新設。 |
1987年7月 |
米国ハワイ州にITO-EN(USA)INC.(後のITO EN(USA)INC.)を設立。 |
1989年2月 |
「缶入り煎茶」から名称変更し、「お~いお茶」ブランドとして販売開始。 |
1989年11月 |
「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」キャンペーンを開始。 |
1990年7月 |
本店を東京都新宿区へ移転。 |
1992年5月 |
日本証券業協会に店頭登録。 |
1992年8月 |
東京都渋谷区に本社ビルを建設し、本店を移転。 |
1994年9月 |
中国浙江省に「寧波舜伊茶業有限公司」(現・持分法適用非連結子会社)を設立。 |
豪州ビクトリア州に「ITO EN AUSTRALIA PTY.LIMITED」(現・連結子会社)を設立。 |
|
1996年9月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1998年10月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
1999年5月 |
ロイヤルスペンサー株式会社(存続会社)と株式会社玄米屋(1987年11月出資)が合併し、商号を「伊藤園産業株式会社」(現・連結子会社)に変更。 株式会社関西茶業の株式を取得し、商号を「株式会社伊藤園関西茶業」(現・連結子会社)に変更。 |
2001年5月 |
米国ニューヨーク州に「ITO EN(North America)INC.」(現・連結子会社)(2021年11月米国テキサス州に移転)を設立。 |
2006年6月 |
「ITO EN(North America)INC.」が「Mason Distributors,Inc.」(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2006年10月 |
フードエックス・グローブ株式会社(現・連結子会社「タリーズコーヒージャパン株式会社」)の 株式を取得。 |
2007年9月 |
東京証券取引所市場第一部に第1種優先株式を上場。 |
2008年4月 |
東京都新宿区に「伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズ株式会社」(現・連結子会社)を設立。 |
2010年2月 |
東京都新宿区に「株式会社グリーンバリュー」(現・連結子会社)を設立。 |
2011年5月 |
「チチヤス株式会社」(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2012年6月 |
シンガポールに持株会社「ITO EN Asia Pacific Holdings Pte.Ltd.」(現・連結子会社)を設立。 |
2012年10月 |
シンガポールに「ITO EN Singapore Pte.Ltd.」(現・連結子会社)を設立。 「ネオス株式会社」(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2012年12月 |
中国上海市に「伊藤園飲料(上海)有限公司」(現・連結子会社)を開設。 |
2013年5月 |
タイに「ITO EN(Thailand)Co.,Ltd.」(現・連結子会社)を設立。 |
2013年9月 |
「株式会社土倉」(現・連結子会社)の株式を100%取得し、連結子会社化。 |
2015年2月 |
「ITO EN(North America)INC.」が「Distant Lands Trading Co.」(現・連結子会社)の株式を 取得。 |
2015年10月 |
「トーウンロジテム株式会社」(現・持分法適用関連会社)を設立。 |
2016年9月 |
兵庫県神戸市西区に「神戸工場」を建設。 |
2016年12月 |
ITO EN(USA)INC.(1987年7月設立、2017年4月解散)が、「ITO EN(Hawaii)LLC」(2015年11月 設立)へ事業譲渡を行う。 |
2019年5月 |
「お~いお茶」ブランドが「ナチュラルヘルシーRTD緑茶飲料(最新年間売り上げ)」販売実績 世界一としてギネス世界記録™に認定。 |
2022年4月 |
東京証券取引所プライム市場に移行。 |
事業内容
伊藤園は、茶葉(リーフ)と飲料(ドリンク)の製造販売を主たる事業としつつ、飲食関連事業やその他の関連事業も手がけている企業グループです。
リーフ・ドリンク関連事業では、同社が茶葉製品を仕入れ、緑茶、麦茶、ウーロン茶などを全国に販売しています。一方、飲料製品の多くは同社が企画・開発し、グループ外のメーカーに製造を委託して仕入れ、販売しています。海外では、米国やアジアを中心に現地法人が製造・販売を行っています。
飲食関連事業では、タリーズコーヒージャパンがスペシャルティコーヒーの飲食店の経営やフランチャイズ展開を行っています。
その他の事業では、米国フロリダ州のMason Distributors,Inc.がサプリメントの製造・販売を手がけています。
同社グループは、国内外で多岐にわたる事業を展開しており、茶葉やコーヒー、飲料、飲食店など、幅広い分野でビジネスを展開しています。
経営方針
伊藤園は、「お客様第一主義」の経営理念のもと、健康で豊かな生活と持続可能な社会の実現を目指す「健康創造企業」として、中長期的な成長戦略を推進しています。
同社は、2022年6月に新・中長期経営計画を策定し、5つの重点戦略に注力しています。具体的には、「食生活と健康への貢献」「持続可能な国内農業への貢献」「環境」「地域社会・コミュニティとのつながりの深化」「持続可能なサプライチェーンへの貢献」「多様な人財と全員活躍の推進」「コーポレート・ガバナンス」の7つのサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)に取り組んでいます。
これらの取り組みを通じて、同社は自然由来の製品を主とした事業活動を営み、お客様の健康で豊かな生活と持続可能な社会の実現に貢献するとともに、企業価値の向上を目指しています。また、海外事業の強化にも注力し、米国や中国、東南アジアなどでの販売拡大を図っています。
さらに、同社は原料調達力の強化や総コストの削減にも取り組んでおり、ファブレス生産方式の採用や、長年の茶産地育成事業を通じた高品質な原料茶の安定調達体制の構築などにより、収益性の向上にも努めています。