ダイドーグループホールディングス (2590) 株価

時価総額
¥871.2億
PER
16.7倍
清涼飲料の有力企業。自販機を主力とした缶コーヒー等の飲料販売に加え、医薬品関連・食品・希少疾病用医薬品事業を展開。子会社20社を通じ国内外で事業を運営。日本・中国・トルコ・イギリス・ポーランドに展開。

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事業内容

ダイドーグループホールディングスは、清涼飲料水を中核とした多角的な食品・医薬品メーカーです。同社は自動販売機とコンビニエンスストアを主要な販売チャネルとして、缶コーヒーや清涼飲料水、ドリンク剤などを消費者に提供しています。国内外で20社の子会社を擁し、飲料事業から医薬品まで幅広い事業を展開しています。

同社の収益構造は、主に一般消費者向けの製品販売と、製薬会社からの受託製造で構成されています。国内飲料事業では自販機とコンビニでの直接販売、海外では現地法人を通じた店頭販売が中心となっています。また医薬品関連事業では、外部の製薬会社からドリンク剤などの製造を受託することで安定的な収益を確保しています。

同社の事業は5つのセグメントに分かれており、中核の国内飲料事業に加えて、中国・トルコ・ポーランドなどで展開する海外飲料事業があります。さらに大同薬品工業による医薬品関連事業、たらみのフルーツゼリーを手がける食品事業、希少疾病用医薬品「ファダプス錠」を販売する希少疾病用医薬品事業を運営し、リスク分散を図った事業ポートフォリオを構築しています。

経営方針

ダイドーグループホールディングスは、2030年に向けた長期ビジョン「グループミッション2030」を掲げ、世界中の人々の楽しく健やかな暮らしをクリエイトする企業への変革を目指しています。同社は現在、5カ年計画「中期経営計画2026」の成長ステージにあり、2027年1月期の修正後目標として連結売上高2,553億円、営業利益率3%、連結ROIC4%を設定しています。この計画では国内飲料事業の再成長、海外飲料事業戦略の再構築、非飲料領域の強化・育成という3つの基本方針のもと、持続的成長の基盤づくりに注力しています。

重点投資分野では、自販機オペレーションの高度化とヘルスケア領域の拡大に力を入れています。同社はアサヒ飲料との合弁会社設立により自販機の直販チャネルを一体運営し、AIを活用したスマート・オペレーションの導入を完了させました。また、コアビジネスである自販機事業の約90%が地域密着型であることを活かし、デジタル技術による効率化と混載オペレーションによるシナジー創出を進めています。ヘルスケア分野では、サプリメント通販事業の「ロコモプロ」や医薬品関連事業でのパウチ製品製造など、高齢化社会のニーズに応える差別化商品の開発に取り組んでいます。

新市場開拓では、海外事業の戦略的再構築を積極的に推進しています。2024年2月にはポーランドのヴォサナ社を買収し、自社製品販売、他社製品製造、プライベートブランド製造という3つのビジネスモデルを獲得しました。トルコ事業では高インフレ環境下でも戦略的価格改定により収益性を改善し、中国では無糖茶の現地製造を開始して市場拡大を図っています。国内では希少疾病用医薬品事業に参入し、2025年1月から初の新薬「ファダプス錠10mg」の販売を開始するなど、医療分野での事業領域拡大を実現しています。

技術革新への取り組みでは、2025年4月にグループ横断の「ダイドーグループ未来共創研究所」を設置し、飲料・食品を軸とした健康価値創出力の強化を目指しています。同社は自社工場を持たないファブレス経営により、製品企画・開発と自販機オペレーションに経営資源を集中させ、デジタル技術を活用したスマート・オペレーションの高度化に継続的に投資しています。また、大同薬品工業では新たな剤形の受託製造技術開発を進めており、2026年度から2027年度にかけてパウチラインの増設など工場再編を順次実施する計画です。

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