オエノンホールディングス (2533) 株価

時価総額
¥283.3億
PER
8.4倍
酒類製造の有力企業。焼酎、チューハイ、清酒、梅酒、洋酒を主力商品として展開。酵素医薬品事業では診断薬、発酵受託ビジネスも手掛ける。不動産事業、倉庫業も営む。子会社7社で構成され、製造から販売、物流まで一貫体制を構築。

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事業内容

オエノンホールディングスは、酒類製造を中核事業とする持株会社です。同社は焼酎、チューハイ、清酒、合成清酒、梅酒、洋酒などの幅広い酒類製品を製造・販売しており、特に焼酎分野では国内有数のメーカーとして知られています。また、長年培った発酵技術を活用して、酵素や診断薬といった医薬品分野にも事業を展開しています。

同社の収益構造は、酒類事業が主軸となっており、一般消費者向けの小売販売と業務用販売の両方を手がけています。製造面では合同酒精、福徳長酒類、秋田県醗酵工業などのグループ各社が担当し、販売においても複数の子会社が連携する体制を構築しています。この垂直統合型の事業モデルにより、製造から販売まで一貫した品質管理とコスト効率化を実現しています。

事業セグメントは大きく4つに分かれており、主力の酒類事業に加えて、酵素医薬品事業、不動産事業、その他事業(倉庫・荷役業)を展開しています。酒類事業では工業用アルコールや酒類原料用アルコールの製造も行い、食品産業向けにも製品を供給しています。酵素医薬品事業では発酵受託ビジネスも手がけ、他社の製品製造を請け負うことで技術力を活かした収益多角化を図っています。

経営方針

オエノンホールディングスは、2028年度に向けた「中期経営計画2028」の下で成長戦略を推進しています。同社は連結売上高930億円、連結経常利益45億円、売上高経常利益率4.8%、ROE10.0%、1株当たり配当金12円という具体的な数値目標を掲げ、長期ビジョン「NEXT100」の実現を目指しています。この戦略は中核事業の競争力・収益力強化、新領域への挑戦、ESG経営の推進という3つの重要課題を軸に展開されています。

同社の重点投資分野では、総合焼酎メーカーとしてのプレゼンス強化を最優先に位置づけています。甲類焼酎、乙類焼酎、チューハイなどの多様な商品ラインナップで消費者の嗜好変化に対応し、高付加価値商品の開発を進める一方、コスト構造の見直しによる収益力向上にも取り組んでいます。また、酵素事業では主力のラクターゼの増産設備投資を実行し、発酵受託ビジネスでは乳酸菌の製造能力拡大に向けた投資を進めています。

海外展開では酒類輸出の販路拡大とスケールアップを重要戦略として掲げています。アメリカ市場では営業体制を見直して積極的な現地営業活動を展開し、ヨーロッパではジンに加えてジャパニーズウイスキーの販売を開始して市場深耕を図っています。国内の酒類市場が縮小傾向にある中、海外市場の成長機会を取り込むことで事業拡大を目指しています。

技術革新への取り組みでは、発酵技術をベースとしたバイオテクノロジーを核として、AI等のデジタル技術の活用による業務効率化と生産性向上を推進しています。同社は品質管理の強化、収量・収率向上に向けた研究開発、工程内不適合撲滅などの施策により、既存ビジネスモデルの抜本的変革を目指しています。また、環境負荷軽減への取り組みや人的資本の充実、コーポレートガバナンス強化といったESG経営を通じて、持続的成長と中長期的な企業価値最大化を実現する戦略を展開しています。

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