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オエノンホールディングスJP:2533
沿革
大正13年10月 |
北海道内の焼酎製造会社4社(神谷酒造株式会社 旭川工場、東洋酒精醸造株式会社、北海道酒類株式会社、北海酒精株式会社)が合併し、旭川市に合同酒精株式会社を設立、資本金111万円。 |
昭和21年7月 |
東北アルコール工業株式会社を合併し、八戸工場とする(平成25年2月廃止)。 |
昭和23年10月 |
子会社 旭商会株式会社を設立(平成4年10月株式会社牛久シャトーガーデンに商号変更(平成18年10月合同酒精が吸収合併))。 シャトーカミヤ(平成29年9月牛久シャトーに名称変更)の営業を開始(平成30年12月牛久シャトー内飲食物販事業廃止)。 |
昭和24年5月 |
東京証券取引所に株式を上場。 |
昭和30年11月 |
葵酒造株式会社を合併し、清水工場とする。 |
昭和31年5月 |
菊美酒造株式会社を合併し、東京工場とする。 |
昭和35年3月 |
子会社 旭川酒類容器株式会社を設立(昭和43年2月ゴードー商事株式会社に商号変更(平成20年1月合同酒精が吸収合併))。 |
10月 |
神谷酒造株式会社(昭和15年に浅草の株式会社神谷傳兵衛本店が改称)を合併し、吾妻橋洋酒工場とする(昭和38年10月東京工場に統合)。 |
10月 |
東京都中央区に東京事務所新社屋を建設(旧 オエノン銀座ビル)。 |
昭和36年12月 |
太陽醸造株式会社を合併し、芝浦工場とする(昭和38年10月東京工場に統合)。 |
昭和38年6月 |
本店の所在地を旭川市から東京都中央区に移転。 |
10月 |
3工場(吾妻橋洋酒工場、東京工場、芝浦工場)を集約し、松戸市に東京工場を建設。 |
昭和39年1月 |
東京工場内に中央研究所を建設(現 酵素医薬品研究所)。 |
3月 |
西宮酒精株式会社(昭和50年11月 ゴードー興産株式会社に商号変更)の株式を取得し、西宮工場とする(平成12年12月廃止)。 |
昭和43年11月 |
株式会社サニーメイズを設立(現 関連会社)。 |
昭和45年3月 |
八戸工場内に酵素工場を建設(現 酵素医薬品工場)。 |
昭和54年10月 |
子会社 ゴードー倉庫株式会社を設立(現 ゴーテック株式会社)。 |
11月 |
子会社 株式会社ワコーを設立。 |
昭和55年2月 |
八戸工場に乳糖分解酵素(ラクターゼ)の製造設備を導入。 |
昭和57年1月 |
東京工場内に酒類食品研究所を設立(現 新商品開発センター)。 |
昭和62年6月 |
中央研究所に新研究棟を建設。 |
平成3年2月 |
雪印乳業株式会社と提携、資本金53億5千万円。 |
平成8年6月 |
東京工場内に関東物流センターを建設。 |
7月 |
シャトーカミヤ内に地ビール工場を建設(平成30年12月廃止)。 |
平成9年3月 |
子会社 みちのく食品株式会社を設立(平成15年8月全株式を譲渡)。 |
9月 |
旭川工場ISO9001認証取得。 |
平成10年6月 |
子会社 株式会社大雪乃蔵を設立(平成24年12月解散)。 |
10月 |
旭川工場内に焼酎原酒等の製造、貯蔵を行う酒類蔵を建設。 |
11月 |
子会社 株式会社ゴードーアセットコーポレーションを設立(現 株式会社オエノンアセットコーポレーション)。 |
12月 |
東京工場ISO9001認証取得。 |
平成11年7月 |
清水工場ISO9001認証取得。 |
10月 |
久留米工場ISO9001認証取得。 |
平成12年1月 |
山信商事株式会社の株式を取得(令和元年10月合同酒精が吸収合併)。 |
4月 |
酵素医薬品工場ISO9001認証取得。 |
平成13年1月 |
福徳長酒類株式会社の株式を取得(現 子会社)。同社及び同社子会社である秋田県醗酵工業株式会社を連結対象子会社とする。 |
1月 |
シャトーカミヤ内に神谷傳兵衛記念館を開業。 |
1月 |
サニーメイズISO9001認証取得。 |
10月 |
韮崎工場ISO9001認証取得。 |
平成14年4月 |
久留米工場ISO14001認証取得。 |
10月 |
ゴードー倉庫株式会社がゴードー興産株式会社と合併し、ゴーテック株式会社に商号変更(現 子会社)。 |
平成15年1月 |
湯沢工場ISO14001認証取得。 |
7月 |
持株会社体制に移行し、オエノンホールディングス株式会社に商号変更。新たに子会社 合同酒精株式会社を設立。 |
7月 |
富久娘酒造株式会社の株式を取得(現 子会社。平成30年1月オエノンプロダクトサポート株式会社に商号変更)。 |
11月 |
オエノン銀座ビル内にフレンチレストラン「le 6eme sens d'OENON(ル・シズィエム・サンス・ドゥ・オエノン)」を開店(平成25年6月閉店)。 |
平成16年2月 |
酵素医薬品工場内に第二精製棟を建設。 |
3月 |
酒類基礎研究所を韮崎工場隣接地に建設(現 酵素医薬品研究所 韮崎パイロット)。 |
6月 |
オエノングループ名古屋事務所を建設。 |
9月 |
シャトーカミヤ内にレストラン「La Terrasse d'OENON(ラ・テラス・ドゥ・オエノン)」を開店(平成30年12月閉店)。 |
11月 |
東京工場内にクッキングラボを併設した多目的施設「CRAM studio d'OENON(クラム・ステュディオ・ドゥ・オエノン)」を開設。 |
平成17年4月 |
子会社である福徳長酒類株式会社から会社分割により秋田県醗酵工業株式会社の株式を取得(現 子会社)。 |
平成18年3月 |
酵素医薬品工場内に発酵棟を建設。 |
平成19年3月 |
北の誉酒造株式会社の株式を取得(平成28年1月合同酒精が吸収合併)。同社及び同社子会社である越の華酒造株式会社を連結対象子会社とする(平成30年12月解散)。 |
3月 |
オエノングループ関西事務所を建設(令和元年12月移転)。 |
11月 |
シャトーカミヤ及び北の誉酒造株式会社酒蔵が経済産業省より近代化産業遺産に認定。 |
平成20年6月 |
シャトーカミヤが文部科学省より国指定重要文化財に認定。 |
10月 |
久留米工場内に九州物流センターを建設。 |
平成21年3月 |
オエノングループ北海道事務所を開設。 |
4月 |
苫小牧工場(バイオエタノール技術実証プラント及び酒類原料用・工業用アルコール工場)を建設(平成27年3月バイオエタノール事業及びバイオエタノール技術実証プラント廃止)。 |
平成23年8月 |
オエノングループ広島事務所を開設。 |
平成24年12月 |
シャトーカミヤ内にオエノン ミュージアムを開業。 |
平成28年2月 |
東京工場ISO22000・FSSC22000認証取得。 |
10月 |
オエノングループ松戸事務所を開設。 |
平成29年9月 |
酵素医薬品工場FSSC22000認証取得。 |
9月 |
韮崎工場ISO22000・FSSC22000認証取得。 |
11月 |
久留米工場FSSC22000認証取得。 |
平成31年3月 |
牛久市と牛久シャトーの活用に関して包括連携協定を締結。 |
令和元年6月 |
灘工場FSSC22000認証取得。 |
9月 |
清水工場内に新蒸留棟を建設。 |
11月 |
東京都中央区から東京都墨田区に本社を移転。 |
12月 |
牛久市と牛久シャトーの賃貸借契約を締結。 灘工場内にオエノングループ新関西事務所を建設。 |
令和2年7月 |
牛久シャトーが文化庁により日本遺産(Japan Heritage)に認定。 |
9月 |
苫小牧工場FSSC22000認証取得。 |
11月 |
旭川工場FSSC22000認証取得。 |
12月 |
湯沢工場秋田県HACCP認証取得。 |
令和3年10月 |
清水工場FSSC22000認証取得。 |
令和4年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
11月 |
旧オエノン銀座ビル跡地にホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」を建設(ホテル運営:三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社)。 |
令和5年5月 |
連結対象子会社である株式会社サニーメイズの株式を大西商事株式会社に一部譲渡し、同社を持分法適用関連会社に変更。 |
事業内容
オエノンホールディングス及びその子会社7社は、複数の事業セグメントを展開しています。主要なセグメントには、酒類事業、酵素医薬品事業、不動産事業が含まれます。
酒類事業では、焼酎、チューハイ、清酒、合成清酒、梅酒、洋酒、加工用洋酒、酒類原料用アルコール・工業用アルコールの販売及び運送・荷役を手掛けています。このセグメントにおける製造は、合同酒精株式会社、福徳長酒類株式会社、秋田県醗酵工業株式会社、オエノンプロダクトサポート株式会社が中心で、販売はこれらの会社に加え、株式会社ワコーが担っています。運送・荷役は、ゴーテック株式会社が行っています。
酵素医薬品事業では、酵素や診断薬の販売及び発酵受託ビジネスを展開しており、これらは全て合同酒精株式会社が製造し、販売しています。
不動産事業においては、不動産の売買及び賃貸を行っています。このセグメントにはオエノンホールディングスのほか、合同酒精株式会社、オエノンプロダクトサポート株式会社、株式会社オエノンアセットコーポレーションが関与しています。
その他の事業として、倉庫業・荷役業があり、これはゴーテック株式会社が担当しています。
これらの事業展開を通じて、オエノンホールディングスグループは多岐にわたる分野で事業を展開し、幅広いニーズに応えています。
経営方針
オエノンホールディングスは、バイオテクノロジーを核とした事業展開を行っており、顧客に「安心」「安全」を提供することを第一に考えています。同社は、顧客志向と収益志向に則り、将来価値の共創に資する取り組みを進め、経営品質の向上とグループの持続的成長を目指しています。
経営環境の変化に対応し、2024年に向けて「長期ビジョン100」を策定。このビジョンでは、5本の柱を定め、企業価値の最大化を目指しています。これらの柱には、焼酎事業への集中、アルコール事業の販売拡大、生産改革、酵素医薬品事業の新展開、そしてCRE戦略が含まれます。
令和6年度の中期経営計画では、重点事業の強化、収益力の強化、環境問題への対応、経営基盤の強化の4つの課題に取り組む予定です。具体的には、焼酎事業の特化、販売用アルコールの利益確保、輸出酒類の強化、酵素医薬品事業の収益拡大などが挙げられます。
また、収益力の強化に向けては、適正価格の維持、消費の二極化への対応、コスト低減の徹底、不適合品発生の撲滅に努めます。環境問題への対応としては、低炭素社会の実現に向けた取り組みや循環型社会の形成を進め、経営基盤の強化では、従業員の価値向上や多様な人材が活躍できる環境づくりに取り組む予定です。
これらの戦略を通じて、オエノンホールディングスは、厳しい経営環境の中でも成長を続け、企業価値を高めていくことを目指しています。