イーサポートリンクJP:2493

時価総額
¥43.8億
PER
46.6倍
生鮮青果流通業界向けシステム「イーサポートリンクシステム」「生鮮MDシステム」、業務受託サービス、青果売場構築支援、国産・有機農産物の仕入販売を展開。

沿革

2000年11月

生鮮青果流通業界を構成する各事業者に対するシステム及び事務代行サービスの提供等を事業目的とし営業を開始、商号を「イーサポート株式会社」に変更、本店を東京都新宿区に移転

2000年12月

株式会社フレッシュシステムからの株式譲渡により株式会社ケーアイ・フレッシュアクセスが筆頭株主となる

2001年9月

商号を「イーサポートリンク株式会社」に変更、本店を東京都豊島区に移転

2001年12月

業務受託事業を開始

2002年4月

神奈川県川崎市に川崎テクニカルセンターを開設

愛知県名古屋市に名古屋テクニカルセンターを開設

2002年5月

兵庫県神戸市に神戸テクニカルセンターを開設

2002年8月

システム事業(イーサポートリンクシステムVer.1の提供)を開始

2003年10月

福岡県福岡市に福岡テクニカルセンターを開設

2003年11月

北海道札幌市に札幌テクニカルセンターを開設

2004年10月

早期支払システムの提供を開始

2006年8月

大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」に新規上場

2007年3月

株式会社津軽りんご販売(同年9月、株式会社農業支援に商号変更)の第三者割当増資により株式を取得し連結子会社化

2009年1月

生鮮MDシステムの提供を開始

2016年8月

イーサポートリンクシステムVer.2の提供を開始

2016年11月

連結子会社である株式会社農業支援を吸収合併

2017年3月

株式会社シェアガーデンホールディングスの第三者割当増資により株式を取得し、同社及び同社子会社である株式会社オーガニックパートナーズを連結子会社化

2019年7月

2022年4月

北海道札幌市に札幌事業所第2オフィスを開設

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

事業内容

イーサポートリンクは、生鮮青果流通業界に特化した事業を展開しています。同社は、生鮮食品の流通を効率化するためのシステム開発、業務受託サービス、青果売場構築支援サービスなどを提供しており、国産農産物や有機農産物の仕入れと販売も手がけています。

主な事業内容として、オペレーション支援事業があります。この事業では、「イーサポートリンクシステム」と「生鮮MDシステム」を開発し、生鮮食品の流通過程における情報管理と効率化を図っています。イーサポートリンクシステムは、生産者から運送業者までのサプライチェーンにおける事務処理をシステム化し、情報の共有化を促進します。生鮮MDシステムは、小売・量販店と取引先間の商品調達業務をサポートし、幅広い商品に対応可能なシステムです。

さらに、業務代行サービスを通じて、受注代行、計上代行、売掛管理代行、出荷付随代行、需給調整代行、手配代行、買掛管理代行、入力代行など、生鮮青果物流通における商取引上の中間工程に必要な作業を幅広くカバーしています。

新たな価値創造として、「es-Marché(エスマルシェ)」と青果売場構築支援事業を展開しています。エスマルシェは、小売量販店と生産者間の直接取引をサポートするシステムで、事務負担の軽減を実現します。青果売場構築支援事業では、ドラッグストアに対して青果売場の新設支援を行い、消費者、生産者、店舗それぞれにメリットを提供します。

農業支援事業では、りんごの仕入れ販売や国産農産物の仕入れ販売を行っており、子会社を通じて有機農産物の仕入れ販売も手がけています。これらの事業を通じて、イーサポートリンクは生鮮青果流通業界における効率化と価値創造に貢献しています。

経営方針

イーサポートリンクは、生鮮青果流通業界に特化し、その効率化と価値創造に貢献する企業グループです。同社は、「全ては生産者と生活者のために」という経営理念のもと、食の流通情報を活用して生産者の暮らしを支え、生活者の食生活に貢献することを目指しています。経営戦略として、顧客ニーズへの柔軟な対応とサービスレベル・生産性の向上を追求し、売上高、営業利益及び営業利益率を重要な経営指標として位置付けています。また、EBITDAも重視し、新規サービスの開発投資に注力しています。

中長期的な経営戦略として、システムと業務受託で青果物流通に関わる全プレイヤーを支援し、圧倒的な優位性を持つオペレーション会社になることを目指しています。経営環境の変化に対応するため、DX領域の取り組みやデジタル化・効率化を推進しています。また、食品ロスや環境問題への対応、物流機能の効率化、AI等の先進技術の活用を通じて、社会的貢献と顧客満足度の向上を図っています。

イーサポートリンクは、既存事業の生産性向上と新規顧客の開拓による売上拡大を目指し、ローコストオペレーションの徹底や業務受託、保有するシステムの活用に努めています。これらの戦略を通じて、同社は生鮮青果流通業界における持続可能な成長を目指しています。