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キッズスター (248A) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
キッズスターは、子ども向けの社会体験アプリ「ごっこランド」を中核とするファミリー向けデジタルコンテンツの開発・提供会社です。同社は「子どもの夢中を育て、応援する」をミッションに掲げ、子どもたちがスマートフォンやタブレットを通じて楽しみながら職業体験や社会体験ができるサービスを展開しています。2013年のサービス開始以来、累計800万ダウンロードを突破し、月間2,000万回を超えるプレイ回数を記録しています。
同社の収益構造は、子どもの利用を無料とする一方で、企業や自治体から出店料を収受する仕組みです。96の企業・団体が「パビリオン」として出店しており、大手消費者向けサービス企業を中心に、近年では法人向けサービス企業や社会インフラ企業にも広がりを見せています。企業側は自社ブランドや商品のプロモーション効果とファミリー層のファン獲得を期待できるため、継続的な収益基盤となっています。
同社の事業は大きく3つの柱で構成されています。第一に、2024年7月から本格展開したリアルイベント「ごっこランドEXPO」で、全国の商業施設で開催し、出店企業と開催施設の双方から収益を得ています。第二に、海外展開として「Gokko World」をベトナム、インドネシア、タイで配信開始し、特にベトナムでは200万ダウンロードを達成しました。第三に、地域ガイドブック「ジモトガイド」や企業向けの受託開発サービスも手がけ、事業の多角化を進めています。
経営方針
キッズスターは2028年12月期に売上高25億円、営業利益5億円という野心的な目標を掲げ、大幅な事業拡大を計画しています。2025年12月期の売上高11.57億円から約2.2倍の成長を目指しており、主力のデジタル事業だけでなく複数の成長ドライバーを育成する戦略を採用しています。同社は「アジアの子どもたちの『なりたい』を育てるNo.1社会体験プラットフォームになる」という中期ビジョンのもと、事業ポートフォリオの多様化を通じて安定的な収益基盤の構築を目指しています。
事業戦略の重点分野は「リアル」と「海外」をキーワードとした新たな収益の柱の育成です。売上高目標の内訳として、主力の「ごっこランド」デジタル事業で13億円、リアルイベント事業で5億円、海外事業で3億円、新規事業で4億円を計画しています。これにより、従来の単一的な成長構造から複数の成長ドライバーを有する事業構造への転換を図っています。特にリアルイベント「ごっこランドEXPO」の本格展開と、ベトナムを起点としたタイ・インドネシアへの海外展開加速が成長の鍵となります。
新市場開拓では、国内外でのデジタルとリアルの4象限すべてに事業機会を見出しています。海外展開においては、ベトナムで既に200万ダウンロードを達成した実績を基盤に、直販営業体制を強化するとともに、タイ・インドネシアでの営業方針と進出形態の決定を進めています。また、M&Aや戦略的アライアンスを積極的に推進し、非連続な成長を目指しています。新規事業分野では、国内最大級の親子プラットフォーム基盤を活用した会員ビジネスやデータ活用、企業と連携した教育カリキュラムの提供など、新たな収益機会の開拓を進めています。
技術革新への取り組みとして、同社は子どもの「夢中サイクル」を科学的に分析し、興味・行動・達成・ご褒美の4要素が循環する仕組みをプロダクトに組み込んでいます。子どもに寄り添ったプロダクト開発を徹底し、楽しさを通じて何度でもチャレンジしたくなる体験の創出に注力しています。また、専門性の高い人材の確保・育成および権限委譲を進め、スケーラブルな組織体制の構築を重要課題として位置付けており、生産性の高い組織を目指した評価制度・育成制度の整備を推進しています。