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JTPJP:2488
事業内容
JTPは、主に海外のICTメーカーや医療機器メーカー、化学分析メーカーの日本市場参入を支援するアウトソーシング事業を展開しています。また、アウトソーシング事業で得た知見を活かし、自社サービスとしてソリューション事業も提供しています。これにより、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。
JTPの事業は「デジタルイノベーション事業」「ICT事業」「ライフサイエンス事業」「その他事業」の4つのセグメントに分かれています。デジタルイノベーション事業では、IT技術者向けの学習プラットフォーム「Learning Booster」やセキュリティサービス、DX開発サービスを提供しています。
ICT事業では、ICTシステムの設計、構築、運用、保守サービスを提供しています。これにより、企業のICTインフラを支える重要な役割を果たしています。ライフサイエンス事業では、医療機器や化学分析装置の保守サービス、海外医療機器メーカー向けのコンサルティングサービスを提供しています。
その他事業には、インド支店や海外プロジェクト案件が含まれています。これにより、JTPは国内外での事業展開を進めています。技術方針を毎年定め、最新技術の習得に全社員で取り組むことで、信頼性の高いサービス供給体制を整えています。
経営方針
JTPは、成長戦略として「開かれた市場の形成と世界の格差是正を実現する」ことを掲げています。技術革新の恩恵を広く享受できるようにし、経済格差や地域格差を是正することを目指しています。このビジョンを実現するために、JTPは「Connect to the Future」をミッションに掲げ、技術を通じて未来をつなぐ役割を果たしています。
JTPの中期経営計画では、2027年3月期までに売上高92~100億円、営業利益7.1~10億円を目指しています。また、ROE(自己資本利益率)を15%以上に維持することを重要な経営指標としています。これにより、投資家に対する透明性を高め、経営方針への理解を促進しています。
JTPは、2030年に向けて「業界随一のイネイブラー」となることを目指しています。これを実現するために、「知恵集約型」のビジネス形態への転換を基本方針とし、DX、セキュリティ、ライフサイエンス、次世代システム運用の4つの分野に注力しています。これにより、ユーザー企業の自走を促進し、業界全体の変革を支援します。
人的資本の育成もJTPの成長戦略の一環です。イネイブラー人財の育成やイノベーションの促進を通じて、2030年の目標達成を目指しています。中期経営計画期間中には、人的資本への投資として2.5億円を見込んでおり、これにより持続的な成長を支える基盤を強化しています。