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WDBホールディングスJP:2475
沿革
1985年7月 |
兵庫県姫路市において株式会社ワークデーターバンク(現 当社)を設立し、事務処理サービスを開始 |
1987年9月 |
労働者派遣事業許可を取得し、人材派遣業を開始 |
1991年4月 |
経営管理者紹介事業許可を取得し、人材紹介業を開始 |
2001年2月 |
兵庫県姫路市に工学系技術職の正社員型派遣事業を目的とした株式会社テディスを設立 |
2002年11月 |
WDB株式会社に商号変更 |
2003年9月 |
株式会社ヒューマンウエスト岡山支店・広島支店・高松支店・徳島支店の営業譲受 |
2004年1月 |
東京都千代田区に、バイオ化学系研究開発職の正社員型派遣事業を目的とした、WDBエウレカ株式会社(現 WDB 社内カンパニー)を設立 |
2005年3月 |
株式取得により、株式会社ゲノミックブレーンを完全子会社化 |
2005年11月 |
神戸市中央区に、人材の養成を目的として、WDB神戸基盤研究所(現 テクラボ神戸)を開設 |
2006年2月 |
財団法人日本情報処理開発協会より「情報セキュリティマネジメントシステム」の認証を取得(2007年4月にISO27001へ移行) |
2006年3月 |
ジャスダック証券取引所に株式上場 |
英国認定機関より情報セキュリティマネジメントシステムの英国規格である「BS7799」の認証を取得(2007年4月にISO27001へ移行) |
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2008年3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
2010年4月 |
東京都千代田区に、医薬品・医薬部外品・化粧品等の開発支援を目的とした、WDBメディカル株式会社(現 WDBココ株式会社)を設立 |
東京都千代田区に、M&A等の調査、企画立案、斡旋及び仲介業務を行う事業承継パートナーズ株式会社(現 WDB事業承継パートナーズ株式会社)を設立 |
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2011年4月 |
株式取得により、株式会社アイ・シー・オー(現 WDBココ株式会社)を完全子会社化 |
2011年6月 |
障がいのある方の自立と安定的な職場の確保を図ることを目的としたWDB独歩株式会社を設立 |
2011年11月 |
人材サービス事業を、新設分割により設立したWDB株式会社に承継させ、純粋持株会社へ移行 商号を、WDBホールディングス株式会社に変更 |
2012年4月 |
研究職人材のマネジメント能力と総合力の向上のための教育を目的に、WDBユニバーシティ株式会社(現 WDB株式会社)を設立 |
2012年11月 |
グループの事業再編を目的として、株式会社アイ・シー・オーとWDBメディカル株式会社を合併し、WDBアイシーオー株式会社(現 WDBココ株式会社)に商号変更 |
2012年12月 |
工学系分野における研究者・技術者の派遣および人材紹介を目的に、WDB工学株式会社を設立 |
2013年3月 |
株式取得により、有限会社電助システムズ(現 WDB臨床研究株式会社)を完全子会社化 |
2013年12月 |
東京証券取引所市場第一部に指定 |
2014年4月 |
株式取得により、株式会社カケンジェネックスを完全子会社化 |
2015年8月 |
CRO事業を海外に展開することを目的に、WDB Medical Data,Inc.を米国ペンシルベニア州に設立 |
2016年2月 |
CRO事業を海外に展開することを目的に、WDB India Pvt,Ltd.をインド・ハイデラバードに設立 |
2016年4月 |
創薬研究のための実験業務を代行することを目的に、WDBケミカルラボラトリー株式会社(現 WDB株式会社)を設立 |
2017年2月 |
インターネットを利用した各種情報提供サービスを行うことを目的に、ネゾット株式会社を設立 |
2017年3月 |
株式取得により、Oy Medfiles Ltd.を完全子会社化 |
2017年6月 |
株式取得により株式会社コーブリッジを完全子会社化 |
2018年4月 |
WDB株式会社がWDBエウレカ株式会社を吸収合併し、社内カンパニーとしてエウレカ社を新設 |
2019年12月 |
WDBココ株式会社が、東京証券取引所マザーズに上場 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行 |
同じく、WDBココ株式会社が東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場へ移行 |
事業内容
WDBホールディングスとその子会社16社は、主に人材派遣を中心とした人材サービス関連事業を展開しています。このグループは、人材派遣(登録型派遣と常用雇用型派遣)、人材紹介、およびCRO(医薬品開発業務の代行・支援)事業を手がけています。
人材派遣では、理学系研究職(バイオ系、化学系)と工学系技術職(金型設計、CAD、ソフトウェア開発など)の専門人材を派遣しており、主な顧客は製薬、食品、化学製造業、電気・電子・精密機械製造業などです。また、一般事務職の人材も派遣・紹介しており、事務用機器操作、通訳、秘書、経理などの分野でサービスを提供しています。
CRO事業では、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器等の開発業務を支援しており、安全性情報管理を中心に国内で、開発業務全般を海外で手がけています。この事業には、WDBココ株式会社やWDB臨床研究株式会社などが関与しています。
さらに、ネゾット株式会社では、人材サービス事業やCRO事業に関連するプラットフォームの開発、運用、保守を行っています。これにより、WDBホールディングスグループは、人材サービスと医薬品開発支援の両軸で、幅広い業界に対して専門的なサービスを提供していることがわかります。
経営方針
WDBホールディングスは、人材サービスとCRO(医薬品開発業務の代行・支援)事業を核として、独自の成長戦略を推進しています。同社は、「埋もれた価値を発掘し、新たな価値を創造する」を基本方針とし、理学系研究職への人材サービス事業で市場を開拓。現在、理学系研究職派遣で働く人の3人に1人が同社グループから就業しています。
同社は、顧客と働く人々、そして自社に対する4つのビジョンを掲げています。顧客には「価値」の提供を、働く人々には「働く喜び」を、自社には「誇りを持って働ける」環境を、そしてステークホルダーには「価値」の還元を目指しています。これらのビジョンを実現するため、同社はプラットフォームを通じたサービス提供により、より利便性の高いサービスを低コストで提供することを目指しています。
中期経営計画では、人材サービス事業の質的転換に注力。派遣スタッフへの報酬アップや研修・フォロー体制の強化を通じて、顧客満足とスタッフ満足の向上を追求しています。また、CRO事業では、未経験者の採用と育成により、高品質なサービスを低コストで提供。これにより、製薬企業への受託料金の高止まりを解消し、市場規模の拡大を見込んでいます。
WDBホールディングスは、これらの戦略を通じて、事業の拡大と企業価値の向上を目指しています。同社の取り組みは、人材サービスとCRO事業の両軸で、業界標準に挑戦し、新たな価値を創造することにより、持続可能な成長を目指しています。