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ディー・エヌ・エーJP:2432
事業内容
ディー・エヌ・エー(DeNA)は、モバイルおよびPC向けのインターネットサービスを提供する企業で、複数の事業セグメントを展開しています。以下に、各事業セグメントとその内容を紹介します。
1. **ゲーム事業**: ディー・エヌ・エーは、モバイル向けゲーム関連サービスを日本国内および海外で展開しています。代表的なサービスには「Mobage(モバゲー)」があり、ゲームアプリの配信を行っています。主要な事業主体には、株式会社DeNA Games Tokyoや株式会社集英社DeNAプロジェクツなどがあります。
2. **ライブストリーミング事業**: このセグメントでは、ライブストリーミング関連サービスを提供しています。代表的なサービスには「Pococha(ポコチャ)」や「IRIAM(イリアム)」があり、これらは日本国内および海外で展開されています。主要な事業主体には、株式会社IRIAMが含まれます。
3. **スポーツ事業**: ディー・エヌ・エーは、日本国内でスポーツ関連サービスを提供しています。具体的には、「横浜DeNAベイスターズ」や「横浜スタジアム」の運営、「川崎ブレイブサンダース」、「SC相模原」などが含まれます。主要な事業主体には、株式会社横浜DeNAベイスターズや株式会社横浜スタジアムなどがあります。
4. **ヘルスケア・メディカル事業**: このセグメントでは、ヘルスケア・メディカル関連サービスを提供しています。サービスには、ヘルスビッグデータ関連サービスや「Join(ジョイン)」をはじめとする医療DX関連サービスが含まれます。主要な事業主体には、DeSCヘルスケア株式会社や日本テクトシステムズ株式会社などがあります。
5. **新規事業**: ディー・エヌ・エーは、新規事業およびその他のサービスを日本国内で展開しています。EC事業やその他の新規事業が含まれます。主要な事業主体には、株式会社モバオクがありましたが、2025年5月30日付で富士ソフト株式会社に全株式を譲渡し、連結子会社ではなくなりました。
経営方針
ディー・エヌ・エー(DeNA)は、企業ミッションとして「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」を掲げ、エンターテインメントや社会課題領域での事業展開を通じて、企業価値の向上を目指しています。特に、収益基盤の強化や事業間のシナジー形成に注力し、持続的な成長を図っています。
同社は、ROEを重視しつつ、売上収益や営業利益、EPSなどの経営指標を重視しています。これにより、各事業の特性やフェーズに応じた取り組みを行い、企業価値の継続的な向上を目指しています。
中長期的な経営戦略として、ディー・エヌ・エーはスマートフォンやAI技術の進化を活用し、エンターテインメントや社会課題領域での事業機会を拡大しています。これにより、構造的・継続的に成長する事業群を形成し、IT企業としての新しい進化を体現しています。
具体的な成長戦略として、ゲーム事業では新しい開発アプローチや費用構造の改善を進め、外部パートナーとの提携やグローバル展開を強化しています。ライブストリーミング事業では、収益性の確保に努めています。
スポーツ事業やまちづくりでは、既存の興行を推進しつつ、スマートシティ展開を視野に入れた取り組みを進めています。ヘルスケア・メディカル事業では、医療DXやヘルスビッグデータを活用し、質の高いサービスの構築を目指しています。
ディー・エヌ・エーは、AI技術を活用した生産性向上や新規事業の創出を進め、強い事業ポートフォリオの実現を目指しています。また、組織力の強化やコーポレート・ガバナンスの強化を通じて、持続的な企業価値の向上を図っています。