日本ケアサプライJP:2393

時価総額
¥378億
PER
19倍
福祉用具レンタル卸や販売卸を行う福祉用具サービス、高齢者向けの食事サービスや訪問看護を提供する高齢者生活支援サービス。

事業内容

日本ケアサプライは、介護保険制度の下で在宅介護サービスの基盤を築くことを目指し、福祉用具サービスを提供しています。同社は、福祉用具のレンタル卸と販売卸を行い、指定居宅サービス事業者に向けて安定した供給を行っています。

福祉用具サービスでは、介護保険の給付対象となる福祉用具を全国の事業者にレンタルし、使用後は品質管理の下で洗浄・消毒・点検・補修を行います。これにより、再度他の利用者に提供される仕組みを整えています。

また、日本ケアサプライは高齢者生活支援サービスも展開しています。子会社のライフタイムメディが訪問看護やリハビリテーション、通所介護を提供し、同社は介護事業者向けに食事サービスを提供しています。

さらに、日本ケアサプライとケアビジネスサポートシステムは、福祉用具貸与事業者向けにクラウドサービスを提供しています。これにより、事業者の業務効率化を支援しています。

日本ケアサプライの株式は、三菱商事と綜合警備保障がそれぞれ39.3%と31.2%を保有しており、両社から役員の派遣を受けています。これにより、経営の安定性と信頼性を高めています。

経営方針

日本ケアサプライは、福祉用具サービスを中心に事業を展開し、高齢者生活支援企業としての成長を目指しています。同社は「品質第一」「誠実第一」の理念を掲げ、福祉用具のレンタルや販売を通じて高齢者とその家族を支援しています。

同社の中長期的な経営戦略は、福祉用具のレンタル・販売に加え、高齢者の生活支援事業の拡大を推進することです。これにより、持続的な成長と企業価値の向上を図り、社会課題の解決に貢献することを目指しています。

2025年に向けた長期ビジョン「けあさぷVision2040」では、「健康長寿社会への貢献」を社是とし、ステークホルダーと共により良い暮らしを提供する企業を目指しています。これにより、すべての人が健康で豊かな生活を送れる社会を実現しようとしています。

日本ケアサプライは、福祉用具サービスの強化や高齢者生活支援サービスの取引拡大を目指しています。特に、食事サービスの供給力向上や「おむピタ」サービスの拡大を通じて、収益力の向上を図っています。

人材面では、少子高齢化に伴う人材獲得競争に対応するため、人的資本投資を強化しています。採用と定着の促進、研修を通じた人材育成、女性活躍の推進を行い、業務効率化を図っています。

経営指標としては、ROA、ROE、EBITDAを重視し、収益力の向上を目指しています。これにより、企業価値の持続的な向上を図り、安定した成長を実現しようとしています。