YE DIGITALJP:2354

時価総額
¥116.7億
PER
9.9倍
情報システムの構築・運営やソフトウエア開発を行い、ビジネスソリューション事業とIoTソリューション事業を展開する企業。

事業内容

YE DIGITALは、情報システムの構築・運営や情報処理ソフトウェアの開発・販売を行う企業です。同社は、YE DIGITAL Kyushuとアイキューブデジタルを含む3社で構成され、情報処理サービスを提供しています。YE DIGITALは、システムの運用や保守を行い、子会社から技術者の派遣を受けています。

YE DIGITALは、情報サービスの総合的な提供を行っており、事業は「ビジネスソリューション事業」と「IoTソリューション事業」の2つに分かれています。ビジネスソリューション事業では、企業向け基幹システムの構築や移動体通信事業者向けシステムの開発、健康保険者向けソリューションシステムの提供を行っています。

また、ネットワークやシステム基盤の設計・開発、アウトソーシングサービスも提供しています。一方、IoTソリューション事業では、物流DXソリューションやIoTソリューションの構築、AI・ビッグデータ分析を行っています。さらに、セキュリティ関連製品や製品組込ソフトの開発、産業用・公共用の制御系アプリケーションシステムの構築も手がけています。

YE DIGITALは、自治体向け情報通信基盤の構築・運営も行っており、地域WANや施設内LANの設計・運営を担当しています。これにより、同社は多岐にわたる情報サービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。

経営方針

YE DIGITALは、デジタル社会の進化に対応し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業です。同社は、従来のシステム導入から、デジタルとデータを活用した組織革新やビジネスモデルの共創を支援する伴走型DX推進へとビジネスモデルをシフトしています。

同社は、製造業のエンジニアリング技術をソフトウェア開発に応用し、品質向上を図ってきました。特に、IoT事業では、物流や畜産、スマートシティなどの分野でDXソリューションを展開し、顧客に新たな価値を提供しています。また、サステナビリティ経営を推進し、持続可能な社会の実現を目指しています。

YE DIGITALの中期経営計画(2025-2027)では、顧客体験価値を重視した事業モデルへの変革を掲げています。顧客起点のマーケティング戦略や、カスタマーサクセスを実現するプロダクト・サービス力の強化を通じて、デジタル・サービス企業としての成長を目指しています。

同社は、売上高250億円、営業利益30億円を2028年までに達成することを目標としています。これにより、売上高を約25%増加させ、営業利益率12.0%、ROE25%を目指しています。これらの目標達成に向け、事業ポートフォリオの強化やデータドリブン経営を推進しています。

YE DIGITALは、持続的成長を支えるため、サステナビリティ経営を強化しています。これにより、社会と共に成長し続けることを目指し、社員の成長やエンゲージメント向上を図っています。これらの取り組みを通じて、同社は顧客に選ばれる企業を目指しています。