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ASJJP:2351
事業内容
ASJは、ネットサービス事業を中心に展開しており、クラウドインテグレーションサービスとECサービスの2つの主要な事業セグメントを持っています。これらのサービスは、ASJとその連結子会社4社によって提供されています。
クラウドインテグレーションサービスでは、ASJは自社のデータセンターを基盤に、HRTechサービス、決済代行サービス、インターネットグループウェアなどのクラウドサービスを提供しています。これらのサービスは、顧客の多様なニーズに応じたカスタマイズが可能で、シームレスな統合ソリューションを実現しています。
ECサービスは、ASJの子会社であるASJコマースが主導しています。このセグメントでは、楽天市場やAmazon.co.jp、Yahoo!ショッピングなどの大手ショッピングモールに出店し、ペットケア商品や日用品、化粧品などを販売しています。また、自社のWebサイトを通じてEC事業者向けの卸売も行っています。
ASJのECサービスの強みは、独自の在庫・受注管理システムと物流拠点の連携にあります。これにより、受注から出荷、顧客対応までのプロセスを効率的に管理し、迅速な商品提供を実現しています。これらの取り組みにより、ASJは高品質なサービスを安価で提供する体制を整えています。
経営方針
ASJは、ネットサービス事業を中心に、持続的な成長を目指しています。ASJの成長戦略は、主に「姫路ラボ&サーバセンター」の稼働率向上と新たな事業領域への進出に焦点を当てています。この施設の稼働率を高めることで、サブスクリプションモデルによる売上増を見込んでいます。
ASJは、生成AI技術を活用した新規事業の開拓を進めています。これにより、クラウドサービス業界での競争力を強化し、長期的な成長を図ります。また、人材の確保と育成を重視し、特に生成AIに関する教育基盤の整備を進めています。
さらに、ASJは東京証券取引所グロース市場の上場維持基準への適合を目指し、スタンダード市場への市場区分変更や名古屋証券取引所メイン市場への新規上場を申請中です。これにより、投資機会の拡大を図ります。
コーポレート・ガバナンスの強化もASJの重要な施策です。透明性の高い経営を実現し、迅速な意思決定を可能にする組織基盤の構築を進めています。これにより、企業価値の向上を目指しています。
ASJは、サステナビリティ活動を通じて企業価値の向上を図っています。地域清掃活動や奨学金の支給などを通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。これらの活動は、ASJの社会的責任を果たす重要な施策です。
株主還元の方針として、ASJは安定的な配当を基本とし、資本効率の向上を目指しています。ROEやROICの改善を図り、投資家との対話を重視し、信頼性のある経営を推進しています。