クシムJP:2345

時価総額
¥87.3億
PER
ブロックチェーン技術を活用したサービス・プロダクトの社会実装を推進するブロックチェーンサービス事業、IT技術やノーコード・ローコード技術を用いたDX推進支援のシステムエンジニアリング事業、投融資事業及び各種コンサルティングを行うインキュベーション事業。

沿革

1997年6月

東京都渋谷区恵比寿において株式会社オープンシステム研究所とインドKumaran SystemsInc.両社の共同出資により、株式会社アイキャン(現 当社)を設立

1998年2月

本店を東京都中央区湊に移転、社名を株式会社クマランに変更

1998年9月

本店を東京都中央区新富町に移転

1999年5月

Kumaran Systems Inc.と資本関係を解消し、社名を株式会社システム・テクノロジー・アイに変更

1999年8月

ベンダー資格取得のための学習支援ソフトウエアである「iStudy」シリーズの販売を開始し、iLearning事業(後のEラーニング事業、現 システムエンジニアリング事業)を開始

2000年7月

株式会社オープンシステム研究所と合併

2001年3月

本店を東京都中央区銀座に移転

2002年12月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2005年6月

本店を東京都中央区築地に移転

2007年7月

株式交換により株式会社SEプラスを連結子会社とする

2014年8月

東京証券取引所マザーズより東京証券取引所市場第二部に市場変更

2015年11月

株式会社SEプラスの全株式を譲渡し、連結の範囲から除外

2015年12月

株式会社ブイキューブによる株式公開買付により同社の連結子会社となる

2016年4月

本店を東京都品川区に移転、社名をアイスタディ株式会社に変更

2017年8月

フィスコ関連グループ(株式会社イーフロンティア、株式会社實業之日本社、株式会社フィスコ、株式会社ネクスグループ、株式会社フィスコ仮想通貨取引所(現 株式会社Zaif))との業務提携開始

2017年12月

株式会社イーフロンティアとの資本提携解消

株式会社カイカ(現 株式会社CAICA DIGITAL)との資本業務提携開始

2018年5月

有料職業紹介事業免許を取得し、高度ITスキルの習得から転職までを総合的にサポートする「iStudy ACADEMY」を開始

2019年4月

株式会社カイカ(現 株式会社CAICA DIGITAL)による株式公開買付により同社の連結子会社となる

2019年8月

本店を東京都港区(現在地)に移転

2019年10月

株式会社エイム・ソフト(現 株式会社クシムソフト)の取得による連結子会社化により、研修サービス事業(後のアカデミー事業、現 システムエンジニアリング事業)を拡大

株式会社エイム・ソフト(現 株式会社クシムソフト)の連結子会社化に伴い同社の連結子会社である株式会社ネクストエッジ(現 株式会社クシムソフト)を連結子会社(当社孫会社)とする

2019年11月

株式会社東京テック(後の株式会社クシムテクノロジーズ、現 株式会社クシムソフト)を取得し連結子会社とする

学習者一人ひとりの成長を支援する新LMS「SLAP(スラップ)」の販売を開始

2020年3月

株式会社CCCT(現 株式会社クシムインサイト)を取得し連結子会社とする

株式会社エイム・ソフト(現 株式会社クシムソフト)が株式会社ネクストエッジを吸収合併

2020年4月

株式会社CAICA(現 株式会社CAICA DIGITAL)の当社株式売却により同社の連結子会社を外れ、持分法適用関連会社となる

2020年5月

社名を株式会社クシム(現社名)に変更

株式会社エイム・ソフト(現 株式会社クシムソフト)が株式会社ケア・ダイナミクス(現 株式会社クシムソフト)を取得し連結子会社(当社孫会社)とする

株式会社イーフロンティアを取得し連結子会社とする

2020年6月

株式会社CAICA(現 株式会社CAICA DIGITAL)の当社株式売却により同社の持分法適用関連会社から外れる

2021年4月

株式会社クシムソフトが株式会社クシムテクノロジーズを吸収合併

2021年5月

株式会社クシムインサイトが当社との株式交換により株式会社クシムソフトを連結子会社(当社孫会社)とする

2022年3月

株式交換によるチューリンガム株式会社の連結子会社化により、ブロックチェーンサービス事業を拡大

チューリンガム株式会社の連結子会社化に伴い同社の連結子会社である株式会社SEVENTAGE(現 チューリンガム株式会社)を連結子会社(当社孫会社)とする

株式会社クシムインサイトが当社との株式交換によりチューリンガム株式会社を連結子会社(当社孫会社)とする

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行

2022年5月

株式会社イーフロンティアの全株式を譲渡し、連結の範囲から除外

2022年6月

Web3・メタバース経済の拡大を見据え、株式会社web3テクノロジーズを設立(当社孫会社)

2022年7月

システムエンジニアリング事業のうち、祖業であるEラーニングシステム「SLAP」及び研修管理システム「iStudy LMS」に関連する事業(ブロックチェーンに関連する事業を除く)を譲渡

チューリンガム株式会社が株式会社SEVENTAGEを吸収合併

2022年10月

株式会社クシムソフトが株式会社ケア・ダイナミクスを吸収合併

2023年10月

取得による株式会社カイカエクスチェンジホールディングス(現 株式会社ZEDホールディングス)の連結子会社化及び同社の連結子会社である株式会社カイカエクスチェンジ(現 株式会社Zaif)及び株式会社カイカキャピタル(現 株式会社Web3キャピタル)を連結子会社(当社孫会社)とする

事業内容

クシムは、ブロックチェーン技術の社会実装を推進し、その普及に貢献することを企業理念として掲げています。同社グループは、クシム及び連結子会社7社で構成され、2030年までの長期構想「ブロックチェーンサービスカンパニー構想」を基に事業を展開しています。中核セグメントである「ブロックチェーンサービス事業」では、ブロックチェーン技術を活用したサービスやプロダクトの開発に注力しています。

具体的には、2022年3月にはWeb3スタートアップ企業であるチューリンガム株式会社を連結子会社化し、トークン発行プロジェクトの契約獲得や、国内外の暗号資産交換所でのInitial Exchange Offering(IEO)の支援を行っています。また、2023年10月31日には株式会社カイカエクスチェンジホールディングス(後の株式会社ZEDホールディングス)を取得し、日本で最も歴史のある暗号資産交換所「Zaif」の運営を手掛けています。

「システムエンジニアリング事業」では、株式会社クシムソフトがSESサービス事業やシステムの受託開発事業を展開しており、DX推進や顧客システム開発の支援、エンジニア派遣事業などを行っています。また、AIやブロックチェーンを活用したシステムの開発や運用保守も提供しています。

「インキュベーション事業」では、投融資事業や各種コンサルティングを行い、株式会社クシムインサイトや株式会社クシムソフト、株式会社web3テクノロジーズ、株式会社Web3キャピタル(旧株式会社カイカキャピタル)を通じて、新たな技術やビジネスモデルの育成に取り組んでいます。

これらの事業を通じて、クシムはブロックチェーン技術の社会実装と普及に貢献し、長期的な成長を目指しています。

経営方針

クシムは、ブロックチェーン技術を核とした成長戦略を推進しています。同社は、1997年の創業以来、ITエンジニアの研修育成と成長環境の提供を行い、IT業界の社会課題解決に取り組んできました。昨今のグローバル化、デジタル化、IT技術の高度化を背景に、2030年までの長期構想「ブロックチェーンサービスカンパニー構想」を策定。この構想に基づき、ブロックチェーン技術領域におけるサービスカンパニーへの事業ドメイン転換を目指しています。

同社は、ブロックチェーン技術を活用したサービス・プロダクトの社会実装を推進し、その普及に貢献することで、様々な社会的問題の解決に取り組んでいます。また、収益力の大幅向上と業態のトランスフォームを加速させる方針です。経営環境の変化に対応し、ブロックチェーン技術に対する社会的認知の高まりとマーケットの成長への期待を背景に、多方面の業界・業種への展開を行っています。

クシムグループは、売上高の拡大と安定した収益基盤の確立、人材の育成、連結子会社・連結孫会社の管理部門の強化、ガバナンス及び内部管理体制の強化に重点を置いています。これらの取り組みを通じて、持続的な収益体質の確立と企業価値の向上、継続的に安定した成長を目指しています。

具体的な事業展開としては、Web3スタートアップ企業の連結子会社化や、国内外の暗号資産交換所での支援、システムエンジニアリング事業におけるDX推進やエンジニア派遣事業、インキュベーション事業における投融資事業やコンサルティングなど、多岐にわたる活動を行っています。これらの事業を通じて、クシムはブロックチェーン技術の社会実装と普及に貢献し、長期的な成長を目指しています。