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トランスジェニックJP:2342
沿革
1998年4月 |
熊本市江越において、タンパク質機能解析用試薬である抗体の開発、製造、販売を目的として、株式会社クマモト抗体研究所を資本金11,000千円で設立。 |
2000年4月 |
東京営業所(東京オフィス)の開設。 |
本社を熊本市九品寺に移転。 |
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財団法人熊本テクノポリス財団(現 公益財団法人くまもと産業支援財団)より「トラップベクター及びこれを用いた遺伝子トラップ法」の譲渡を受け、遺伝子破壊マウス事業に着手し、これに伴い商号を株式会社トランスジェニックに変更。 |
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8月 |
本社を熊本市中央街に移転。 |
2002年5月 |
株式会社ユージーンを株式交換により子会社化。 |
12月 |
東京証券取引所マザーズ市場に上場。 |
2003年6月 |
本社を熊本県上益城郡益城町に移転。 |
7月 |
株式会社エコジェノミクス(関連会社)を設立。 |
2004年3月 |
株式会社イムノキック(関連会社)を設立。 |
2005年7月 |
株式会社ユージーンを吸収合併。 |
神戸研究所を新設。 |
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2006年2月 |
本社を熊本市南熊本に移転。 |
5月 |
株式会社プライミューン(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
2008年4月 |
株式会社エコジェノミクスを第三者割当増資に伴う持分比率の低下により、関連会社より除外。 |
2009年4月 |
株式会社果実堂の株式を追加取得により関連会社化。 |
6月 |
株式会社果実堂及び同社の子会社である株式会社果実堂ファームを支配力基準により子会社化。 |
2010年5月 |
株式会社果実堂への支配関係の解消により、同社の子会社である株式会社果実堂ファームとともに子会社より除外。 |
2012年12月 |
本社を熊本市中央区に移転。 |
2013年4月 |
株式会社新薬リサーチセンター(現 連結子会社)を設立。 株式会社新薬リサーチセンターにおいて、株式会社新薬開発研究所より事業譲受。 |
7月 |
株式会社メディフォム(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 株式会社ジェネティックラボを第三者割当増資引受けにより子会社化。 |
2014年9月 |
福岡オフィスの開設。 |
2015年7月 |
医化学創薬株式会社(現 連結子会社)を第三者割当増資引受けにより関連会社化。 |
本社を福岡市中央区に移転。 |
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2016年9月 |
株式会社イムノキックの全株式を譲渡したことにより、関連会社より除外。 |
2017年11月 |
株式会社TGビジネスサービス(現 連結子会社)を設立。 |
株式会社ルーペックスジャパン(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
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2018年2月 |
株式会社アウトレットプラザ(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
3月 |
株式会社安評センター(現 連結子会社)を設立。 |
4月 |
株式会社安評センターにおいて、公益財団法人食品農医薬品安全性評価センターより事業譲受。 |
2019年4月 |
株式会社TGM(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
2020年3月 |
ギャラックス貿易株式会社(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
4月 |
医化学創薬株式会社を実質支配力基準により子会社化。 |
7月 |
株式会社キヅキを株式取得により子会社化。 |
2021年4月 |
株式会社安評センターへ遺伝子改変マウス事業を、医化学創薬株式会社へ抗体事業をそれぞれ事業譲渡し、純粋持株会社へ移行。 |
9月 |
株式会社ホープ(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
11月 |
株式会社ルナパス毒性病理研究所(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
2022年1月 |
株式会社ジェネティックラボの全株式を譲渡したことにより、子会社より除外。 |
4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行。 |
9月 |
株式会社東名商会(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
2023年1月 |
株式会社キヅキの全株式を譲渡したことにより、子会社より除外。 |
3月 |
株式会社MASC(現 連結子会社)を株式取得により子会社化。 |
事業内容
トランスジェニックは、創薬支援事業と投資・コンサルティング事業の二つの主要なセグメントを持つ企業です。創薬支援事業では、創薬の初期段階から臨床試験までをカバーする一連のサービスを提供しています。具体的には、遺伝子改変マウスの作製受託、抗体作製、糖鎖の解析・合成の受託、さらには医薬品や農薬・食品関連物質に対する薬効薬理試験及び安全性試験などの非臨床試験、臨床試験の受託など、創薬に関わる幅広いサービスを提供しています。
一方、投資・コンサルティング事業は、株式会社TGビジネスサービスが担当しており、M&Aを通じた新規事業の推進や事業承継、事業再生に関する助言・支援サービスを行っています。このセグメントでは、電機製品の小売・卸売、洋食器の輸入販売、電子商取引を通じたBtoC及びBtoBの販売、情報通信機器関連の開発・販売、複層ガラス用副資材やガラス加工設備の輸入販売、プリンタートナーの輸入販売など、多岐にわたる事業を展開しています。
トランスジェニックは、これらの事業を通じて、創薬研究の支援から事業の承継や再生に至るまで、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
トランスジェニックは、創薬支援事業と投資・コンサルティング事業を二つの柱として、持続的な成長を目指しています。同社は、最先端のバイオテクノロジー技術を駆使し、創薬の基礎研究から臨床試験までをシームレスにサポートすることで、医薬品開発の加速に貢献しています。また、事業承継型M&Aを展開する投資・コンサルティング事業を通じて、中小企業の後継者不足問題の解決や事業再生を支援しています。
同社は、創薬支援事業において、遺伝子改変・解析や糖鎖分野などの先端技術を活用し、将来の成長分野への設備投資及び研究開発投資を積極的に行っています。2023年3月には、治験施設支援機関である株式会社MASCを子会社化し、既存の臨床試験事業との相乗効果を見込んでいます。
投資・コンサルティング事業では、事業承継型M&A市場の拡大を背景に、魅力的な投資先の選定と積極的なM&A投資を行い、経営管理システムや財務支援を通じて中長期的な安定成長を目指しています。後継者不足や市場の縮小が進む中、この事業は短期間での成果獲得が可能であり、安定した業績成長が見込めるとしています。
トランスジェニックは、これらの戦略を基に、売上高及び営業利益の拡大を経営指標として掲げ、2024年3月期の通期連結業績目標として売上高12,500百万円、営業利益300百万円を見込んでいます。同社は、創薬支援と投資・コンサルティングのハイブリッド型経営により、グループ全体の持続的な成長と企業価値の増大を目指しています。