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クエストJP:2332
事業内容
クエストは、情報サービスを主たる事業とし、情報システムに関するコンサルティングから業務システムの開発、保守、ITインフラの構築と運用管理まで一貫したサービスを提供しています。これにより、顧客の多様なニーズに応えることが可能です。
クエストの事業は、主に3つのセグメントに分かれています。まず、システム開発セグメントでは、半導体、エレクトロニクス、金融、情報通信、エンタテインメント、公共・社会、移動・物流、ヘルスケア・メディカルなどの業種に対し、ERP、SCM、CRM、MES、PLM、ビッグデータ分析などのソリューションを提供しています。
次に、インフラサービスセグメントでは、クラウド、ネットワーク、クライアント(PC、スマホ、IoT機器)、セキュリティに関するITインフラソリューションを提供しています。これには、設計、構築、保守、運用が含まれ、顧客のIT環境を総合的にサポートします。
最後に、その他のセグメントでは、商品販売業務を行っています。このセグメントは、報告セグメントには含まれないものの、クエストの事業活動の一部を構成しています。これにより、クエストは多角的なビジネス展開を実現しています。
経営方針
クエストは、技術と創造力を駆使し、顧客と共に成長することを経営理念としています。デジタルデータ社会の実現を目指し、信頼されるITサービスのリーディングカンパニーとなることをビジョンに掲げています。これにより、顧客やパートナーとの価値共創を推進し、業務の自動化や人の力を補完するITサービスを提供しています。
クエストの中長期計画「Quest Vision2030」では、2030年度までに売上高200億円超、企業価値250億円超を目指しています。この計画は、持続的な成長と高収益体質の維持を目的とし、企業価値向上に向けた「QCSV(Quest Creating Shared Value)」のストーリーと6つのコミットメントを定義しています。これにより、計画的な投資と収益性の向上を図り、企業価値のさらなる向上を目指しています。
クエストは、2024-2026年度の中期経営計画において、2030年度の目標達成に向けた基盤を築くことを目指しています。具体的には、エンジニアリソースの強化やサービス供給体制の安定化を図り、売上高の目標を前倒しで達成する見込みです。また、ITプロフェッショナル人材の獲得と育成、新たなソリューションサービスの強化を通じて、企業価値の向上に取り組んでいます。
クエストは、ITプロフェッショナル人材の獲得と育成を重要課題とし、戦略的なアライアンスやM&Aを通じて人材の確保を強化しています。また、社員の成長を支援する教育投資を継続的に行い、技術者が適したキャリアを選択できる環境を整備しています。これにより、事業の変革と発展を支える人材基盤を強化しています。
クエストは、顧客に密着した常駐型サービスを強みとし、運用保守サービスの高度化や自動化を推進しています。さらに、新たな強みとして「ソリューションサービス」を強化し、技術・ソリューションの全社横断的な育成を目指しています。これにより、新しい技術領域の規模拡大と高付加価値化を図り、顧客に対する価値提供を強化しています。