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デジタルアーツJP:2326
事業内容
デジタルアーツは、Webセキュリティ、メールセキュリティ、ファイル暗号化・遠隔削除ソリューションの企画・開発・販売を主な事業としています。これらのサービスは、企業や公共機関、家庭向けに提供され、情報漏洩や不正アクセスからの保護を目的としています。
同社の主要製品には、「i-FILTER」や「m-FILTER」があります。「i-FILTER」はWebフィルタリングを通じて情報漏洩や標的型攻撃を防ぐセキュリティソフトで、ホワイトリスト方式で不適切なサイトへのアクセスを制限します。「m-FILTER」はメールフィルタリングやアーカイブ機能を持ち、誤送信やスパムメール対策を行います。
また、「FinalCode」はファイル暗号化とリモート制御が可能なサービスで、機密情報の漏洩を防ぎます。さらに、「DigitalArts@Cloud」はWeb、メール、ファイルを網羅したクラウドセキュリティを提供し、外部攻撃と内部漏洩の両方に対応します。
デジタルアーツは、これらの製品を通じて、企業や公共機関、家庭における情報セキュリティの向上を図っています。特に、クラウドサービスの利用が増加する中で、クラウドへの不正アクセス対策も強化しています。
経営方針
デジタルアーツは、「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献する」という企業理念のもと、インターネット社会の発展を目指しています。同社は、安心・安全・快適なソフトウェアを提供し、人々の生活を豊かにすることを目指しています。
同社は、2024年4月から2027年3月までの中期経営計画を策定し、総合セキュリティメーカーへの成長を目指しています。この計画では、セキュリティ事業の成長、公共市場シェアの拡大、新施策実行のための人材投資の3つの重点領域に注力しています。
デジタルアーツは、契約高成長率、売上高成長率、営業利益率、ROEを客観的な指標として掲げ、2027年3月期までにこれらの目標を達成することを目指しています。特に、契約高の成長を重視し、販売活動を展開しています。
同社は、ゼロトラストセキュリティの実現を目指し、新製品のリリースやクロスセル・アップセル戦略を推進しています。また、GIGAスクール構想第2期における受注シェアの拡大を目指し、公共市場でのシェア拡大を図っています。
人材投資においては、競争優位性のある製品開発を行うエンジニアや営業人材への投資を強化しています。これにより、売上高・営業利益の拡大と営業利益率の向上を目指しています。
デジタルアーツは、既存事業の安定的成長、新しいニーズの発掘、人材の確保と育成、サステナビリティへの取り組み、普及・啓発活動を通じて、持続可能な成長を目指しています。これにより、情報セキュリティの向上と社会貢献を実現しています。