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柿安本店JP:2294
沿革
1968-11 | 三重県桑名市に資本金2,000千円で株式会社柿安本店を設立 |
1972-08 | 株式会社柿安商事(名古屋市中区錦3丁目12番地22号、1972年8月設立)を通し、「牛肉しぐれ煮」の販売を百貨店にて開始 |
1978-09 | 店舗及び取引先の拡大に伴い、しぐれセンターを三重県桑名市大字安永八区割1208番地に新設 |
1981-09 | 牛肉解体及び加工の集中処理の効率化を目的に、三重県桑名市大字安永七区割1049番地2にミートセンターを新設 |
1989-02 | 業務拡大に伴い、本社を三重県桑名市吉之丸8番地(現在地)に移転 |
1990-05 | 株式会社柿安メルサ店を吸収合併、資本金44,000千円となる |
1994-10 | 「牛肉しぐれ煮」の量販店への供給を、松阪肉しぐれ本舗株式会社(柿安グルメフーズ株式会社)を通じ開始 |
1997-06 | 株式を日本証券業協会に店頭登録 |
1998-04 | 洋惣菜店舗業態「柿安ダイニング」の第1号店舗を、そごう千葉店に開設 |
2001-04 | 中華惣菜店舗業態「上海DELI」の第1号店舗を、大丸東京店に開設 |
2002-02 | 関東支社を移転拡充し、東京都品川区西五反田に東京本部を開設 |
2002-08 | 鶏飯及びおはぎを主力商品とする米飯新業態「柿次郎」の第1号店舗を、名鉄百貨店に開設 |
2002-12 | 路面惣菜店舗業態「おかずや」の第1号店舗を、名古屋市名東区に開設 |
2003-11 | ビュッフェレストラン業態「三尺三寸箸」の第1号店舗を、HEPナビオに開設 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005-11 | 柿安グルメフーズ株式会社が和菓子販売店の「口福堂」を大型ショッピングセンター内中心に展開開始、第1号店舗を、ジャスコ木曽川店に開設 |
2006-03 | 点心業態「上海饅頭店」の第1号店舗を、大丸札幌店に開設 |
2007-08 | ハンバーグレストラン業態「炭火焼ハンバーグカキヤス」の第1号店舗を、イオンナゴヤドーム前ショッピングセンターに開設 |
2008-09 | 和菓子事業拡大のため、三重県桑名市陽だまりの丘五丁目201番に柿安スイーツファクトリーを新設 |
2010-01 | 牛めし弁当専門店「柿安牛めし」の第1号店舗を、大丸京都店に開設 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)へ株式を上場 |
2010-10 | 大阪証券取引所(JASDAQ市場)、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ株式を移行 |
2013-03 | 柿安グルメフーズ株式会社の和菓子事業を会社分割により当社が承継 |
2013-07 | 株式会社大阪証券取引所と株式会社東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を移行 |
2017-04 | フードコートレストラン業態「柿安 Meat Express」の第1号店舗を、イオンモール大高に開設 |
2017-10 | レストラン業態「柿安 Meat Meet」の第1号店舗を、イオンモール大高に開設 |
2018-06 | 柿安グルメフーズ株式会社を吸収合併 |
2018-07 | フードコートレストラン業態「奇跡の親子丼」の第1号店舗を、イオンモールナゴヤドーム前に開設 |
2019-07 | フードコートレストラン業態「石焼牛肉炒飯 柿安」の第1号店舗を、イオンモール橿原店に開設 |
2019-11 | 株式会社東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更 |
2021-06 | 株式会社KHフードサービスを新設分割し、レストラン事業に関する権利義務を承継 |
2022-04 | 株式会社東京証券取引所の新市場区分化に伴い、プライム市場へ上場市場を移行 |
2022-05 | 決算期を2月末日から4月30日に変更 |
事業内容
柿安本店株式会社とその子会社1社から成る柿安本店グループは、精肉、惣菜、和菓子、牛肉しぐれ煮の製造販売およびレストラン運営を主な事業としています。同社は、松阪牛や自社ブランドの「三重 柿安牛」をはじめとする全国のブランド牛肉、豚肉、鶏肉から肉加工品・惣菜類まで、幅広い品揃えを提供しています。これらの商品は、厳選された契約牧場から仕入れられ、社内で一貫した枝肉加工を行い、徹底した衛生管理・温度管理のもとで販売されています。
惣菜事業では、「柿安ダイニング」や「柿安上海DELI」、「おかずや柿安」など、多様な業態で展開しており、和・洋・中の創作惣菜を提供しています。これらの惣菜は、旬の食材や高品質な野菜を使用し、職人が出来立ての美味しさにこだわり調理しています。
和菓子事業では、「口福堂」を通じて、おはぎ、どら焼き、わらび餅、団子などの和菓子を製造販売しています。レストラン事業は、子会社の株式会社KHフードサービスが担当し、松阪牛を使用したすき焼きやしゃぶしゃぶ、懐石料理などの日本料理を提供する「柿安」の料亭部門や、本格的な肉料理専門の「柿安 Meat Meet」、フードコート部門の「柿安 Meat Express」、ビュッフェ部門で中華料理を提供しています。
食品事業では、「しぐれ煮」を看板商品とし、その他にも「すき焼わりした」や「しゃぶしゃぶごまだれ」、「ビーフカレー」などを百貨店、量販店、コンビニエンスストアで展開しています。これらの商品は、三重県桑名市に伝わる製法で素材の味を生かし、柔らかく炊き上げたもので、自家需要から贈答用まで幅広く利用されています。
経営方針
柿安本店グループは、精肉、惣菜、和菓子、牛肉しぐれ煮の製造販売およびレストラン運営を核とする事業を展開しています。同社は、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあるものの、ウクライナ情勢の長期化や原材料・エネルギー価格の高騰などにより、経済活動の低迷が深刻化している現状を認識しています。このような厳しい経営環境の中でも、家庭内食、中食、外食を擁する総合食品企業として、変化する消費者のニーズに柔軟に対応し、成長を続けることを目指しています。
経営の基本方針として、『おいしいものをお値打ちに提供する』という経営理念に基づき、おいしさの追求、新商品及び新業態の開発を通じた事業の新陳代謝を図っています。また、売上高営業利益率を収益性分析の重要な指標と位置付け、既存店の改善、新規出店、不採算店の整理及び間接部門等の効率改善を図り、その維持向上に努めています。
さらに、少子高齢化による市場の縮小、労働力不足に伴う採用関連コストの増加などの課題に対しては、商品・接客サービスの差別化を図ることで専門性を深堀りし、新業態開発や販路拡大、M&A及び海外進出等の事業拡大に挑戦しています。これらの取り組みを通じて、柿安ブランドとしての誇りと自信を持って提供できる商品・サービスを創造し続け、社会に貢献していくことを目指しています。