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滝沢ハムJP:2293
沿革
1950年12月 |
栃木県栃木市において1948年10月開設した食肉加工製造工場を基礎に、株式会社滝沢武商店(本店東京都千代田区)を設立。 |
1964年12月 |
宮城県仙台市に仙台工場を新設。 |
1966年3月 |
商号を滝沢ハム株式会社に変更。 |
1972年2月 |
栃木県栃木市泉川町に泉川工場を新設。 |
1976年10月 |
オランダで開催された国際食肉ハムオリンピックで、日本で初めて金メダルを受賞。 |
1983年3月 |
栃木県栃木市に株式会社テルマンフーズを設立。(旧連結子会社) |
1983年5月 |
栃木県栃木市泉川町に手造り工場 「チェリースモークハウス」を新設。 |
1983年5月 |
本社事務所を、栃木県栃木市祝町から現在の栃木県栃木市泉川町に移転。 |
1985年10月 |
栃木県栃木市泉川町にカット肉の生産拠点として、泉川ミートセンターを新設。 |
1986年4月 |
栃木県宇都宮市大谷町の大谷石採掘跡に 「大谷天然熟成プラント」を新設し、イタリア式生ハムの生産を開始。 |
1987年8月 |
埼玉県南埼玉郡(現 久喜市)菖蒲町に株式会社菖蒲フーズを設立。(旧連結子会社) |
1988年8月 |
ワールドミート株式会社(現株式会社ワールドフードサービス)の発行済株式の100%を取得し、子会社とする。(現連結子会社) |
1988年10月 |
株式会社泉川運輸を設立し、運送業務を開始。(旧連結子会社) |
1990年1月 |
本店所在地を東京都千代田区鍛冶町から東京都千代田区外神田に移転。 |
1990年11月 |
日本証券業協会に店頭登録。 |
1999年10月 |
栃木県栃木市にデリカ工場を新設。(現 大平工場) |
1999年12月 |
六合ハム販売株式会社の発行済株式の90%を取得し、子会社とする。(旧連結子会社) |
2002年9月 |
手造り工場を生ハム専門工場に改築し、名称をチェリースモーク工場に変更。 |
2004年4月 |
宮城県角田市に仙南みらい工房ビッセン(仙南工場)を新設。 |
2004年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005年1月 |
本店所在地を東京都千代田区外神田から栃木県栃木市泉川町に移転。 |
2007年3月 |
株式会社前日光都賀牧場を株式交換により発行済株式の100%を取得し、子会社とする。 |
2007年3月 |
栃木県上都賀郡(現 栃木市)西方町に惣菜専門工場西方工場「魁」を新設。 |
2007年4月 |
チェリースモーク工場を閉鎖し、業務を西方工場に移管。 |
2008年2月 |
宮城県仙台市の仙台工場及び栃木県栃木市のいわい惣菜加工センターを閉鎖し、業務を泉川工場及び西方工場に移管。 |
2009年7月 |
栃木県鹿沼市に鹿沼物流センターを新設。 |
2010年3月 |
子会社株式会社菖蒲フーズを吸収合併し、菖蒲パックセンターを新設。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2011年9月 |
株式会社泉川運輸の全株式を関東運輸株式会社に譲渡し、連結子会社より除外。 |
2013年7月 |
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2016年3月 |
六合ハム販売株式会社を当社に吸収合併。 |
2017年11月 |
栃木県栃木市にデリカ工場「翔」を新設。 |
2018年7月 |
鹿沼物流センターを栃木市岩舟町に移転し栃木物流センターを新設。 |
2021年3月 |
株式会社テルマンフーズを当社に吸収合併。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。 |
2022年10月 |
株式会社前日光都賀牧場を当社に吸収合併。 |
事業内容
滝沢ハムは、食肉及び食肉加工品の製造販売を主軸に展開する企業であり、その事業内容は複数のセグメントに分かれています。主な事業セグメントには、「食肉加工品」、「惣菜その他加工品」、「食肉」、そして「その他」があります。
「食肉加工品」セグメントでは、ハムやソーセージなどの製造及び販売を行っており、滝沢ハムの代表的な製品群を提供しています。一方、「惣菜その他加工品」セグメントでは、レトルト食品や惣菜などの製造販売及び仕入販売を手掛けており、消費者の多様なニーズに応える製品を展開しています。
「食肉」セグメントでは、食肉の仕入れ、加工及び販売を行っており、品質の高い食肉製品を市場に供給しています。また、「その他」セグメントでは、飲食店の経営を行っており、㈱ワールドフードサービスを通じてコーヒーショップの運営を行っています。このコーヒーショップでは、滝沢ハム製品も販売されており、異業種との連携による新たな顧客層の開拓を図っています。
これらの事業セグメントを通じて、滝沢ハムは食肉関連製品の製造販売から飲食店の運営に至るまで、幅広い事業を展開しており、多角的なビジネスモデルを構築しています。
経営方針
滝沢ハムは、「より良い食品を通じて食文化の向上と健康増進に貢献する」という経営理念のもと、安全・安心な商品の提供、お客様に必要とされる企業への成長、安定した配当の継続、地域社会との共生を経営方針として掲げています。同社は、食肉及び食肉加工品の製造販売を主軸に、多角的なビジネスモデルを展開しており、食肉加工品、惣菜その他加工品、食肉、そしてその他のセグメントを通じて市場に貢献しています。
経営環境においては、原材料価格の高騰や消費の低迷など厳しい状況が続く中、滝沢ハムは安全安心な商品の安定供給に努めるとともに、新商品の開発・販売や業務提携先との協業、生産性の向上による収益回復を目指しています。
中長期的な経営戦略としては、差別化商品の販路拡大と消費者認知の向上、生産体制の向上(工場やラインの統廃合、IT化の推進)、働く環境の改善と企業力の向上を重点施策として掲げています。これらの施策を通じて、滝沢ハムは持続可能な成長を目指し、すべてのステークホルダーから信頼される企業を目指しています。経営上の目標としては、営業利益率2%、自己資本当期純利益率10%以上、1株当たり当期純利益(EPS)を150円と設定しており、これらの指標を達成することで、経営の健全性と成長性を図っています。