福留ハムJP:2291

時価総額
¥49.9億
PER
食肉及び食肉製品の加工・販売を行う、ハム、プレスハム、ソーセージ、惣菜、食肉包装加工製品の製造・販売。

沿革

1948年3月
 

初代取締役社長中島治が広島市福島町において食肉加工品の製造販売を目的として個人経営で福留ハム製造所を創設。

1958年3月
 

福留ハム製造所を株式会社に改組し、福留ハム株式会社を設立。本店を広島市福島町に置き、初代社長に中島治就任。食肉及び食肉加工品の製造販売を開始。

1962年3月

小倉市末広町に小倉工場新設。同所に九州支社開設。

1962年9月

株式の額面変更のため、福留食品工業株式会社に吸収合併され、福留ハム株式会社に商号変更。

1965年4月

広島県安佐郡可部町に広島工場新設。

1973年1月

佐賀県神埼郡神埼町にカット肉処理加工の子会社、㈱佐賀福留を設立。

1977年10月

熊本県鹿本郡植木町に熊本工場新設。

1978年12月

広島市可部町に本店を移転。広島市橋本町に本社事務所を開設。

1979年10月

宮崎県宮崎市にカット肉処理加工の子会社、㈱宮崎福留を設立。

1980年4月

千葉県松戸市に東京工場新設。

1982年7月

北九州市小倉北区に生鮮肉の包装加工の子会社、㈱小倉フーズを設立。

1983年2月

広島市安佐南区に生鮮肉の包装加工の子会社、㈱広島フーズを設立。

1986年3月

広島市西区に食肉及び食肉加工品の小売部門の子会社、㈱福留商店を設立。

1987年1月

広島市西区草津港に本社ビルを新築し、同所に本店及び本社事務所を移転。

㈱佐賀福留は、佐賀県神埼郡神埼町より広島市西区草津港に本社を移転。

㈱宮崎福留は、宮崎県宮崎市より広島市西区草津港に本社を移転。

1987年9月

広島証券取引所に上場。

1988年11月

広島市西区草津港に生鮮肉及び食肉加工品の包装専門工場(パックセンター)新設。

1989年9月

埼玉県北埼玉郡大利根町に関東工場新設。

1990年3月

大阪証券取引所市場第二部に上場。

1991年4月
 

㈱広島フーズは、㈱小倉フーズを吸収合併し、広島・小倉フーズ㈱に改称し、広島市西区草津港に本社を移転。

1991年5月

広島市安佐北区に原料仕入担当の子会社、㈱福留を設立。(現 連結子会社)

1992年12月

千葉県松戸市にデリカ製品製造の子会社、松戸福留㈱を設立。

1994年3月

北九州市小倉北区に生鮮肉の包装加工の子会社、小倉フーズ㈱を設立。

1996年7月

㈱佐賀福留が、㈱宮崎福留を吸収合併。

1997年6月

㈲福留商店を昴㈱に社名変更。広島市西区草津港に本社を移転。

1999年6月

熊本県菊池郡七城町に熊本新工場新設。

旧熊本工場(熊本県鹿本郡植木町)を閉鎖。

2000年3月
 

東京証券取引所市場第二部に上場。(2000年3月1日付で東京証券取引所と広島証券取引所との合併によるもの)

2002年1月

関東工場を閉鎖。

2003年11月

大阪証券取引所市場第二部の上場廃止。

2005年3月

小倉フーズ㈱を吸収合併。

2006年3月

滝沢ハム㈱との包括的業務提携契約を締結。

2006年6月

佐賀県枝肉出荷㈱の株式を取得し子会社化。(現 連結子会社)

2009年2月

㈱広島フーズは㈱福留ハムパックセンターに社名を変更。

2012年1月

㈱福留ハムパックセンター・昴㈱を吸収合併。

松阪ハム㈱との業務提携契約を締結。

2016年3月

滝沢ハム㈱との包括的業務提携契約満了。

2017年10月

岡山県浅口市に岡山営業部を新設。

2019年3月

岡山県浅口市に岡山昴工場を新設。

2020年1月

松戸福留㈱を吸収合併。

2022年1月

㈱佐賀福留を吸収合併。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。

事業内容

福留ハム株式会社とそのグループ企業は、食肉及び食肉製品の加工と販売を中心に事業を展開しています。同社グループは、福留ハム株式会社を中心に、原料供給を目的とする子会社2社を含む構成で、食品業界における重要なプレイヤーとして位置づけられています。

事業内容は大きく分けて2つのセグメントに分類されます。第一のセグメントは加工食品事業で、ハム、プレスハム、ソーセージ、惣菜などの製造および販売を行っています。これらの製品は、消費者の食卓に欠かせないものとして、幅広い市場で受け入れられています。

第二のセグメントは食肉事業で、食肉及び食肉包装加工製品の製造と販売を手掛けています。このセグメントでは、品質と安全性に重点を置いた製品提供を通じて、消費者の信頼を獲得しています。

主な関係会社としては、原料の仕入れを担う㈱福留や佐賀県枝肉出荷㈱があり、これらの会社は福留ハム株式会社の事業運営において重要な役割を果たしています。これらの関係会社との連携により、同社グループは食品の安全性と品質の向上に努め、市場のニーズに応える製品を提供し続けています。

以上のように、福留ハム株式会社とそのグループ企業は、加工食品事業と食肉事業を軸に、食品業界における多様なニーズに対応する製品とサービスを提供しています。

経営方針

福留ハム株式会社は、お客様第一を経営理念とし、「安心・安全・美味しさ・お役立ち」を追求することで社会に貢献することを基本方針としています。同社は、ハムやソーセージなどの高付加価値製品の提供を通じて、顧客のニーズに応えることに注力しています。事業の効率化、営業力の強化、競争力の強化、収益力改善の取り組みを進め、企業価値の向上を目指しています。

経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響や世界的な金融引き締め、物価上昇などのリスクに注視しています。また、原材料価格やエネルギーコストの上昇、労働コストや物流コストの上昇など、業界全体の課題に対応するため、生活様式の多様化に合わせた商品展開や新商品の開発に取り組んでいます。

中期経営戦略として、創業100周年を迎えるにあたり、「中期経営計画(2021年3月期-2023年3月期)」を策定しました。この計画では、開発・調達・製造・物流・販売の連携強化を通じた相乗効果の創出を重点施策としています。しかし、新型コロナウイルス感染症の長期化や原材料価格の急激な上昇などにより、計画の一部に遅れが生じています。

2024年3月期に向けては、中期経営計画の策定は行っていませんが、成長戦略構築と収益体質改善を最優先課題と位置づけています。具体的には、商品の競争力強化、営業力強化による販路拡大、業務の見直しによる収益構造改革に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、企業価値の向上とお客様により大きな喜びと感動を提供することを目指しています。さらに、サステナビリティへの取り組みとして、「SDGs」にも注力し、環境、社会、企業統治を強化した事業活動を展開しています。