オプロJP:228A株価

時価総額
¥33億
PER
10.8倍
クラウド帳票・データ連携サービスの有力企業。SalesforceプラットフォームでDX化ソリューションを展開。2024年11月期のクラウド売上は24億円で全体の96.6%を占める。契約企業数は1,529社に拡大。日本国内中心。

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事業内容

オプロは、企業の業務デジタル化と営業管理を支援するクラウドサービスを提供している会社です。同社は「業務をつなげる力」をコンセプトに、分断されたシステムや膨大な紙文書といった課題を解決し、企業の生産性向上や働き方改革を実現しています。主力サービスは、帳票の電子化・データ連携を行う「データ最適化ソリューション」と、営業プロセス管理を行う「セールス管理ソリューション」の2つです。

同社の顧客は幅広い業界の企業や金融機関、行政機関で構成されており、月額利用料を中心とした安定的な収益構造を築いています。2025年11月期の売上高は約25億円で、そのうち96.6%をクラウドサービスの月額利用料が占めています。データ最適化ソリューションが売上の約75%、セールス管理ソリューションが約25%を構成し、それぞれ順調な成長を続けています。

データ最適化ソリューションでは、クラウド帳票サービス「帳票DX」や電子申請サービス「カミレス」などを展開し、契約企業数は1,529社まで拡大しました。一方、セールス管理ソリューションでは、サブスクリプション型ビジネスに特化した販売管理サービス「ソアスク」や「モノスク」を提供し、158社との契約を獲得しています。同社のサービスは世界的なクラウドプラットフォームであるSalesforceと密に連携している点が特徴で、既存顧客の業務効率化を図りながら新規顧客の開拓を進めています。

経営方針

オプロは「make IT simple」というミッションのもと、企業のデジタル変革を支援するクラウドサービスを展開しています。同社は2つの主力事業を軸とした成長戦略を推進しており、データオプティマイズソリューションとセールスマネジメントソリューションの両輪で安定的な成長と収益力向上を目指しています。重要な経営指標として期末年間経常収益(ARR)、ARR成長率、解約率、ストック売上比率を設定し、継続的な収益基盤の強化を図っています。

データオプティマイズソリューションでは、「帳票DX」と「カミレス」を中心とした差別化戦略を展開しています。既存の業務フローを変えずにデジタル化を実現する独自のアプローチが金融機関や行政機関から高く評価されており、2025年には政府のセキュリティ評価制度ISMAPへの登録を実現しました。これにより中央省庁や自治体での調達が可能となり、公共市場を含むエンタープライズ領域での商機が大幅に拡大しています。同社はAIによる帳票自動生成やAIマッピングなど「AIネイティブ」機能の開発を進め、顧客基盤の拡大とARPU向上を追求しています。

新市場開拓においては、従業員数500人以上の企業と公的機関で構成されるエンタープライズ市場への参入を重点課題としています。これまでの中小企業中心の顧客構成から脱却し、より大規模で安定的な収益源の確保を狙っています。セールスマネジメントソリューションでは、サブスクリプションビジネス特化型の「ソアスク」に加え、モノのサブスク管理に特化した「モノスク」の展開を進めており、効果的なマーケティング活動を通じた認知度向上と顧客数拡大に取り組んでいます。

技術革新への取り組みでは、全社規模でのAI活用推進により「AIネイティブ企業」への進化を目指しています。従来のSalesforce連携サービス中心の事業構造から収益基盤の多様化を図るため、SAP連携やSmartHR連携など新たなプラットフォーム連携の体制構築を進めています。同社は優秀な人材の積極採用と継続的な新サービス開発を通じて競争優位性を維持しながら、公共DX市場、帳票・文書管理ペーパーレス市場、サブスクリプションサービス市場という成長領域での事業拡大を推進していく方針です。