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林兼産業JP:2286
事業内容
林兼産業は、主に食品事業、飼料事業、水産物事業、その他の事業の4つのセグメントで構成されています。
食品事業では、林兼産業は機能性素材や加工食品、肉類の製造・仕入販売を行っています。豚肉はキリシマドリームファーム株式会社で肥育され、都城ウエルネスミート株式会社でと畜されます。林兼フーズ株式会社は、加工食品の一部を製造しています。
飼料事業では、林兼産業は養魚用飼料と畜産用飼料を販売しています。養魚用飼料は主に自社で製造し、畜産用飼料は外部から購入または製造委託しています。キリシマドリームファーム株式会社は、畜産用飼料で豚を肥育しています。
水産物事業では、林兼産業は養魚用飼料の販売先で生産された水産物を購入し、販売しています。有限会社平安海産は水産物を加工し、有限会社桜林養鰻は鰻の養殖を受託しています。
その他の事業として、林兼産業は大阪府などに所有する不動産を賃貸しています。また、林兼冷蔵株式会社は、原料などの保管を行っています。これらの事業を通じて、林兼産業は多角的なビジネスを展開しています。
経営方針
林兼産業は、成長戦略として「Challenge2026」という中期経営計画を掲げています。この計画では、事業基盤の強化を目指し、成長投資の推進、財務戦略、コーポレート・ガバナンスを基盤に、ESG経営を取り入れた持続的な発展を目指しています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みも進めています。
成長投資の推進では、成長事業の拡大に向けた集中投資と収益力向上を目指し、従業員教育の充実と人材への投資を行っています。財務戦略では、資産の戦略的組み替えや有利子負債の削減を進め、ネットD/Eレシオ0.7以下を目標としています。コーポレート・ガバナンスでは、取締役会機能の強化と多様性を重視した経営強化を図っています。
林兼産業は、食品事業や飼料事業においても具体的な施策を展開しています。食品事業では、機能性素材の拡販や加工食品の販路拡大を進め、食肉部門ではブランド戦略を強化しています。飼料事業では、低魚粉飼料の開発や輸出拡大を進め、品質差別化を図っています。これらの取り組みを通じて、林兼産業は持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。