- 日本企業
- B-R サーティワン アイスクリーム
B-R サーティワン アイスクリームJP:2268
沿革
1973年12月 |
株式会社不二家が米国のバスキン・ロビンス社との合弁事業を行う目的で、ビー・アールジャパン株式会社を設立(資本金40百万円)しました。 |
1974年1月 |
米国のバスキン・ロビンス社に対して第三者割当増資を行い株式会社不二家とバスキン・ロビンス社の合弁会社としました。 |
同年4月 |
東京・目黒に第一号店及びトレーニングセンターを開設しました。 |
1979年3月 |
静岡県駿東郡小山町に自社工場(富士小山工場)を建設し、年産2,000千ガロン体制を確立しました。 |
1983年12月 |
店舗網の全国展開により、店舗数(フランチャイズ店及び直営店)200店台乗せを達成しました。 |
1984年2月 |
関西以西の店舗展開の拡大のため、配送能率向上の見地から、外部営業倉庫の利用を開始しました。 |
同年11月 |
富士小山工場の生産能力を年産3,500千ガロンに増強しました。 |
1985年4月 |
カラーデザインを変更した第1号店「渋谷公園通り店」を出店しました。 |
同年7月 |
「サーティワン」のブランド名を入れ、社名をB-R サーティワン アイスクリーム株式会社(登記上商号 ビー・アール サーティワン アイスクリーム株式会社)に変更しました。車社会への対応として従来実験的に進めてきたロードサイドタイプの出店を本格的に開始しました。 |
1986年3月 |
店舗数300店台乗せを達成しました。 |
1987年5月 |
富士小山工場の生産能力を年産7,000千ガロンに増強しました。 |
同年10月 |
富士小山工場のスペシャリティデザート生産のための設備が完成しました。 |
同年10月 |
店舗数400店台乗せを達成しました。 |
同年12月 |
社団法人日本証券業協会東京地区協会に当社の株式を店頭登録し、公開しました。 |
1990年9月 |
富士小山工場のスペシャリティデザート生産のための設備を1ライン増強しました。 |
1991年9月 |
全世界で統一使用される新しいトレードマークを導入し、21世紀へ向けての新しいイメージ戦略を打ち出しました。 |
1996年6月 |
フランチャイズ店及び直営店の一部にてテスト販売を行ってきました「クレープ」を併売商品として正式に導入しました。 |
1998年6月 |
自己株式を1,050,000株、850,500千円で取得し、すべてを消却いたしました。 |
1999年3月 |
富士小山工場では、1999年3月25日に厚生省よりHACCPの認定工場として承認されました。 |
2000年4月 |
フランチャイズ店の売上向上と収益性の改善を目的として、加盟店契約制度を大幅変更しました。フランチャイズ店への卸売価格を31%引き下げると共に、店頭小売売上高に対してロイヤリティ5%、広告宣伝分担金3%徴収制度を導入しました。 |
同年9月 |
自己株式を447,000株、319,605千円で取得し、すべてを消却いたしました。 |
2003年12月 |
店舗数500店台乗せを達成しました。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場しました。 |
同年12月 |
店舗数600店台乗せを達成しました。 |
2005年12月 |
店舗数700店台乗せを達成しました。 |
2006年11月 |
店舗数800店台乗せを達成しました。 |
2007年3月 |
登記上の商号をビー・アール サーティワン アイスクリーム株式会社からB-R サーティワン アイスクリーム株式会社に変更しました。 |
同年4月 |
富士小山工場冷凍倉庫の改修を行い、製品の庫内搬送を自動化しました。 |
同年10月 |
中京、関西、九州の各営業所で、環境マネンジメントシステム規格であるISO14001を取得しました。 |
同年11月 |
投資家層の拡大及び株式流動性の向上を図るため、単元株式数を1,000株から100株に変更しました。 |
2008年6月 |
店舗数900店台乗せを達成しました。 |
2009年7月 |
新業態「カフェ サーティワン」あみプレミアム・アウトレット店を出店しました。 |
同年10月 |
富士小山工場での、食品衛生管理への取組みが評価され「食品衛生優良施設 厚生労働大臣表彰」を受賞しました。 |
2010年4月 |
証券市場の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場しました。 |
同年7月 |
店舗数1,000店台乗せを達成しました。 |
同年10月 |
証券市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場しました。 |
2011年7月 |
農林水産省より環境配慮への取組みを評価され「優良外食産業表彰 環境配慮部門 農林水産大臣賞」を受賞しました。 |
同年10月 |
兵庫県三木市に第2生産拠点建設のため土地を購入しました。 |
2012年4月 |
店舗数1,100店台乗せを達成しました。新コンセプトストアー「サーティワン エクスペリエンス ダイバーシティ東京 プラザ店」を出店しました。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場しました。 |
2014年1月 |
新店舗デザイン“Happy1.0”導入しました。 |
同年12月 |
第2生産拠点「神戸三木工場」を建設し、竣工式を行いました。 |
同年12月 |
富士小山工場において、FSSC22000認証を取得しました。 |
2015年4月 |
神戸三木工場が稼働し、2工場体制になりました。 |
同年12月 |
神戸三木工場において、FSSC22000認証を取得しました。 |
2017年7月 |
新店舗デザイン“Happy2.0”をダイバーシティ東京プラザ店に導入しました。 |
同年12月 |
目黒セントラルスクエアに本社を移転しました。トレーニングセンターを31 ice cream collegeに改名しました。 |
2018年10月 |
台湾での販売を開始しました。 |
2020年3月 |
子会社 31 Aikalima LLCを米国ハワイ州に設立しました。(現 連結子会社) |
同年7月 |
販売拠点数1,200ヶ所台乗せを達成しました。 |
同年11月 |
子会社 31 Aikalima LLCが米国ハワイ州において、米国バスキン・ロビンス社のフランチャイジーとして出店しました。 |
2021年4月 |
全世界で統一使用しているロゴ・マークを導入しました。新店舗デザイン“Flavor First(F1)”“MOMENTS”の2種類を導入しました。 |
2022年1月 |
子会社 31 Aikalima LLCとの連結決算を開始しました。 |
同年4月 |
市場区分変更に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場しました。 |
事業内容
B-R サーティワン アイスクリームは、アイスクリーム類の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、B-R サーティワン アイスクリームとその連結子会社である31 Aikalima LLCの2社で構成されており、フランチャイズ方式によるアイスクリーム販売の組織化及び運営に関するノウハウを提供しています。これにより、同社は売上高の一定率をロイヤリティとして支払っています。
また、同社は関係会社である㈱不二家とフランチャイズ契約を結び、B-R サーティワン アイスクリーム小売店の運営や同アイスクリームに関する商標、意匠、小売店販売方法等の使用権を得ています。これに伴い、アイスクリーム等の販売及び店舗用設備を賃貸し、小売売上高の一定率をロイヤリティとして受け取っています。
同社は31 Aikalima LLCに100%出資し、役員の兼任も行っています。さらに、㈱不二家の子会社である不二家乳業㈱から原料を購入し、㈱不二家神戸からは原料購入及び製品の一部を製造委託しています。
B-R サーティワン アイスクリームは、アイスクリーム製品の製造及び販売を行う単一セグメントで事業を展開しており、その事業内容はアイスクリームの製造から小売まで一貫して行っています。同社はフランチャイズモデルを活用し、広範なネットワークを通じて製品を提供している点が特徴です。
経営方針
B-R サーティワン アイスクリームは、アイスクリーム製造・販売を核とした事業を展開しており、その成長戦略は、企業理念「We make people happy. ~アイスクリームを通じて、人々に幸せをお届けします。~」に基づいています。同社は、1973年の設立以来、アメリカンタイプのアイスクリームを日本市場に紹介し、アイスクリームショップ文化のパイオニアとして地位を築いてきました。日本全国に約1,300ヶ所以上の販売拠点を展開し、国内最大規模のアイスクリーム専門店チェーンを構築しています。
同社の経営指標としては、「自己資本利益率(ROE)」8%を超える水準を目指し、持続的な利益成長と株主還元政策に繋がる経営努力を続けています。対処すべき課題としては、安定的な原材料の調達、物流網の強化、社会情勢・人口動態の変化への対応が挙げられます。これらの課題に対して、原材料・副材料の複数社購買や為替予約によるヘッジ、冷凍倉庫の場所・拠点数の見直し、店舗配送ルートの効率化など、柔軟な対応を行っています。
さらに、長期経営計画においては「ブランドパワー強化」を推進し、消費者に安全かつ安心な商品と、美味しさと楽しさ、新鮮な驚きを提供することで、業績の向上と企業価値の増大を目指しています。これらの戦略を通じて、B-R サーティワン アイスクリームは、アイスクリームを通じた幸せの提供を追求し続けています。