森永乳業JP:2264

時価総額
¥2839.4億
PER
4.2倍
食品事業(市乳、乳製品、アイスクリーム、飲料)、飼料、プラント設備の設計施工など、多岐にわたる事業を展開。

沿革

1917年9月

日本煉乳株式会社設立

1919年5月

小缶煉乳森永ミルクを発売

1920年7月

森永製菓株式会社と合併し、同社畜産部(後に煉乳部)となる

1921年11月

森永ドライミルク(育児用粉乳)を発売

1927年9月

森永製菓株式会社煉乳部を分離し、新たに森永煉乳株式会社設立

1929年12月

森永牛乳を発売

1933年9月

森永チーズを発売

1937年7月

森永ヨーグルトを発売

1941年5月

森永煉乳株式会社を森永乳業株式会社に改称

1942年10月

森永製菓株式会社と合併

1943年11月

森永製菓株式会社を森永食糧工業株式会社に改称

1947年6月

森永アイスクリームを発売

1949年4月

森永乳業株式会社設立

1954年9月

東京証券取引所に株式上場

1961年4月

クリープ(粉末クリーム)を発売

1966年1月

名古屋市乳工場(現中京工場)を開設

1966年2月

東京多摩工場を開設

1967年10月

森永商事株式会社の乳製品販売部門を譲り受け

1970年2月

クラフト社(現クラフト・ハインツ・カンパニー社、モンデリーズ・インターナショナル社)と提携

エムケーチーズ株式会社(現連結子会社)を設立

1970年6月

大和工場および村山工場(現大和工場に統合)を開設

1971年12月

サンキストグローワーズ社と商標の使用契約を締結

1973年2月

利根工場を開設

1975年10月

別海工場を開設

1977年6月

森永ビヒダス(ビフィズス菌入り乳製品)を発売

1981年4月

ロングライフのハンディパック乳飲料(ピクニック)を発売

1984年9月

リプトン社(現エカテラ・ジャパン・サービス社)と商標の使用契約を締結

1985年5月

Morinaga Nutritional Foods, Inc.(米国)(現連結子会社)を設立

1989年10月

研究・情報センターを開設

1993年2月

マウントレーニア・カフェラッテ(カップ入り乳飲料)発売

1993年6月

低リンミルクL.P.Kが特定保健用食品の第1号として厚生省から許可を受ける

2003年4月

「ラクトフェリンの工業的な製造法の開発」文部科学大臣賞受賞

2005年3月

冨士乳業株式会社(現冨士森永乳業株式会社、現連結子会社)三島工場(新製造棟)稼動

2005年4月

全国の販売子会社9社を株式会社デイリーフーズ(現森永乳業販売㈱、現連結子会社)に吸収合併

2006年1月

神戸工場を開設

2007年12月

東北森永乳業株式会社(現連結子会社)設立

2008年6月

別海工場チーズ新棟稼動

2008年8月

沖縄森永乳業株式会社(現連結子会社)新工場(中頭郡西原町)稼動

2010年2月

北海道森永乳業販売株式会社(現森永乳業北海道株式会社、現連結子会社)設立

2012年5月

MILEI GmbH(ドイツ)(現連結子会社)の株式を追加取得し完全子会社化

2013年5月

浦幌乳業株式会社(現十勝浦幌森永乳業株式会社、現連結子会社)新棟稼働

2014年10月

森永北陸乳業株式会社(現連結子会社)福井工場にて菌末の製造を開始

2015年12月

Morinaga Nutritional Foods (Asia Pacific) Pte.Ltd.(シンガポール)(現連結子会社)を設立

2016年1月

森永乳業九州株式会社(現連結子会社)設立

2016年10月

MILEI GmbH(ドイツ)(現連結子会社)新棟稼働

2017年3月

パキスタンに同国2社と合弁会社「NutriCo Morinaga(Private)Limited」(現連結子会社)を設立

2017年9月

森永乳業株式会社 創業100周年

2020年2月

利根工場新棟稼働

2021年1月

Elovi Vietnam Joint Stock Company(ベトナム)の株式を取得し連結子会社化

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2023年1月

NutriCo Morinaga(Private)Limited(パキスタン)の株式を追加取得し連結子会社化

2023年2月

Turtle Island Foods Holdings, Inc.(米国)の株式を取得。2024年3月期より連結子会社化(予定)

事業内容

森永乳業とそのグループ企業は、市乳、乳製品、アイスクリーム、飲料などの食品製造販売を主軸に事業を展開しています。このグループは森永乳業を含む48の子会社と4つの関連会社から成り立っており、食品事業のほかにも飼料やプラント設備の設計施工などの分野で活動しています。

食品事業では、森永乳業が直接製造販売するほか、エムケーチーズ株式会社、横浜森永乳業株式会社、冨士森永乳業株式会社、東北森永乳業株式会社など16社に委託製造を行っています。また、森永乳業販売株式会社を含む15社が、森永乳業から商品を仕入れて全国の顧客に販売しています。

その他の事業として、森永酪農販売株式会社が飼料の仕入れと販売を、株式会社森乳サンワールドがペットフードの仕入れと販売を行っています。さらに、森永エンジニアリング株式会社を含む13社は、プラント設備の設計施工、不動産の賃貸、運輸倉庫業などを手掛けています。

森永乳業グループは、食品事業を核としながらも、その他の事業を通じて多角的な事業展開を行っており、幅広いニーズに応える企業グループとして活動しています。

経営方針

森永乳業グループは、創業100周年を迎えた2017年に新たなコーポレートミッションを策定し、「かがやく“笑顔”のために」というコーポレートスローガンのもと、健康で幸せな生活に貢献し、豊かな社会をつくることを経営理念として掲げています。同社は、乳製品を中心とした食品製造販売を主軸に事業を展開し、食のおいしさと楽しさ、健康と栄養を両立させた企業への進化を目指しています。

中長期的な経営戦略として、森永乳業グループは「森永乳業グループ10年ビジョン」を2019年4月に制定しました。このビジョンでは、世界で独自の存在感を発揮できるグローバル企業への変革と、サステナブルな社会の実現への貢献を目指しています。具体的な数値目標として、2029年3月期には営業利益率7%以上、ROE(自己資本利益率)10%以上、海外売上高比率15%以上を掲げています。

「中期経営計画 2022-24」では、社会課題の解決と収益力向上の両立を目指し、事業の高付加価値化を通じた持続的成長の実現、将来を見据えた経営基盤のさらなる強化、効率性を重視した財務戦略の3つを基本方針に定めています。また、サステナビリティ中長期計画2030を制定し、食と健康、資源と環境、人と社会の3つのテーマに基づいた目標とKPIを設定して、経営の根幹に据えています。

森永乳業グループは、これらの方針と計画のもと、笑顔あふれる豊かな社会の実現のために、独自の価値を高め、その価値をお届けし続けることによって、社会に貢献していくことを目指しています。