湖池屋JP:2226

時価総額
¥251.8億
PER
10.1倍
スナック菓子、タブレットの製造販売を行い、「コイケヤポテトチップス」「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」「スコーン」「ドンタコス」「ポリンキー」「Pinky FRESH」等の商品を提供。

沿革

1958年1月

おつまみ菓子の製造販売を目的として、東京都文京区に㈱湖池屋(2016年10月、吸収合併により消滅)を設立

1962年1月

㈱湖池屋において、ポテトチップスの製造販売を開始

1964年5月

㈱湖池屋の本社及び工場を東京都板橋区に移転

1970年12月

㈱湖池屋の生産増強のため埼玉県加須市久下に加須工場新設(現関東工場)

1977年1月

飲食店の経営を目的として、東京都板橋区に㈱メリカ・フーズ(当社)を設立

1986年11月

㈱湖池屋の関西市場開拓拠点として、京都府船井郡(現南丹市)園部町に京都工場新設

1990年4月

㈱ケイコウ・フーズに商号変更するとともに休眠会社化

1995年11月

タブレット菓子などの製品開発の推進を目的とした事業を開始し、フレンテ㈱に商号変更

1997年9月

タブレット菓子「ピンキー」の製造を開始

2001年5月

㈱湖池屋の工場メンテナンス事業を営む㈲アシストの持分を取得し、同社を100%子会社化

7月

㈱湖池屋との株式交換により、同社を100%子会社化

2002年6月

㈱フレンテホールディングスに商号変更

持株会社制への移行を目的とし、100%子会社であるフレンテ㈱(後の㈱フレンテ・インターナショナル。2016年10月、吸収合併により消滅)を会社分割(新設分割)により設立、同社にタブレット菓子の製造事業を承継

7月

グループの本社機能を㈱湖池屋から移管

同社のタブレット菓子の販売事業をフレンテ㈱へ営業譲渡により移管

2003年10月

㈲アシストを株式会社に組織変更(2016年10月、吸収合併により消滅)

11月

㈱フレンテホールディングスを㈱フレンテに商号変更

子会社のフレンテ㈱を㈱フレンテ・インターナショナルに商号変更

2004年6月

日本証券業協会に株式を店頭登録

12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2005年10月

㈱湖池屋関東第二工場を新設(埼玉県加須市花崎)

2006年8月

台湾にて華元食品股份有限公司と合弁により台湾湖池屋股份有限公司(現子会社)を設立

2009年12月

㈱湖池屋とふらの農業協同組合との間で締結したポテトチップスの製造委託契約に基づき、同組合によって新設された工場「シレラ富良野」が製造を開始

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場

2011年5月

日清食品ホールディングス㈱(以下、「日清食品HD」)と業務・資本提携契約を締結

2012年5月

日清食品HDと業務・資本提携契約の変更契約を締結

6月

日清食品HDを割当先とする第三者割当増資を実施

8月

日清食品HDの当社株式追加取得により、同社の関連会社となる

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2014年1月

香港にて日清食品HDの子会社である日清食品有限公司との合弁会社となる日清湖池屋(中国・香港)有限公司に出資し、同社を関連会社化

11月

日清食品HDを割当先とする第三者割当増資を実施

2016年3月

ベトナムにてKoikeya Vietnam Co.,Ltd.(現子会社)を設立

10月

㈱湖池屋が㈱フレンテ・インターナショナルを吸収合併し、当該吸収合併後の㈱湖池屋及び㈱アシストを吸収合併のうえ、商号を㈱湖池屋に変更

2017年9月

Koikeya Vietnam Co.,Ltd.にて初の海外自社工場の稼動開始

2018年11月

KOIKEYA(THAILAND)CO.,LTD.設立

2020年11月

日清食品HDの当社株式追加取得により、同社の子会社となる

2021年1月

2021年8月

2022年4月

関東第三工場を新設(埼玉県加須市下高柳)

九州阿蘇工場を新設(熊本県上益城郡益城町)

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場に移行

事業内容

湖池屋は、スナック菓子やタブレットなどの製造販売を主軸に展開している企業です。同社は、国内外で複数の子会社と関連会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。具体的には、台湾湖池屋股份有限公司が台湾でスナック菓子の販売と輸出を、Koikeya Vietnam Co.,Ltd.がベトナムでスナック菓子の製造販売と輸出を、KOIKEYA(THAILAND)CO.,LTD.がタイでスナック菓子の販売を、そして日清湖池屋(中国・香港)有限公司が香港でスナック菓子の販売を行っています。

国内事業では、関東工場や京都工場など自社工場5拠点と、業務提携をしているふらの農業協同組合の工場「シレラ富良野」でスナック菓子の製造を行い、「安全」で「安心」できる製品づくりと安定供給に努めています。また、タブレット「Pinky FRESH」を通じて新しいターゲットの潜在需要喚起に取り組んでいます。

海外事業では、台湾、ベトナム、タイにおいて、特に「カラムーチョ」ブランドの展開に力を入れています。2017年にはベトナムで初の海外自社工場を稼働させ、2018年にはタイ王国に新たな販売拠点を設立しました。

主要な製品ラインアップには、「コイケヤポテトチップス」や「The KOIKEYAシリーズ」、「湖池屋プライドポテト」などのポテトスナック、「スコーン」や「ドンタコス」、「ポリンキー」などのコーンスナックがあります。これらの製品は、長年にわたり消費者に愛され続けているロングセラー商品です。また、機能性タブレット「Pinky FRESH」も同社の製品ポートフォリオに含まれています。

経営方針

湖池屋は、スナック菓子の製造販売を中心に、国内外で幅広く事業を展開している企業です。同社は、安全で安心できる製品の提供、独創的な商品やサービスの提供、独自のブランド戦略によるロングセラー商品の育成、新しい経営形態の実現、世界的視野に立った企業活動、従業員の満足追求と関係会社・取引先への適正な貢献を企業理念として掲げています。

経営環境の変化に対応するため、湖池屋は新型コロナウイルス感染症の影響からの回復、消費動向やライフスタイルの変化、原材料価格の高騰など、様々な外部環境の変化に対応しています。これらの課題に対処するため、同社は価格改定やコスト削減、商品開発、海外市場での拡販など、多角的な戦略を推進しています。

国内事業では、スナック菓子市場の活性化と差別化された商品の市場拡大を目指し、「The KOIKEYA」や「湖池屋プライドポテト」などの高付加価値商品群の拡販に注力しています。また、消費者心理の変化や食に対する嗜好の多様化に応えるため、新機軸商品の開発にも力を入れています。

海外事業では、「カラムーチョ」や「じゃがいも心地」などのブランドをグローバルブランドとして育成し、各国間での連携を強化しながら、売上拡大と利益改善を目指しています。特に台湾、ベトナム、タイにおいては、主力商品の価格改定や不採算販促の抑制、新商品の拡販などにより、利益確保に努めています。

湖池屋は、SDGsへの取り組みを積極的に展開し、責任ある企業としての社会からの信頼を得ることも目指しています。国内外での事業拡大とともに、企業価値の向上に努めていることが伺えます。