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不二家JP:2211
沿革
1938-06 | 資本金20万円をもって株式会社第二不二家を設立 |
1938-09 | 株式会社第二不二家に合名会社不二家を吸収合併 |
1938-12 | 株式会社不二家に商号変更 |
1946-08 | 本社を東京都中央区銀座七丁目2番17号に移転 |
1952-03 | 東京都中央区銀座に関東販売所を設置して卸売に進出 |
1958-11 | 合名会社不二家(1941年7月に藤井食品合名会社として設立、1956年10月商号変更)を吸収合併 |
1959-09 | 神奈川県平塚市に平塚工場(チョコレート)を開設 |
1961-11 | 不二家食品株式会社を吸収合併 |
1962-06 | 東京、大阪、名古屋各証券取引所市場第二部へ株式を上場 |
1962-08 | 大東町(現岩手県一関市)の斡旋により地元酪農家と不二農産工業株式会社(現不二家乳業株式会社、現連結子会社)を設立 |
1963-08 | 日本食材株式会社(現連結子会社)の株式を取得 |
1963-10 | 京都市伏見区にフランチャイズ・チェーン伏見店を開設して、フランチャイズ制を導入 |
1965-02 | 東京、大阪、名古屋各証券取引所市場第一部へ株式を上場 |
1968-08 | 神奈川県秦野市に秦野工場(キャンディ、焼物)を開設 |
1968-11 | 埼玉県新座市に埼玉工場(洋菓子)を開設 |
1971-05 | 大阪府泉佐野市に泉佐野工場(洋菓子)を開設 |
1972-04 | 山形交通株式会社(現株式会社ヤマコー)と合弁会社山交フッドサービス(2013年4月、株式会社不二家東北に商号変更)を設立 |
1973-12 | 米国バスキン・ロビンス社と合弁会社ビー・アールジャパン株式会社(現B-R サーティワン アイスクリーム株式会社)を設立して、アイスクリームチェーンに着手 株式会社ファーストコンピューターセンター(現株式会社不二家システムセンター、現連結子会社)を設立 |
1974-06 | サンヨー缶詰株式会社と合弁会社不二家サンヨー株式会社(現株式会社不二家福島、現連結子会社)を設立 |
1978-03 | 株式会社不二家ロードサイドレストラン(2004年4月、株式会社不二家フードサービスに商号変更(旧株式会社不二家フードサービス))を設立して、郊外型外食産業に進出 |
1989-06 | ネッスル社と合弁会社ネッスルマッキントッシュ株式会社(後、ネスレマッキントッシュ株式会社)(菓子製造販売業)を設立 |
1989-10 | 株式会社ダロワイヨジャポン(洋菓子製造販売業)(現連結子会社)を設立 |
1990-06 | 静岡県裾野市に富士裾野工場(ミルキー、焼物)を開設 |
1994-11 | 佐賀県神埼郡に九州(現吉野ヶ里)工場(洋菓子)を開設 |
2000-09 | ネスレマッキントッシュ株式会社の株式売却 |
2003-06 | 大阪、名古屋各証券取引所への上場を廃止 |
2004-02 | 旺陞貿易有限公司(台湾)、豊和貿易株式会社、江顕堂氏と不二家(杭州)食品有限公司(現連結子会社)を中国現地法人として設立 |
2007-02 | 山崎製パン株式会社と食品安全管理体制整備の支援に関する覚書を締結 |
2007-03 | 山崎製パン株式会社と業務資本提携契約を締結 |
2007-04 | 山崎製パン株式会社に対する第三者割当増資を実施 |
2007-08 | 株式会社不二家フードサービスは、吸収分割により旧株式会社不二家フードサービスの事業を継承 |
2008-07 | 本社を東京都文京区大塚二丁目15番6号に移転 |
2008-11 | 山崎製パン株式会社と新たな業務資本提携契約を締結 山崎製パン株式会社に対する第三者割当増資を実施、同社の連結子会社となる |
2010-06 | 決算期を変更(3月度から12月度) |
2014-02 | 株式会社プレシアホールディングスとの間で株式会社スイートガーデン株式譲渡契約を締結 |
2014-04 | 株式会社スイートガーデン(現株式会社不二家神戸、現連結子会社)の全株式を取得 |
2021-07 | 株式会社不二家フードサービスを吸収合併 |
2021-10 | 株式会社不二家東北を吸収合併 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、同取引所市場第一部からプライム市場に移行 |
2022-09 | 丸紅株式会社と合弁会社不二家ベトナム Co.,Ltdをベトナム現地法人として設立 |
事業内容
不二家グループは、不二家を含む親会社、子会社9社、関連会社2社で構成されており、幅広い事業を展開しています。主な事業内容としては、菓子食品の製造販売、洋菓子類の製造販売、喫茶や飲食店の経営が挙げられます。これらの事業を通じて、関連する様々な事業活動も行っています。
事業セグメントは大きく分けて三つあります。第一に「洋菓子事業」があり、これにはケーキ、ベーカリー、デザート、アイスクリームなどの製造・販売、そして喫茶及び飲食店の経営が含まれます。このセグメントには、不二家のほかに㈱ダロワイヨジャポン、B-R サーティワン アイスクリーム㈱などが関連しています。
第二のセグメントは「製菓事業」で、チョコレート、キャンディ、ビスケット、飲料及び乳製品などの菓子食品の製造・販売を行っています。このセグメントには、不二家のほかに日本食材㈱、不二家福島㈱、不二家乳業㈱などが含まれます。
最後に「その他」のセグメントがあり、キャラクターグッズの通信販売、ライセンス事業、不動産の賃貸・管理、事務受託業務やアウトソーシング受託、食品加工機械の保守など、多岐にわたる事業を展開しています。このセグメントには、不二家システムセンター㈱や不二家テクノサービス㈱などが関連しています。
これらの事業を通じて、不二家グループは多様な顧客ニーズに応える製品とサービスを提供し、幅広い分野で事業を展開しています。
経営方針
不二家は、洋菓子と製菓の二つの主要事業を軸に、厳しい経済環境の中で成長戦略を推進しています。食品値上げや原材料・エネルギー価格の高騰、人件費の上昇などの課題に直面しながらも、同社はこれらの強みを活かし、売上と利益の確保に努めています。
洋菓子事業では、生産性向上を目指し、ケーキ類の集約生産や新たな生産設備の導入による効率化を進めています。また、店舗改装や包装資材のリニューアル、厳選素材製品の品揃え充実、冷凍スイーツ自動販売機の設置推進、Web販売の強化など、多様化する購入方法への対応や新たなコンセプトショップの開設を通じて顧客基盤の拡大を図っています。さらに、海外輸出の強化や半生菓子分野への参入など、新たな販路の開拓にも取り組んでいます。
製菓事業では、「カントリーマアム」や「ホームパイ」を主力に、『まみれワールド』製品の拡販や主力生産ラインの稼働促進を通じて売上増と生産性向上を目指しています。また、「ネクター」の新製品発売や「ネクターグミ」の市場投入、テレビコマーシャル等の販売促進活動を積極的に展開しています。海外では、中国やベトナムにおける新製品開発や販売活動の促進を通じて、売上伸長を目指しています。
全事業活動を通じて、不二家は安全・安心な製品の製造・販売に注力し、食品安全衛生管理の基盤強化や労災ゼロ、異物混入クレームゼロを目標に業務に取り組んでいます。また、親会社の山崎製パン㈱との連携を強化し、グループ全体の総合力を発揮して、持続的な企業価値の向上と不二家ブランドの強化に努めています。