ブルボンJP:2208

時価総額
¥646億
PER
29倍
菓子、飲料・食品の製造販売、地ビール製造、保険代理店業務、再生医療研究用培養液の研究開発販売を手掛ける。

沿革

1924年11月

柏崎市枇杷島219番地(1966年住居表示制度の実施により、同市駅前一丁目3番2号と変更)にて、資本金10万円をもって北日本製菓株式会社を設立、ビスケットの製造を開始

1932年8月

東京神田に東京販売所を開設(1940年閉鎖)

1934年2月

米菓の製造を開始

1943年8月

北日本産業株式会社に商号変更

1948年11月

北日本食糧工業株式会社に商号変更

1952年7月

北日本食品工業株式会社に商号変更

1954年4月

新潟証券取引所に株式を上場

1963年10月

柏崎市松波四丁目2番14号に荒浜工場(現・柏崎工場)を新設、ビスケットの製造を開始

1967年8月

北日本巻食品株式会社(現・新潟工場)を設立

1968年10月

本社を柏崎市松波四丁目2番14号に移転

1969年4月

株式会社ボンビスコ(現・新潟工場)を設立

12月

マルキタ米菓株式会社を設立

1972年2月

西蒲米菓株式会社(現・新潟工場)を設立

6月

北日本大潟食品株式会社(現・上越工場)を設立

1974年11月

北日本和島食品株式会社(現・長岡工場)を設立

1980年4月

北日本月潟食品株式会社(現・新潟南工場)を設立

1982年7月

北日本村上食品株式会社(現・村上工場)を設立

7月

北日本羽黒食品株式会社(現・鶴岡工場)を設立

1989年6月

株式会社ブルボンに商号変更

1990年4月

北日本豊浦食品株式会社(現・新発田工場)を設立

2000年3月

東京証券取引所と新潟証券取引所の合併により、東京証券取引所市場第二部に移行

2004年4月

マルキタ米菓株式会社を北日本五泉食品株式会社(現・五泉工場)に商号変更

2005年9月

柏崎市大字藤井に商品開発センター(現・試作センター)を開設

12月

駅前工場の生産機能を柏崎工場へ統合

2006年3月

株式会社レーマン(現・連結子会社)の株式を取得

2007年1月

中華人民共和国浙江省湖州市長興県に、波路梦(長興)食品有限公司(現・連結子会社)を設立

6月

中華人民共和国上海市に、波路梦(上海)商貿有限公司(現・連結子会社)を設立

2008年3月

柏崎市諏訪町に統合研修センターを開設

9月

波路梦(長興)食品有限公司および波路梦(上海)商貿有限公司の中華人民共和国での生産・販売を開始

2009年10月

連結子会社である北日本巻食品株式会社、株式会社ボンビスコ、西蒲米菓株式会社、北日本大潟食品株式会社、北日本和島食品株式会社、北日本月潟食品株式会社、北日本村上食品株式会社、北日本豊浦食品株式会社および北日本五泉食品株式会社を吸収合併し連結子会社9社が消滅

2010年3月

エチゴビール株式会社(現・連結子会社)の株式を取得

2011年8月

アメリカ合衆国にBourbon Foods USA Corporationを設立し、ワシントンD.C.に事務所を開設

2015年3月

本社ビル完成に伴い、本社を柏崎市駅前一丁目3番1号に移転

2022年4月

連結子会社である北日本羽黒食品株式会社を吸収合併し連結子会社1社が消滅

4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

11月

魚沼市十日町字八色原に魚沼工場を開設

2023年2月

BCCA株式会社(現・持分法適用関連会社)の株式を取得

事業内容

ブルボン株式会社とそのグループ企業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、「食料品事業」と「その他の事業」が挙げられます。

食料品事業では、ブルボン自身が菓子、飲料、食品などの製造販売を手掛けています。また、連結子会社の波路梦(長興)食品有限公司は中国国内外向けの菓子製造販売を、波路梦(上海)商貿有限公司は中国での菓子や飲料の販売を行っています。株式会社レーマンはチョコレートや洋菓子の製造販売、エチゴビール株式会社は特徴的なビールの製造販売をそれぞれ担当しています。

その他の事業としては、持分法適用関連会社のBCCA株式会社が特別目的会社として、株式会社マルキンの株式取得を目的としています。非連結子会社では、株式会社レーマン企画が保険代理店業務を、株式会社ブルボン再生医科学研究所が再生医療研究用の培養液「Xyltech」の研究開発、販売を行っています。

ブルボンとそのグループ企業は、食品業界における幅広い製品ラインナップと、その他分野における特化した事業を通じて、多角的なビジネス展開を進めています。

経営方針

ブルボン株式会社は、経営理念に「利害相反する人を含めて、集団の生存性を高める」を掲げ、消費者のニーズに応える革新的な商品やサービスの提供を使命としています。同社は、地方に根ざしながらもグローバル企業としての地位を確立し、心と体の健康づくりをテーマに社会貢献活動も積極的に行っています。

経営戦略として、ブルボンは持続的な成長と企業価値の向上を目指し、収益力や生産性の向上、資本効率の改善に注力しています。具体的には、連結ROE(株主資本当期純利益率)の向上を重要指標として掲げ、財務政策や経営施策を通じて株主価値の向上を目指しています。

また、品質保証第一主義を貫き、安定した原材料調達や商品供給体制の確立、フードセーフティーへの取り組みを強化しています。健康増進総合支援企業を目指し、多様なカテゴリーでの商品開発や機能性食品の開発にも力を入れています。

サステナビリティを経営理念に重ね合わせ、ESG(環境・社会・ガバナンス)を経営戦略として捉え、SDGs(持続可能な開発目標)に準拠した活動を推進しています。品質向上や顧客満足度の向上、環境貢献投資、健康寿命の延長、防災・減災など社会的課題の解決にも取り組んでいます。

新製品開発体制の強化、営業体制の強化、グローバル展開の推進、経営基盤の強化など、多角的な戦略を展開しています。これらの戦略を通じて、ブルボンは食品業界におけるリーダーとしての地位をさらに強化し、持続可能な成長を目指しています。