江崎グリコJP:2206

時価総額
¥2806.5億
PER
19.7倍
チョコレート、ビスケット、カレールウ、レトルト食品、アイスクリーム、乳製品、洋生菓子、乳幼児用ミルク、小麦たん白、澱粉、色素の製造販売、海外での菓子・冷菓製造販売、健康関連商品の製造販売、オフィスグリコ、情報システムの保守・開発。

沿革

1921年4月

創業者江崎利一がグリコーゲンを成分とする栄養菓子グリコの製造販売を目的として合名会社江崎商店を創立。

1922年2月

大阪三越でグリコを発売。(のちに創立記念日と定める。)

1929年2月

資本金100万円の株式会社江崎に組織変更。

1933年2月

ビスコを創製し製造販売を開始。

1934年1月

グリコ株式会社に商号変更。

1943年2月

江崎グリコ株式会社に商号変更。

1949年12月

グリコ株式会社に商号変更。

1953年2月

株式公開。(大阪店頭で売買)

1953年3月

九州工場を新設。

1954年3月

大阪証券取引所に株式上場。

1957年3月

アイスクリームの製造販売を開始。

1958年1月

江崎グリコ株式会社に商号変更。

1958年2月

チョコレートの製造販売を開始。

1960年4月

チューインガムの製造販売を開始。

1960年9月

カレーの製造販売を開始。

1961年5月

東京証券取引所に株式上場。

1966年10月

乳業子会社7社を合併、グリコ協同乳業㈱とする。

1967年10月

グリコ千葉アイスクリーム㈱設立。(アイスクリームの製造)

1968年10月

グリコ兵庫アイスクリーム㈱設立。(アイスクリームの製造)

1970年4月

合弁会社Thai Glico Co.,Ltd.(タイ)設立。(菓子・食料品の製造販売)

1970年8月

グリコ仙台アイスクリーム㈱設立。(アイスクリームの製造)

1975年6月

鳥取グリコ㈱設立。(菓子の製造)

1979年9月

三重グリコ㈱設立。(アイスクリームの製造)

1980年2月

当社創業者取締役会長江崎利一逝去。

1982年3月

ジェネラルビスケット社(フランス)と合弁会社Generale Biscuit Glico France S.A.(フランス)設立。(ポッキーチョコレート『現地名“ミカド”』の製造販売を開始)

1982年4月

グリコ栄養食品㈱の株式取得、子会社とする。(食料品・食肉製品の製造販売)

1984年11月

1986年7月

神戸グリコ㈱設立。(2013年4月関西グリコ㈱に社名変更、菓子の製造)

グリコ商事㈱設立。(1996年11月江栄商事㈱に社名変更、不動産の管理他)

1988年6月

㈱京冷設立。(1996年10月関西フローズン㈱に社名変更、アイスクリームの販売)

1991年8月

茨城グリコ㈱設立。(アイスクリームの製造)

1995年9月

日中合資会社 上海格力高日清食品有限公司に経営参加。(菓子・食料品の製造販売)

1998年5月

上海格力高日清食品有限公司の持分追加取得により子会社にするとともに上海格力高食品有限公司に社名変更。

1999年8月

江崎格力高食品(上海)有限公司設立。(2001年、上海格力高食品有限公司と合併し、上海江崎格力高食品有限公司に社名変更)

1999年10月

江栄情報システム㈱設立。(情報システムの保守・開発)

2001年1月

グリコ仙台アイスクリーム㈱を仙台グリコ㈱に社名変更。(レトルト食品の製造)

2001年10月

アイクレオ㈱の株式取得、子会社とする。(乳幼児用粉ミルクの製造販売)

2003年2月

Ezaki Glico USA Corporation設立。(菓子・食品等の販売)

2006年11月

2011年1月

上海江崎格力高南奉食品有限公司設立。(菓子の製造)

関東グリコ㈱設立。(菓子の製造)

2011年9月

Haitai Confectionery & Foods Co.,Ltd.(韓国)と合弁会社Glico-Haitai Co.,Ltd.(韓国)設立。(菓子の製造販売)

2012年4月

グリコ栄養食品㈱の食品原料事業部を会社分割して、同社名の新会社を設立。(食品原料の製造販売)

2013年4月

グリコ乳業㈱の自社5工場所在地に、東京グリコ乳業㈱、那須グリコ乳業㈱、岐阜グリコ乳業㈱、広島グリコ乳業㈱、佐賀グリコ乳業㈱を設立。(牛乳・乳製品の製造)

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第一部への単独上場となる。

2013年9月

WINGSグループ(インドネシア)と合弁会社PT.Glico-Wings(インドネシア)を設立。(アイスクリームの製造販売)

2014年2月

PT Glico Indonesiaを設立。(菓子の販売)

2015年6月

Glico Frozen(Thailand)Co.,Ltd.を設立。(アイスクリームの販売)

2015年10月

2016年4月

グリコ乳業㈱を吸収合併。

正直屋乳販㈱の株式取得、子会社とする。(アイスクリームの販売)

2016年6月

新設分割により、グリコチャネルクリエイト㈱を設立。

2017年3月

Glico Malaysia Sdn.Bhd.を設立。(菓子の販売)

2017年6月

Glico Asia Pacific Pte. Ltd.を設立。(ASEAN各拠点の事業統括等)

2017年11月

Glico Canada Corporationの株式取得、子会社とする。(菓子の販売)

2018年2月

TCHO Ventures,Inc.の株式取得、子会社とする。(菓子の製造販売)

2018年12月

Glico North America Holdings,Inc.を設立。(米国2社の持株会社)

2019年1月

アイクレオ㈱の製造部門を除く部門の事業に関する権利義務を会社分割により当社が承継。アイクレオ㈱はグリコアイクレオ㈱に社名変更。

2019年1月

Glico Philippines,Inc.を設立。(菓子の販売)

2019年3月

Ezaki Glico Vietnam Co.,Ltd.を設立。(菓子の販売)

2019年6月

決算期を3月31日から12月31日に変更。

2020年2月

格力高台湾股份有限公司を設立。(菓子等の販売)

2020年2月

グリコ栄養食品㈱の基礎研究事業に関する権利義務を会社分割により当社が承継。

2020年3月

PT Glico Manufacturing Indonesiaを設立。(菓子等の製造、自社生産品の販売)

2020年4月

グリコマニュファクチャリングジャパン㈱を設立。(菓子、食品、冷菓、牛乳・乳製品の製造販売)

2020年7月

連結製造子会社14社の事業をグリコマニュファクチャリングジャパン㈱が吸収合併により承継。

2021年10月

上海江崎格力高閔発食品有限公司を設立。(菓子等の製造)

2021年12月

Glico Frozen(Thailand)Co.,Ltd.の全事業をThai Glico Co.,Ltd.が事業譲渡により承継。

2022年2月

創立100周年を迎える。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

事業内容

江崎グリコは、食料品製造業を主軸に展開する企業で、子会社26社及び関連会社3社を含むグループ体制を敷いています。事業セグメントは、菓子・食品部門、冷菓部門、乳業部門、食品原料部門、海外部門、その他の6つに大別されます。

菓子・食品部門では、チョコレート、ビスケット、カレールウ、レトルト食品などの製造販売を行っており、グリコマニュファクチャリングジャパン㈱が主要な連結子会社です。冷菓部門は、アイスクリーム等の製造販売を担当し、グリコマニュファクチャリングジャパン㈱、関西フローズン㈱、東北フローズン㈱が関連会社に名を連ねます。

乳業部門では、乳製品、洋生菓子、乳幼児用ミルク等の製造販売を手掛け、グリコマニュファクチャリングジャパン㈱がこのセグメントに属します。食品原料部門は、小麦たん白、澱粉、色素等の製造販売を行い、グリコ栄養食品㈱や中部グリコ栄食㈱がその一翼を担います。

海外部門は、菓子や冷菓の製造販売を海外で展開しており、上海江崎格力高食品有限公司やGlico Asia Pacific Pte. Ltd.など、複数の海外法人が含まれます。その他のセグメントでは、健康関連商品の製造販売、オフィスグリコ、情報システムの保守・開発などを行っており、グリコチャネルクリエイト㈱や江栄情報システム㈱が関連会社です。

これらの事業を通じて、江崎グリコは食品業界における多角的な事業展開を実現しています。

経営方針

江崎グリコは、創業の精神に基づき、「事業を通じて社会に貢献し、より多くの人々の健康な毎日を実現すること」を追求しています。同社は、未病・予防の領域に着目し、科学的根拠に基づいた栄養摂取が容易な食品の開発に注力してきました。2022年には100周年を迎え、新たな企業の存在意義とビジョンを定め、「おいしさと健康」を提供し続けることを目指しています。

同社グループは、利益と資金の継続的な増加を目指し、国内外での売上高及び営業利益の向上を目標に掲げています。経営環境の変化に柔軟に対応しながら、お客様や生活者との接点強化を通じて、事業成長の機会を追求しています。

中長期的な成長戦略として、お客様起点のバリューチェーン構築による新たな市場の創造と拡大、持続可能な企業活動の推進を重要な要素としています。注力領域である健康事業の拡大に向け、発育・栄養の最適化、成長の支援、運動能力の強化、脳機能の向上、ヘルシーエイジングの5つの領域に経営資源を集中。さらに、デジタル戦略の推進や中国・東南アジア・北米における事業成長の加速を図ります。

また、持続可能な企業活動の一環として、「Glicoグループ環境ビジョン2050」の達成を目指し、人財育成やダイバーシティ&インクルージョンの推進、健康経営の推進にも力を入れています。これらの取り組みを通じて、江崎グリコは多様なステークホルダーと共存し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。