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ソーバルJP:2186
沿革
1983年1月 |
電子計算機販売及びソフトウエア開発等を目的に、資本金2百万円にて当社前身である美和産業株式会社を、東京都渋谷区渋谷三丁目8番7号において設立 |
1984年2月 |
本社を東京都葛飾区柴又六丁目13番1号に移転 |
1985年7月 |
本社を東京都新宿区高田馬場三丁目1番5号に移転 |
1986年8月 |
本社を東京都新宿区高田馬場二丁目14番5号に移転 |
1988年3月 |
キヤノン株式会社との開発受託取引が開始 |
1989年6月 |
美和産業株式会社からトオタス株式会社に商号変更 |
1990年4月 |
本社を東京都豊島区池袋三丁目1番2号に移転 |
1991年11月 |
開発部門と評価部門の分離を目的に、当社100%出資の子会社として評価業務を専門に取り扱うトオタス株式会社(当社と別会社)を資本金10百万円にて設立 |
1991年11月 |
キヤノン株式会社グループ企業以外の取引先への対応を目的として評価業務を専門に取り扱うトオタス情報システム株式会社を資本金10百万円にて設立 |
1994年12月 |
本社を東京都大田区下丸子三丁目25番14号に移転 |
1998年10月 |
子会社であるトオタス株式会社及びトオタス情報システム株式会社を業務一本化のため解散 |
2004年4月 |
経営効率と業務執行のスピード化を目的として、執行役員制度を導入 |
2004年12月 |
当社の持株会社である東海テック株式会社吸収合併 |
2005年2月 |
RFID開発センターの前身となるコアテクノロジー研究開発センターを立上げ、RFIDの本格的研究を開始 |
2005年2月 |
障がい者雇用を目的として、デザフト株式会社を資本金10百万円にて設立 |
2005年3月 |
トオタス株式会社をソフトイングローバル株式会社に商号変更 |
2006年3月 |
ソフトイングローバル株式会社をソーバル株式会社に商号変更 |
2007年2月 |
子会社デザフト株式会社を体制の一本化のため解散 |
2008年12月 |
ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2011年3月 |
業務範囲の拡大を目的として、株式会社コアード(資本金20百万円)の株式を取得し、当社の連結子会社化 |
2012年9月 |
業務範囲の拡大を目的として、株式会社MCTEC(資本金78百万円)の株式を取得し、当社の連結子会社化 |
2013年7月 |
株式会社大阪証券取引所と株式会社東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
2014年6月 |
本社を東京都品川区北品川五丁目9番11号に移転 |
2015年3月 |
RFID事業を譲渡 |
2015年5月 |
業務範囲の拡大を目的として、アンドールシステムサポート株式会社(資本金99百万円)の株式を取得し、当社の連結子会社化 |
2016年5月 |
株式会社MCTECを吸収合併 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場再編に伴い、当社株式をJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行 |
2022年8月 |
品質評価事業を株式会社AGESTに承継 |
事業内容
ソーバルは、自社および連結子会社2社で構成されるグループ企業であり、エンジニアリング事業を主軸に展開しています。この事業は、ファームウェア、ソフトウェア、およびハードウェアの開発及び評価に関するサービスを提供することに特化しています。ソーバルは主にデジタル製品メーカーを支援し、開発段階での不具合や仕様誤りの評価・検証、生産前製品の品質評価など、幅広いサービスを提供しています。また、精密機器や電子機器メーカーに対しても技術支援サービスを行っています。
ファームウェアは、ハードウェアを動かすための専用ソフトウェアであり、開発過程ではソフトウェアとして扱われますが、完成後はハードウェアの一部として認識されることが一般的です。ソーバルは、このファームウェアの開発において、組込みソフトウェアとしての高い市場認知度と特殊な技術知識を有しています。
同社は、デジタル製品のアプリケーションツールやドライバの開発だけでなく、業務系及びWeb系アプリケーションの開発にも携わっています。ハードウェアの領域では、LSIやDSPの設計・開発、周辺回路設計などを手掛けています。
さらに、ソーバルは組込みソフトウェア開発で培った技術基盤を活かし、製品開発コスト管理支援、組込みシステム設計支援、SoC設計支援、ソフトウェア製品化支援、基板装置試作・量産支援など、多岐にわたるコンサルテーションサービスを提供しています。これらのサービスは、デジタル製品の高性能化・高機能化に貢献しています。
経営方針
ソーバルは、技術力と人材を核とした成長戦略を推進しています。同社は「技術で社会に貢献する」という基本理念のもと、企業にとって最大の資源は人材であるとの考えを持ち、人を根幹に据えた事業戦略を進めています。高い意識と技術を持つ人材が働く環境を重視し、仕事とプライベートのバランスを大切にする社風を構築しています。これにより、優れた人材集団を形成し、顧客からの高い評価を得ています。
同社は、顧客満足度の向上、技術力や利益の向上を目指し、社会貢献と企業価値の最大化を目標に掲げています。そのために、人への投資(教育・研修)と技術力の向上が必要であるとしています。また、経営指標として、売上高の増加と適正な利益の確保を目標にしています。
経営環境としては、新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格の高騰、地政学的リスクなどが挙げられますが、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進など、ITによる現状打破への期待もあります。このような環境下で、ソーバルは新事業領域の開拓、優秀な人材の確保及び育成、業務効率化による利益率向上を重要課題として取り組んでいます。特に、AI関連事業の領域拡大や、エンジニアの採用と育成、プロジェクト管理スキルの向上による業務効率化を進めています。
これらの戦略は、同社が提供するエンジニアリング事業の強化と、デジタル製品の高性能化・高機能化への貢献につながっています。ソーバルは、技術と人材を軸に、持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。