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アルトナー (2163) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
アルトナーは、設計技術者の派遣に特化した人材サービス会社です。同社は主力の技術者派遣事業と請負・受託事業を通じて、ソフトウェア開発、電気・電子回路設計、機械設計などの専門技術を提供しています。現在、宇都宮・横浜・浜松・名古屋・大阪の5拠点で事業を展開しており、顧客企業の設計開発部門を技術面で支援する役割を担っています。
同社の収益構造は、主に派遣契約による人材派遣サービスが中心となっています。派遣契約では、同社が雇用する設計技術者を顧客企業に派遣し、派遣先企業の指揮命令下で業務を行う形態を取っています。一方、請負契約では顧客企業から設計開発業務を受託し、同社が責任を持って成果物を納品する仕組みです。
事業セグメントとしては、技術者派遣事業、請負・受託事業、その他事業の3つに分かれています。技術分野では、IoT機器の組み込みソフトウェアやネットワークシステムのアプリケーション開発、回路基板設計や信頼性評価、2D・3D CADを使った機械設計などの専門領域をカバーしています。同社グループは本体と連結子会社2社で構成され、これらの技術領域で幅広いサービスを提供しています。
経営方針
アルトナーは「エンジニアサポートカンパニー」という経営理念のもと、中期経営計画「Make Value for 2025 to 2029」を掲げ、持続的成長と次世代成長のための基盤構築を目指しています。同社の主力事業である技術者派遣において、技術者の付加価値向上と高水準の稼働率維持を通じて事業運営の効率化を図り、営業利益率を重要な経営指標として位置付けています。事業拡大の基盤となる採用・教育・営業・サポートのサイクル強化を通じて、持続可能な成長モデルの確立を進めています。
重点投資分野では、カーボンニュートラル対応を中核としたハイエンド領域への人員配置拡大を戦略の柱に据えています。同社は請負・受託プロジェクトでのOJT活用により技術者の業務レベル向上を図り、成長分野・高付加価値分野への戦略的配属を推進しています。特に自動車関連メーカーと半導体製造装置メーカーを戦略重点顧客と位置付け、政府の成長戦略における重点分野への投資拡大を受けて、これらの顧客からの旺盛な技術者要請に応える体制を整備しています。
人財活用戦略では、事業環境の変化に対応するため戦略的な請負・受託シフトを進めるとともに、シニア・女性・外国人労働者といった多様な人財の積極活用を図っています。新卒採用とキャリア採用の最適化により質の高い人財確保に努め、協力会社の組織化による事業基盤の拡大も推進しています。営業面では新規開拓営業力の強化とWeb会議ツールの活用により、顧客ニーズに応じたチーム派遣や請負・受託の編成提案を通じて取引条件の向上を追求しています。
新たな事業機会の創出に向けて、同社はM&Aやアライアンスを活用した総合技術サービス会社への進化を模索しています。技術者の定着率向上のため、オンライン面談やメンタルヘルスケアによるサポート体制を充実させ、一般・社外実務・基礎・応用・キャリア研修の体系的な実施により技術者のスキルアップを継続的に支援する仕組みを構築しています。これらの取り組みにより、国際情勢の不安定化というリスクを抱えながらも、顧客企業の研究開発投資拡大の恩恵を受けて事業拡大を図る戦略を展開しています。