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ケアネットJP:2150
沿革
1996年7月 |
東京都中央区日本橋蛎殻町に、医療情報提供サービスを目的として株式会社ケアネットを設立。 |
1996年10月 |
本社を東京都千代田区三番町に移転。 |
1997年6月 |
本社を東京都新宿区矢来町に移転。 |
1998年4月 |
郵政省(現 総務省に統合)より委託放送業務の認定を受ける。 |
1998年7月 |
SKY PerfecTV!にて「ケアネットTV・メディカルCh.®」を開局。 |
1998年12月 |
通商産業省(現 経済産業省)先進的情報システム開発実証事業の一環として、横浜市における医療連携プロジェクトを開始。 |
2000年3月 |
東京都港区南青山に、株式移転により当社の完全親会社として株式会社ケアネット・インターナショナルを設立。 |
2000年4月 |
本社を東京都港区南青山に移転。 |
2000年4月 |
医師・医療従事者向け会員制サイト「クラブ・ケアネット(club C@reNet)」をインターネット上に開設。 |
2000年5月 |
当社の親会社株式会社ケアネット・インターナショナルが、東京都港区南青山に、医薬品受発注業務支援サービス提供を目的とする株式会社イー・ファーマを設立。 |
2000年10月 |
インターネットによるマーケティング調査「eリサーチTM」サービス開始。 |
2001年7月 |
株式会社イー・ファーマを当社の100%子会社化。 |
2001年8月 |
本社を東京都文京区本郷に移転。 |
2001年10月 |
病診連携支援システム「連携くん®」発売。 |
2001年10月 |
株式会社イー・ファーマを吸収合併。 |
2001年11月 |
インターネットによる医薬営業支援システム「eディテーリング®」サービス開始。 |
2003年6月 |
総務省へ委託放送業務認定の廃止の届出をし、同省より電気通信役務利用放送の業務の登録を受ける。 |
2003年8月 |
株式会社ケアネット・インターナショナルを吸収合併。 |
2004年7月 |
医師・医療従事者向け会員制サイト「クラブ・ケアネット(club C@reNet)」をリニューアルし、「ケアネット・ドットコム(CareNet.com)」をインターネット上に開設。 |
2004年7月 |
「ケアネットTV・メディカルCh.®」にて放映した番組をDVD化した「ケアネットDVD」を販売開始。 |
2004年12月 |
病診連携支援システム「連携くん®」をシミック株式会社に営業譲渡。 |
2005年3月 |
財団法人日本情報処理開発協会(現 一般財団法人日本情報経済社会推進協会)より“プライバシーマーク”の付与認定を受ける。(認定番号:第10820369号) |
2007年4月 |
東京証券取引所マザーズに上場。 |
2009年2月 |
株式会社葦の会との業務提携を発表。 ケアネット・イノベーション投資事業有限責任組合との資本提携を発表。 |
2009年3月 |
「eディテーリング®」の情報制御機能「MRPlus®ナビゲーション・ボード」に関して国内特許を取得。 |
2010年1月 |
医薬情報提供サービス「eディテーリング®」に関して国内特許を取得。 |
2010年12月 |
本社を東京都千代田区九段南に移転(移転登記は2011年6月)。 |
2011年4月 |
「ケアネットTV・メディカルCh.®」閉局、インターネットによる動画配信サービス「CareNetオンデマンド」開始。 |
2011年8月 |
「CareNetオンデマンド」をリニューアル、開業医向け医療情報・動画サイト「医楽座」としてサービス開始。 |
2012年1月 |
薬剤師向けeラーニングサービス「ProファーマCH」、サービス開始後10日で申込件数2,000件突破。 |
2012年8月 |
「eコミュニケーション大賞」を株式会社日経BP社と共同で創設。複数メディアで連携し、医療系のネット広告・プロモーションの優秀事例を紹介。 |
2013年7月 |
「医楽座」をリニューアル、開業医向け医療情報・動画サイト「CareNeTV」としてサービス開始。 |
2013年7月 |
「CareNet CAREER(ケアネットキャリア)」がグランドオープン。 |
2014年10月 |
Indegene Lifesystems Pvt.Ltd.,との業務提携を発表。 |
2014年12月 |
株式会社マクロミルと合弁会社「株式会社マクロミルケアネット」を設立。 |
2015年5月 |
世界最大級の医療情報サイト「Medscape」を運営するWebMD社との業務提携を発表。 |
2018年9月 |
サンバイオ株式会社との資本業務提携を発表。 |
2020年4月 |
株式会社フェーズワンより医療動画コンテンツ配信サイト「がん@魅せ技」事業を譲受。 |
2020年11月 |
東京海上ホールディングス株式会社との資本業務提携を発表。 |
2021年2月 |
株式会社アドメディカを買収、連結子会社化を発表。 |
2022年8月 |
YMGサポート株式会社を買収、連結子会社化を発表。 |
2022年10月 |
コアヒューマン株式会社を買収、連結子会社化を発表。 |
2022年12月 |
クレイス株式会社を買収、連結子会社化を発表。 |
事業内容
ケアネット株式会社とその子会社8社から成るケアネットグループは、製薬企業向けの医薬DX事業と医師・医療従事者向けのメディカルプラットフォーム事業を主軸に展開しています。同社グループは、医師や医療従事者に向けた教育コンテンツを無料で提供するウェブサイト「CareNet.com」を運営し、20万9千人の医師が会員登録しています。このプラットフォームを通じて、製薬企業に対して医薬品の営業・適正普及活動を支援するサービスを提供しています。
医薬DX事業では、製薬企業の生産性向上を目指し、インターネットを介して医師に情報を提供するサービスを展開。具体的には、「MRPlus®」では、製薬企業の医薬情報を医師会員や製薬企業が指名する医師に配信し、視聴後のフィードバックを提供するサービス、「スポンサードWebコンテンツ制作」では、医師・医療従事者向け会員制サイトを通じて製薬企業の情報を提供し、「Web講演会」では、製薬企業が主催する講演をライブ配信するサービスを提供しています。
メディカルプラットフォーム事業では、「CareNETV」や「ケアネットDVD」を通じて医療教育コンテンツを有料で提供し、医師のキャリア支援サービスも手がけています。「ケアネット・ドットコム(CareNet.com)」では、医療ニュースや患者説明用スライド、特集記事など、医師・医療従事者向けに多岐にわたる情報を無償で提供しており、医療界の最新情報や知識の普及に貢献しています。
経営方針
ケアネット株式会社は、医療・医薬分野に特化したデジタルトランスフォーメーション(DX)事業とメディカルプラットフォーム事業を展開しています。同社は、医師や医療従事者に向けた教育コンテンツを提供するウェブサイト「CareNet.com」を運営し、20万9千人の医師が会員登録していることを強みとしています。このプラットフォームを通じて、製薬企業に対して医薬品の営業・適正普及活動を支援するサービスを提供しており、医師会員数の増加と収益性の高い医薬DX事業の売上高を伸ばすことを目指しています。
中期経営計画では、新たな市場において顧客の獲得を図り、環境に合わせたサービス・事業の開発を続けることが重要であるとしています。また、製薬企業の営業環境が厳しい中、新薬の研究開発や営業・適正普及活動において生産性向上を求めるニーズに応えるため、営業体制や運用体制の整備、費用対効果の高いサービスの開発に取り組んでいます。
さらに、医療分野を取り巻く環境の変化に対応するため、AIやビッグデータの活用を進め、競争力のある新事業の開発に注力しています。特に、製薬会社のDX化に対応した新しい医薬DX事業モデルの開発が中長期の成長に不可欠であり、企業買収や戦略的提携、資本参加を通じて事業ポートフォリオを拡げていく方針です。
ケアネットは、医師会員との関係性強化、既存事業の収益基盤強化、新規事業の開発、管理体制の強化、企画・制作体制の強化を優先的に対処すべき課題として挙げており、これらの取り組みを通じて、医療・医薬分野におけるリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにしていく戦略を推進しています。