クルーズJP:2138

時価総額
¥73.2億
PER
-31.7倍
ITアウトソーシング事業ではシステムエンジニアリングサービスを提供し、EC事業では『ZOZOTOWN』内でファッションセレクトショップを運営。

事業内容

クルーズは、純粋持株会社として、22の連結子会社と2つの持分法適用関連会社を持ち、ITアウトソーシングやEC領域を中心に10以上のサービスを展開しています。特に、IT人材業界におけるエンジニア不足を解決するシステムエンジニアリングサービス(SES)事業を主軸としています。

クルーズのITアウトソーシング事業は、496株式会社を通じて展開されており、システムエンジニアリングサービスを中心に、人材とITの融合を図っています。この事業は、IT人材の不足という市場課題に対応するための重要な柱となっています。

EC事業では、Ada株式会社が『ZOZOTOWN』内でファッションセレクトショップを運営しています。ここでは、オリジナル商品と他社の優良ブランド商品を厳選して提供しています。ただし、SHOPLIST事業からは2025年2月28日に撤退しています。

GameFi事業は、Studio Z株式会社とCROOZ Blockchain Lab株式会社が担当し、スマートフォンを利用したゲームや関連する受託開発を行っていました。しかし、この事業からは2025年6月2日に撤退を完了しています。

クルーズは、特定上場会社としてインサイダー取引規制の重要事実の軽微基準を連結ベースの数値で判断しています。これにより、規制に対する適切な対応を行っています。

経営方針

クルーズは、売上高と営業利益の最大化を目指し、ITアウトソーシング事業を中心に成長戦略を推進しています。特に、エンジニア不足という市場課題に対応するシステムエンジニアリングサービス(SES)事業を主力とし、稼働エンジニア数の増加を図ることで事業拡大を目指しています。

同社は、ITアウトソーシング事業の中で、エンジニアの新規採用数と離職率を重要指標とし、これらを改善することで売上高と営業利益の拡大を追求しています。また、介護福祉人材サービス事業などの他の人材関連事業にも経営資源を集中し、さらなる業績向上を図っています。

クルーズは、エンジニアの採用力強化と採用手法の拡充を優先課題とし、年間300名以上のエンジニアを採用する体制を整えています。新たな採用手法の導入や広告運用の最適化を通じて、採用活動の効率と質を高めることに注力しています。

エンジニアの定着を図るため、希望するスキルの獲得機会や高水準の報酬、柔軟な働き方を提供しています。営業部門の提案力・交渉力を強化し、エンジニアと顧客の双方に満足度の高いアサインメントを実現することを目指しています。

法令遵守と契約リスクへの対応も重要視しており、コンプライアンス研修や契約審査体制の強化を通じて、法令遵守の徹底とリスクマネジメントの高度化を図っています。内部統制とコーポレート・ガバナンス体制の充実も進め、持続的な成長を支える基盤を整えています。