ウェルネオシュガーJP:2117

時価総額
¥771.9億
PER
15.3倍
ウェルネオシュガー㈱は、砂糖や健康食品の製造販売、フィットネスクラブ運営、冷蔵倉庫業務など多岐にわたる事業を展開。

沿革

年次

沿革

2011年5月

日新製糖株式会社および新光製糖株式会社(以下「両社」といいます。)は、両社間で経営統合に関する覚書締結ならびに共同持株会社設立のための株式移転計画書作成

6月

両社の定時株主総会において、株式移転の方法により日新製糖ホールディングス株式会社(以下「当社」といいます。)を設立し両社がその完全子会社となることについて承認決議

10月

当社設立(東京証券取引所市場第二部に株式上場)

2012年3月

2013年4月

2014年7月

9月

2015年1月

3月

4月

11月

2017年10月

2019年2月

10月

2020年4月

2022年4月

6月

9月

10月

11月

12月

2023年1月

2013年4月1日をもって両社と吸収合併することを決議し合併契約締結

2013年4月1日付で当社は両社を吸収合併し、商号を日新製糖株式会社に変更

2015年4月1日付で当社を存続会社とし、日新カップ株式会社(連結子会社)を吸収合併することを決議し合併契約締結

2015年1月29日付で余暇開発本部に属する健康産業事業を会社分割によって新設会社(株式会社

ドゥ・スポーツプラザ)に承継することを決議

本新設分割後、当該新設会社は、2015年3月1日付で当社の連結子会社日新余暇開発株式会社を吸収合併することを決議

株式会社ドゥ・スポーツプラザ(連結子会社)設立

株式会社ドゥ・スポーツプラザは日新余暇開発株式会社を吸収合併

日新カップ株式会社を吸収合併

東京証券取引所市場第一部に指定

ツキオカフィルム製薬株式会社(連結子会社)の発行済株式総数の80%を取得(2018年12月に株式を追加取得し完全子会社化)

株式会社エヌエーシーシステム(連結子会社)の発行済株式総数の100%を取得

王子製糖株式会社の砂糖事業を会社分割により承継

株式会社ドゥ・スポーツプラザは株式会社エヌエーシーシステムを吸収合併し、商号を株式会社日新ウエルネス(連結子会社)に変更

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、同取引所の市場第一部からプライム市場へ移行

伊藤忠製糖株式会社と経営統合に関する基本合意書締結

伊藤忠製糖株式会社と経営統合契約および株式交換契約締結

日新製糖分割準備株式会社(連結子会社)設立

日新製糖分割準備株式会社と吸収分割契約締結

臨時株主総会において、伊藤忠製糖株式会社との株式交換契約、および日新製糖分割準備株式会社との吸収分割契約について承認決議

当社を株式交換完全親会社とし、伊藤忠製糖株式会社を株式交換完全子会社とする株式交換を実施するとともに、吸収分割により当社のグループ経営管理事業等を除く全ての事業を日新製糖分割準備株式会社に承継し、持株会社体制へ移行

当社の商号をウェルネオシュガー株式会社に、日新製糖分割準備株式会社の商号を日新製糖株式会社(連結子会社)にそれぞれ変更

事業内容

ウェルネオシュガー株式会社は、2023年1月1日の経営統合を経て、子会社11社および関連会社9社を含むグループ企業体として展開しています。同社グループは、砂糖その他食品事業、健康産業事業、倉庫事業の3つの主要セグメントで事業を展開しています。

砂糖その他食品事業では、砂糖および糖類、健康食品、サプリメント、食用純金箔、可食フィルム、その他の食品、食品添加物、医薬品原料、医薬部外品の製造、加工、仕入れ、販売を行っています。このセグメントには、日新製糖株式会社や伊藤忠製糖株式会社など、複数の子会社が関与しており、砂糖および糖類の製造販売から、精製糖の製造販売、砂糖等の加工包装、設備の点検保全管理運送代行業務、箔押事業・食用純金箔事業およびフィルム事業など、幅広い事業を展開しています。

健康産業事業では、総合フィットネスクラブ、女性専用のホットヨガ&コラーゲンスタジオ、コンパクトジムなど、健康とフィットネスに関連する施設の運営を行っています。この事業は、株式会社日新ウエルネスが担当しています。

倉庫事業では、冷蔵倉庫を保有し、保管・荷役・港湾運送業務を提供しています。このセグメントは、ニューポート産業株式会社が主体となって運営しており、物流と保管に関するサービスを提供しています。

ウェルネオシュガー株式会社グループは、これらの事業を通じて、食品から健康、物流まで、多岐にわたるニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

ウェルネオシュガー株式会社は、糖の可能性を追求し、社会の"Well-being"(幸せ・健康)の実現を目指すという経営理念のもと、挑戦、多様性、持続可能性という価値観を核として事業活動を展開しています。同社は、中長期的な成長戦略として、「Sugar軸」と「Food&Wellness軸」の二つの柱を設定し、それぞれの分野での収益性の向上と基盤の拡充を図りながら、新たな成長領域への積極的な投資を進めています。

「Sugar軸」では、安全・安心な砂糖の安定供給を最優先に、環境・社会に配慮した供給体制の維持と、経営統合によるシナジー効果の早期発揮を目指しています。これにより、生産から販売までの最適化や高付加価値品販売の推進を通じて、業績の向上を図ります。

一方、「Food&Wellness軸」では、機能性素材分野を重点領域と位置づけ、新設された「ネオ機能性素材部」を通じて、腸内環境の改善に資する機能性甘味料素材の販売拡大や、産学連携の研究開発を進めています。また、健康産業事業では、店舗の業態変更やDX推進を通じて収益力の改善に努めるとともに、新型コロナウイルスの影響下でも、お客様の健康維持増進に貢献するサービスの提供を目指しています。

さらに、サステナビリティの推進にも注力し、サステナビリティ推進委員会を中心に、人権方針やCSR調達方針に沿った事業活動を展開しています。これらの取り組みを通じて、ウェルネオシュガー株式会社は、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。