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フジ日本精糖JP:2114
沿革
1949年7月 |
資本金15,000千円にて、輸入粗糖を原料とする精製糖製造、販売を目的として、横浜市保土ヶ谷区川辺町1番地に設立。 |
1949年10月 |
日産能力50屯にて操業開始。 |
1951年9月 |
販売総代理店協立食品株式会社を設立(現・連結子会社)。 |
1953年2月 |
本社を東京都中央区日本橋茅場町一丁目6番地に移転。 |
1954年7月 |
株式を東京店頭市場に公開。 |
1955年1月 |
フジ製糖株式会社と共同出資により、マ・マーマカロニ株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)。 |
1961年10月 |
株式を東京証券取引所市場第2部に上場。 |
1964年10月 |
輸入粗糖の自由化に伴い、販売代理店を協立食品株式会社より、日商岩井株式会社及びニチメン株式会社(現・双日株式会社)、野崎産業株式会社、兼松株式会社に移し、 |
1974年9月 |
地下1階地上8階建の本社ビル竣工。 |
1987年9月 |
新規事業展開のためTibaldi Small Goods (Australasia) Pty., Ltd.及び日本ティバルディ株式会社を設立。 |
1988年2月 |
決算期を11月30日から3月31日に変更。 |
2001年6月 |
塩水港精糖株式会社及び東洋精糖株式会社と業務提携し、両社の共同生産会社である |
2001年9月 |
横浜工場における精製糖の生産中止。 |
2001年10月 |
フジ製糖株式会社と合併し、資本金を1,524,460千円に増資、商号をフジ日本精糖株式会社に変更。 |
2001年10月 |
太平洋製糖株式会社において精製糖の共同生産開始。 |
2004年3月 |
清水工場における精製糖(液糖を除く)の生産停止。 |
2005年10月 |
Tibaldi Small Goods (Australasia) Pty., Ltd.の株式を売却。 |
2006年3月 |
日本ティバルディ株式会社を清算。 |
2008年5月 |
ユニテックフーズ株式会社の株式を取得(現・連結子会社)。 |
2012年6月 |
Bangkog Inter Food Co.,Ltd.及びThai Fermentation Industry Co.,Ltd.との共同出資により、Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.を設立(現・連結子会社)。 |
2016年2月 |
DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式を追加取得し子会社化。 |
2016年12月 |
Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.の株式を追加取得し完全子会社化。 |
2020年9月 |
本社を東京都中央区日本橋兜町6番7号に移転。 |
2021年9月 |
株式会社Tastableを設立(現・連結子会社)。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。 |
2022年12月 |
DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式を一部売却(現・持分法適用関連会社)。 |
事業内容
フジ日本精糖は、精糖、機能性素材、不動産、およびその他食品の4つの主要な事業セグメントを展開しています。精糖事業では、精製糖や砂糖関連製品の製造販売を行っており、南栄糖業株式会社や太平洋製糖株式会社などの関連会社を通じて、粗糖の生産や精製糖の製造を手掛けています。また、協立食品株式会社は、フジ日本精糖が製造した製品の販売や国産原料糖の仕入れを行っています。
機能性素材事業では、食品添加物の製造加工販売や、機能性食品素材「イヌリン」の製造販売を行っています。このセグメントでは、果汁や香料などの機能性食品素材の仕入販売、天然添加物素材の仕入販売、機能性食品のブレンド製造販売、プラントベーストミートの製造販売などを手掛けています。また、切花活力剤「キープ・フラワー」の製造販売も行っています。
不動産事業では、フジ日本精糖が所有する土地建物の賃貸やその他不動産関連事業を展開しています。
その他食品事業では、タイ国においてパンなどの食品販売を行っており、FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.やDAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.がこのセグメントに含まれます。
これらの事業を通じて、フジ日本精糖は多岐にわたる製品とサービスを提供し、幅広い顧客ニーズに応えています。
経営方針
フジ日本精糖は、精糖、機能性素材、不動産、およびその他食品の4つの主要事業を展開しており、その成長戦略においては、収益力の向上、事業の多角化、海外展開への挑戦、企業ガバナンスの強化と社内体制の充実、人材の育成・確保を重点領域としています。同社は、精糖事業と不動産事業を中核に据えつつ、機能性素材事業を中心に非砂糖分野の成長を目指しています。また、連結子会社の業容拡大を促進し、新規事業の発掘にも注力しています。
海外展開においては、タイ子会社を中心に輸出、輸入、三国取引を拡大し、海外事業の成長を加速させる方針です。企業ガバナンスの強化と社内体制の充実に向けては、公正で透明性のある企業活動を推進し、組織や制度の適宜検討対応できる体制を確立することを目指しています。人材育成に関しては、多様化、グローバル化する市場に対応できる人材を教育し、新しい人事評価制度を導入することで、社員一人ひとりの成長を促しています。
経営の効率化による企業価値の向上を目指し、売上高成長率やROE(自己資本利益率)8%以上を重要な経営指標として設定しています。これらの戦略を通じて、フジ日本精糖は、不透明な将来に対し、盤石な財務基盤を維持し、事業環境変化に対する柔軟かつ迅速な対応を図りながら、中期経営計画の実現に向けて努力しています。