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フジ日本JP:2114
事業内容
フジ日本は、精糖、機能性素材、不動産の3つの主要な事業セグメントを展開しています。これらの事業は、フジ日本とその関連会社、連結子会社によって構成されています。
精糖事業では、フジ日本は精製糖や砂糖関連製品の製造販売を行っています。南栄糖業株式会社は鹿児島県で粗糖を生産し、フジ日本はその一部を購入しています。また、太平洋製糖株式会社は、フジ日本を含む同業他社から委託を受けて精製糖を製造しています。
機能性素材事業では、フジ日本は食品添加物の製造加工と販売を行っています。また、連結子会社のFuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.は、機能性食品素材「イヌリン」の製造販売を手がけています。フジ日本商事株式会社は果汁や香料などの機能性食品素材を取り扱っています。
不動産事業では、フジ日本は所有する土地建物の賃貸やその他不動産関連事業を行っています。これにより、安定した収益基盤を築いています。
その他の事業として、フジ日本は切花活力剤「キープ・フラワー」の製造販売を行っています。また、FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.はタイで食品の販売を、DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.はパン類の製造販売を行っています。
経営方針
フジ日本は、「夢のあるたくましい会社」を目指し、健康な生活づくりに貢献することを企業理念としています。この理念のもと、株主や取引先、従業員の満足度を高め、食文化を通じて社会に貢献し、企業価値を向上させることを基本方針としています。
同社は「食を科学し世界をパワフルに!」というパーパスを掲げ、持続可能な生物資源を活用したフードサイエンス技術で新たな価値を創造し、世界中の人々を元気にすることを目指しています。この目的を達成するため、2040年までの長期ビジョン「NEXT VISION 2040」を策定しました。
フジ日本は、長期ビジョンを実現するために、5年ごとに3回転する中期経営計画を策定しています。現在の中期経営計画「CHANGE 2028」は、「攻めへの転換」をスローガンに掲げ、5つの重点テーマを軸に2024年度からスタートしています。
同社は、経常利益を成長の指標とし、ROEやDOE、D/Eレシオを重視しています。これにより、経営の効率性や株主還元、財務の安定性を図り、持続可能な成長を目指しています。
フジ日本は、精糖、機能性素材、不動産の3つの事業を展開しています。精糖事業では、営業体制の強化と品質管理の徹底により、顧客満足度を高め、安定供給を図っています。機能性素材事業では、国内外での販売拡大と新製品開発に注力しています。
不動産事業では、自社所有物件の維持管理を通じて安定収益を確保しています。また、新たに参入したキャッサバでん粉製造販売事業では、タイのパートナー企業と連携し、付加価値商品の開発と販売を進めています。
フジ日本は、各事業の収益力向上を図りつつ、新規事業や新製品の開発、M&Aを通じて企業の活力を高めることを目指しています。特に、海外事業の積極展開により、さらなる成長を追求しています。