- 日本企業
- 高橋カーテンウォール工業
高橋カーテンウォール工業 (1994) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
高橋カーテンウォール工業は、ビル外壁材の設計・製造・施工を主力とする建設業の専門企業です。同社は主にプレキャストコンクリートカーテンウォールという、工場で製造したコンクリート板をビルの外壁に取り付ける技術を提供しています。この技術により、高品質で効率的なビル建設を可能にしています。
同社の事業は大きく分けて3つのセグメントから構成されています。まず主力のPCカーテンウォール事業では、ビル外壁材や建築用コンクリート部材の設計から施工まで一貫して手がけています。次にアクア事業として、ホテルや学校、スポーツ施設のプールなど、水回り施設の企画・設計・施工を展開しています。
さらに同社グループは、連結子会社のタカハシテクノを通じて不動産賃貸事業も運営しています。また中国に設計委託先の子会社を持つなど、国際的な事業展開も行っており、建設業界における多角的なサービス提供体制を構築しています。
経営方針
高橋カーテンウォール工業は、長期的な供給力不足を見据えた成長戦略を展開しています。同社は通常時に経常利益率10%以上、景気低迷期でも5%以上の収益性確保を目標としており、現在のROIC0.8%をWACC5.5%を上回る水準まで改善することで資本効率の向上を目指しています。人手不足により供給側優位の市場環境が形成される中、同社は安定した財務基盤を活かして競争力を高める方針です。
重点投資分野として、同社は主力のプレキャストコンクリートカーテンウォール事業における人材強化を最優先課題に位置づけています。特にアーキテクチュラルコンクリート技術を活用したデザイン提案力の向上と、CO2削減に寄与する環境性能の向上に注力し、設計事務所やゼネコンのニーズに対応する差別化戦略を推進しています。また、アクア事業でも人材強化を進め、新築からメンテナンスまで長期的な需要に対応できる体制を整備しています。
新市場開拓では、拡大するステンレスプールマーケットの需要取り込みを積極化しており、競合他社の撤退で生まれるメンテナンス案件の獲得や周辺分野への進出による事業領域拡大を計画しています。日射を遮る庇形状のPC版やSDGs対応の壁形式など新製品のPRを強化し、採用面積の増加を通じた売上拡大を目指しています。
技術革新への取り組みでは、CO2削減技術の研究開発を推進するとともに、工場内の展示スペース拡充により顧客の多様なリクエストに対応する体制を構築しています。同社は業界の高齢化が進む中、技術継承と革新の両立を図り、安心して働ける環境整備を通じて優秀な人材の確保・育成に力を入れており、これらの取り組みにより持続的な成長基盤の確立を図っています。