高田工業所JP:1966

時価総額
¥126.4億
PER
8.9倍
プラント事業を中心に、鉄鋼、化学、石油、ガス、電力などの産業設備や水処理、廃棄物処理設備の設計・製作・据付を手がける。

事業内容

高田工業所は、主にプラント事業を展開している企業グループです。同社は、8つの子会社と1つのその他の関係会社で構成されています。プラント事業は、鉄鋼、化学、石油、ガス、電力、原子力、海洋開発、都市開発、自動車、通信、新素材、バイオテクノロジー、エレクトロニクス、ガラス、食品、医薬品、物流など、多岐にわたる産業設備に関する事業を手がけています。

具体的には、これらの産業設備に関する設計、製作、据付、配管、電気、計装、保全・修理事業を行っています。また、水処理や廃棄物処理などの公害防止設備に関する事業も展開しています。これらの事業は、環境保護や効率的な資源利用に貢献しています。

高田工業所の主な子会社には、高田プラント建設、高田サービス、渡部工業、タカダ・コーポレーション・アジア・リミテッド、シンガポール・タカダ・インダストリーズ・プライベート・リミテッド、スリ・タカダ・インダストリーズ(マレーシア)、キクチ・インダストリー(タイランド)などがあります。これらの子会社は、各地域での事業展開を支えています。

経営方針

高田工業所は、2022年度から2026年度までを対象とした「第5次中期経営計画」を策定しています。この計画は、成長する産業分野での拡大と既存事業の維持・拡大を軸に、付加価値と生産性の向上を図ることを目指しています。また、社員一人ひとりが新しい仕事や方法に挑戦し、現有の人員体制で生産と利益の拡大を目指すことも掲げています。

同社の成長戦略は、SDGsへの取り組み、挑戦をリスペクトする組織への変革、設備技術産業のリーダーへの挑戦、新しい事業領域への挑戦の4つの指針に基づいています。これにより、持続可能な開発目標を達成し、組織の変革を推進し、新たな市場での競争力を高めることを目指しています。

高田工業所は、プラント業界における人手不足や原材料価格の高騰といった課題に直面していますが、脱炭素関連設備や半導体関連プラントの建設工事の増加を機に、DXを活用した省人化と効率化を進めています。これにより、安定した品質での技術提供と基盤整備、受注拡大を図っています。

さらに、全社的な業務プロセス改革と経営システムの刷新を進めるため、ERPシステムの導入を予定しています。このシステムは、調達、工程管理、要員管理、施工管理などの各管理システムと連動し、EPCキャパシティー向上を目指す新たな設計ツールの導入も計画されています。これにより、中長期的な企業価値の向上を目指しています。